September 08, 2015

久々に「The Wall」を観た

せっかくブログのアップを再開したので、気まぐれで軽い感じで。

久々に時間が空いた日曜の夕暮れ
ちょっと映画でも見ようとDVDラックを漁る。

前週に息子らが出演したミュージカルで、欧州(革命時代だけど)の裁判シーンがあった。
そこでの群集が被告を責め立てる場面から、この映画を連想してたので久々に見ようかな、と。

Pink Floydのコンセプトアルバム「The Wall」を映像化した作品。
映画のレビューは以前アップしてるので、以下のページ参照で。

「The Wall」

最近、ロジャー・ウォーターズが旧作をリマスターしたりして、雑誌やWebでもよく名前を目にするし、デイブ・ギルモアも新譜出るようだし、フロイド熱が再燃してるか?

で、そのとき居間に居た息子に「裁判シーンがあるし見るか?」と。
映画好きの次男とはいろいろ見に行ったりもするけど、長男と二人で映画ってあんまりなかったなぁ。

息子のミュージカルが、革命時代のイギリスとフランスを描いていた事もあるので、序盤のノルマンディ描写でドーバー海峡に食いついたり。
本編でアニメーションを多用してるので、美術部の息子はそこに食いついたり。

自分自身を振り返ったら、中坊のころはプログレにはまってたから、中3の息子でも難しくは無いかな?
一応最後まで一緒に見てくれた。

音楽的には「Another Brick In The Wall partⅡ」が一番良かったようだ。
やっぱり判りやすいのがいいんね。
アルバム発売当時も、この曲だけ取り上げられてたもんね。
プログレ=トータルコンセプト と頑ななプログレオヤジとしては、ポイントはいっぱいあるけどねぇ。

次は、むりやりヘッドフォンの大音量で「狂気」でも聞かせてやろうか(笑)

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March 01, 2011

Trent Reznor 「The Social Network」

Msns

アカデミー賞での「作品賞」は取り損ねたが、「作曲賞」としてトレント・レズナーがオスカーを手にした。

ノミネートされたほかの作品を観ていないので、比較しての話はできないが、この「ソーシャル・ネットワーク」での世界観と彼の音楽はすごくマッチしていて、しかも私の好みだったので、この受賞はうれしい。

トレント・レズナーはNIN(ナイン・インチ・ネイルズ)のフロントマン。
というか、NINそのもの。
かなり内向的な世界観を、時には暴力的な、時には叙情的なサウンドに載せて作品を作っている。
その発表方法も近年はネット配信を利用して、安価にリスナーに届けるシステムを確立している。
(だからこのアルバムもアマゾンなどで安価で提供されている)

映画「ソーシャル・ネットワーク」のサウンドトラックとして考えるならば、かなりのロックサウンドが挿入歌として使用されていたので、それらを集めたアルバムがあればかなりヒットするだろう。
かつて(80年代かな)の青春映画など、ヒットチャートのベスト盤かと思えるようなサウンドトラックアルバムが多々あった。
(トップ・ガン、フラッシュダンス、フットルースなど)
しかし、「ソーシャル・ネットワーク」のサントラとして世にでているのは、劇中BGMとして流れていたインスト曲のみで構成された本作。
なので、サントラとして聞くよりも、トレント・レズナーが映画のために書き下ろしたソロ作品として楽しむことが出来ると思う。

ピアノ中心の静かな曲と、電子音の洪水のような曲…
癒しであったり、不安を想起させるものであったり…

うん、いい作品だと思いますよ。



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August 16, 2010

映画「イージー・ライダー」

Easy


先日、デニス・ホッパーの訃報を聞いた後、ショッピングセンターの駐車場代を浮かすために何枚かDVDを買う機会があった際に選んだ1枚。
なかなか観る機会がなかったが、仕事はお盆休みで家族は帰省中というのんびりした時間がもらえたんで、昼間から鑑賞。

この映画は20代のころに深夜放送のテレビで見たのが最初だったと思う。
音楽のかっこよさと、バイクのかっこよさは覚えてるけど、ストーリは覚えてない。
ただ衝撃的なラストだけは鮮明に覚えてる。
もっとも、テレビの放映だからあちこちぶつ切りだし、CMも入るし、いい環境じゃない。


今回、DVDでじっくり観る事ができた。
いわゆるアメリカン・ロード・ムービーの典型で、おおっぴらなメッセージ性は控え、旅の意味や目的もおぼろげなまま、出会いとエピソードを旅でつないでいく。
ただ、そのつなぎである旅の風景が半端じゃなく、アメリカの大自然。
そこにサザンロックがばっちりはまる。

