December 08, 2009

John Lennon 「Imagine」The Movie

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気がつけばあと1年で、あの日から30年ということになる。
学校から帰り、寝ていた私に友人から電話が入った。
「ニュース聞いたか?」
何のことかわからなかった。
「ジョンが死んだらしい」
そう聞いてもしばらく何のことかわからなかった。

今ならばすぐにネットにつないで情報をあさるところだろう。
しかし、当時はそんな気が利いたものはなかった。
テレビにしてもニュースの時間でもなければやらないだろう。
でもラジオならば…
ジョンの曲がかかってる。
泣きそうな声で繰り返しニュースを告げるDJ。
その時点でも、受け入れていたかどうか、もう覚えていない。

映画「イマジン」は上映されたときに観にいった。
先日、ネットでDVDを何枚か買おうと思ったときに、この作品にもクリックを入れていた。
買ったまま未見でおいてあったが、今日と言う日に観てみることにした。

ジョンや周囲へのインタビューを中心に、合間にライブなどの映像がはさまれていく。
幼い頃の話題のあとに「マザー」
ピアノを少し間違えてぺロッと舌を出すジョン。

前半のBEATLES時代の話や映像は他のプログラムでも結構観た事がある。
キャバーンクラブやBBCプログラム、突然カラーになるシェアスタジアム。
客席の女子は叫ぶ・叫ぶ・叫ぶ…

それに対比するように、白亜の館でピアノ一台で弾き語りを始める「イマジン」…

BEATLES時代、アメリカに上陸したときの映像…熱狂的なファンたち、中には妄信的な男性ファンも。
まるで、数年後の悲劇につながることを暗示するような、狂気をはらんだ熱狂…
自分の人生を歌に重ね、ジョンに出会うことで何かを求める若者。
それに対し、「おれはただの人間だ」と。
そこにかぶるように歌われる「ジェラス・ガイ」…おれはただの嫉妬深い男だ…

再びBEATLES時代のスタジアムライブ。
曲との間には金網がある。
ときどき、その境界を乗り越えて、彼らに近づこうとするファンたち…
ジョンはそんな日常に「HELP!」と叫んでいた。

ちょっとしたジョークが社会現象になる。
マスコミは悪意をもってさらに煽ろうとする。

ヨーコと出会い、どんどんピュアになっていくジョン。
周囲に理解されることより、自分に正直であろうとしているように見えた。

あるインタビューでは白い布をかぶって行った。
「意見を聞いて欲しい、肌の色や髪の長さで判断して欲しくない」と。

BEATLES換算ニュースの後にはさまれる「God」
この歌の中で「I Don't Beleave~」とつづられるものが映像で表現される。
The Dream Is Over


ヨーコとの間の子どもができ、一時リタイヤしていたジョンが創作活動を再開した。
ジョンはヨーコと公園を歩いている。
ファンが声をかける「握手してくれ」と。
金網越しだったが、彼は握手した。
その数日後、ファンの放った銃弾に倒れた。

あぁ、これはジョンの悲しい出来事を再確認するためのドキュメンタリーだったんだと、その瞬間思い出した…

ジョンが生きたのは40年。
いつの間にか、ジョンより永く生きてることに、今気付いた。

「イマジンを白いピアノで演奏したら?」
この映画の最初に提案されたとおり、白い館の白い部屋で白いピアノと共に「イマジン」が歌われる。
その部屋のドアには「This Is Not Here」と書かれていた。

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October 10, 2009

BEATLESを語ると止まらん…

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前回のエントリーからきっちり一ヶ月…
09・09・09 Beatles Day にむけて集中しすぎたのか、その後ぱったりと書く気力が起こりませんでした。
というか、他のブログや行事などに明け暮れていたせいもあるのですけどね。

その間にもいろいろ書こうとは思ってました。
Past Mastersを取り上げて曲単位でもBeatlesコンプリートしようと思ったり、関連商品としてBeatlesの曲をMetallica風に焼き直した「Beatallica」の音源をゲットしたんでそいつをやっつけてやろうとか、CDにこだわるのやめて、CDでは手に入らないけど思い出たっぷりのLP「Oldies」・「Hey Jude」・「Rarities」・「Rarities vol.2」・「at the Hollywood Bowl 」なんてマニアックなところを取り上げてみるとか…

まか、この辺は気が向いたらやってみましょうか。

で、今回はリマスター発売から1ヶ月経って、その個別の売り上げ枚数の数字が出たんでそいつの話題。
まぁ、従来のマニアがBoxセットで買うからそいつが上位なのは当然として、新しいファンはおそらくアルバム単位で気になったものを買ってるだろうから、この順位は結構面白かったりする。

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アルバムでの評判ということで行けば、私のindexにも表記してる通り「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」がRolling Stone誌のランキング(全音楽での)で1位になってるからここは硬いかなと思ってたんだけど、なんと「Abbey Road」が一番売れているという…
この表のランキングは金額単位なんで、2枚組みの「Past Masters」「The Beatles(White Album)」が上位に来ちゃうんで、横の売り上げ枚数がわかりやすい数字だと思うけど、「Abbey Road」2.9万枚の次が「Let It Be」の1.9万枚だから、いかにかけ離れて売れているかがわかる。

一般的にヒットしている作品ってことで考えると、「BEATLES 1」ってアルバムがチャート1位になった曲中心に集めているいわゆるBEST盤だと思うんで、そこに入っている曲を考えると「Abbey Road」には「Something」と「Come Together」の2曲…あと名曲「Here Come The Sun」も入れてみても、いわゆる「Yesterday」や「Let It Be」なんていう誰でも知っている曲に比べて弱い。
THE BEATLES Official Web Site」が先駆けて行った人気曲ランキングでも9位にやっと「Something」が入っているだけ(その次は12位で「Here Comes The Sun」)
となると、このアルバムはジョージ人気で売り上げトップなんだろうか…

じつは、同じサイトのアルバムランキングだと、やはり「Abbey Road」が1位で、以下「The Beatles(White Album)」ときて「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」が3位になっている。

いつの間に序列が変わったんだろう???

で、私も「Abbey Road」は大好きだ。
特にB面を飾るメドレーは鳥肌ものだし、「The End」にはサウンド的な