私も持ってた印象だけど、イージーライダーというとステッペン・ウルフの「ワイルドで行こう」(Born To Be Wild)で、いきなり全開!って感じだったけど、じつは最初はもっとブルージーな曲で始まり、「ワイルドで行こう」は都会から離れるときのテーマ的扱い。
あとの曲はその自然風景に合わせて、ゆるーい感じが続く。
ただ、そんな中でもジミヘンだけはインパクトが違ってた。
60年代後半では彼はまだ早すぎたんだなとしみじみ…。

と、音楽面でも楽しめるロックな映画だけど、ジャック・ニコルソンと出会ってからの展開は深い意味合いがあふれてくる。
アメリカに突きつけられた”自由”の意味。
この映画には現れないけれど、この時代はベトナム戦争の影響もあった。
人種問題も、この映画の舞台となる南部にはまだまだ根強いものがあった。
若者文化への理解の問題もある。
容姿や台詞の中に現れる「男の長髪」を自由の象徴とし、それを受け入れられない人たちとの埋められない溝。

序盤の田舎では、自由な主人公に対して「大地に根ざす」ことで卑下してる家族と出会うが、主人公はしれを素晴らしいことだと言うし、家族も快く”異端児”である主人公を迎える。
それに対し、後半に現れる、町を作り自分たちを守ろうとする人たちは異端を好まず排他する。
それにとどまらず…とこれはネタバレなんでやめておくが、とにかく自分の”自由(と思っているもの)”を守るためには、それ以外を認めないという極端な姿が。
そして、さらに衝撃のラストへ…


このブログでも何度か話題にしている「アメリカン・ニュー・シネマ」というムーブメント。
反体制の主人公が自由に生きて(あるいは自由を求めて生きて)、しかしながら単純にハッピーエンドでは終わらないという…
「俺たちに明日はない」「明日に向かって撃て」「真夜中のカーボーイ」「いちご白書」「バニシング・ポイント」「ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー」「スケアクロウ」「カッコーの巣の上で」「タクシー・ドライバー」…
ちょうど映画に興味持ち出した小学生のころに終焉を迎えたムーブメントだけど、やたらにかっこよく気になる映画があふれている。
もちろん、この「イージー・ライダー」もその代表作だ。

かつては憧れの象徴として…そしていつしか取り返せない青春の象徴として。
「金を稼ごうとしてるやつに自由はないのさ」
という劇中の台詞そのままに、あくせく働いているうちにあこがれていた自由にそっぽを向いていたんだなと。


中学生のころ、部屋にはこの二人の主人公がハーレーにまたがったモノクロのポスターを貼っていたことを思い出した。
たしかこのアングルのモノクロ版→Easy2


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May 15, 2010

The Rolling Stones 「Stones In The Park」

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もうすっかり放ったらかしで、なかなか再開のきっかけがつかめなかったこのブログ…。
私自身は他にもブログもってたり、SNSでの書き込みがあったりで、ブログから離れてるつもりは無いんだけど、ことこのブログに関してはじっくり取り掛かる時間が持てなかった。

その間、音楽を聴いてないかというと、常にいろいろ聞いてはいるし、新しく発表された音源も入手してレビューしたい思いはあったりする。

などといいわけばっかり書いてても進まないので本題。


先日、用事があって出かけた近所の百貨店に車を停めたので、駐車場代を浮かすために買い物をすることにした。
これはよくある話。
が、これと言って欲しいCDが見当たらない。
海外アーチストものは輸入盤のほうがはるかに安いし、国内ものも最近CDまで買おうと言うアーチストは少ない。
なつかしのアーチストにしても、こういうショップではせいぜいベスト盤かコンピレーション盤くらいしか扱っていない。

映画もめぼしいものはほとんど買い揃えたし…ってんで音楽DVDを物色。
どうせなら最近上映されて見に行き損ねたThe Rolling Stonesの「Shine A Light」を買おうかなと。
監督のマーティン・スコセッシも好きな監督だし、Stonesとの組み合わせは非常にそそるものがある。
しかし、置いてなかった…

で、運命のように手にしたのが「ハイド・パーク・コンサート」
物心ついたときからUK好きの私としては「ハイド・パーク」は憧れの地。
ミック・テイラーのお披露目コンサート。
それにブライアン・ジョーンズ追悼のコンサート(この二日前に彼は他界した)
そして、「オルタモントの悲劇」につながる、69年のフリーコンサート。
私の中でいくつものキーワードがパズルのようにぴたっとつながった。

ライブDVDだと思って見てみると、これはこのフリーコンサートをめぐってのドキュメンタリー。
演奏が途切れ途切れなのは残念だけど、逆にミック・ジャガーのインタビューなどでこのコンサートにかける思いが伝わってくる。

ドキュメントの進行上、曲順もばらばら。
本来のオープニングの追悼詩の朗読から「Love In Vein」への流れはクライマックスとして後半に持っていかれている。

逆に、つかみとして最初に流されたのが「Midnight Rambler」
もうこの曲だけで鳥肌もの。
演奏はひたすらルーズで、ルーズで、ルーズ。
それが良い。

「Satisfaction」にしても、今のライブならみんなでノリノリのナンバーだけど、このころはまだまだ気だるさが表に出ている。
ロックバンドじゃなくブルースバンドなんだと。

インタビューでミックも語っているが、どうしてもBeatlesとの対比が付きまとう。
録音したとおりに演奏することを目指したBeatlesに対して、ライブバンドとして録音時の演奏などお構いなしに、その場のグルーブに任せるStones。
やがてオリジナルどおりに演奏することが出来なくなったからライブをやめたBeatlesに対して、今なお現役でライブを続けるStones。

観客の反応も、演奏を聞かせようとするBeatlesのオーディエンスが演奏そっちのけで歓声(嬌声)で終始するのに対して、Stonesのオーディエンスは演奏に耳を傾け、身体はグルーブに任せて踊っている。
(ラリってるってこともあるけど)

今のイメージからは予想外だったのが、キースはじっと演奏していること。
ミックは今と同じく、このころからアクティブだけど、フライングV(!)をじっと奏でてる(と言っても演奏はルーズだけど)が以外だ。
逆にチャーリーのドラムが思ったより激しかったり…(ビル・ワイマンは今も昔も直立不動)

クライマックスは「Sympathy For The Devil」
アフリカンのパーカッション演奏から始まり、観客との掛け合いも含めて延々と奏でられる演奏。
ヒッピーも、モッズも、ヘルスエンジェルも、鍵十字崇拝者も踊ってる。

フリーコンサートということで、想定される問題に対してヘルスエンジェルと鍵十字ファッションのグループに警備を頼んでいる。
UKではこれが上手くいった。
しかし、USAのヘルスエンジェルは問題を起こし、「オルタモントの悲劇」を生んでしまった。

老獪にしてなおもエネルギッシュなStonesもいいけれど、このころのStonesも最高だ。

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September 13, 2008

映画「バニシング・ポイント」(Vanishing Point)

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この映画の名前は良く知っていた。
上映されたころはまだまだガキだったが、中学生くらいになって自分で映画を見に行くようになったころ、毎月読んでいた映画雑誌(スクリーンやロードショー)で「アメリカン・ニュー・シネマ」というくくりのもがあり、好きな映画はけっこうそのカテゴリーに入っていた。
「明日に向かって撃て」「イージーライダー」「俺たちに明日はない」「スケアクロウ」や、マイナーなところでは「グライド・イン・ブルー」のような、最後は破滅に向かっていくけどその生き様のドラマを見せ付けられる作品たち…そういう映画が、ヴェトナム戦争を背景に「ハッピーエンドにできない」時代の映画たちが「アメリカン・ニュー・シネマ」と呼ばれていた。

で、それらの作品をよくテレビの映画番組で観ていたんだけど、この「バニシング・ポイント」も見ていると思ってた。
しかし、DVDを見つけて買ってみたらどうも記憶と違う。
どうやら昔見ていたのは同じカーアクションでも「バニシング in 60」と言う映画だったようだ。

「バニシング・ポイント」の話に戻ると、この映画はひたすら走り続ける白い「ダッジ・チャレンジャー」が主役。
そしてそれを操る「コワルスキー」(Primal Screramの曲はいい感じでイメージをつかんでる)
物語が進むにつれて、徐々にコワルスキーの人物像が描かれていき、ラジオDJという共感者が出てきたりするが、そんなエッセンスで左右されない「ただ破滅へ走り続ける」のが描かれるだけ。
人物像が分かったところで走りに変化はないし、共感者が居ようが居まいが関係ない。
で、ラストがどうなるか…はネタばれになるので書かない。

70年代ってのはそういうぶちきれた映画が多かったんだろう。
反体制のアウトローという共通性はあれど、描かれ方はそれぞれのアメリカン・ニュー・シネマ。
同じ若者の鬱憤を描いても、UKの「時計仕掛けのオレンジ」や「さらば青春の光」などとは違う感じがある。
主人公が鬱積していても空が明るいのだ。
そこがアメリカたるゆえんか…

劇中歌がラジオから流れるRockということもあるが、その鬱積したエネルギーがRockだ。

カルト度 90%
Vanishing Point DVD


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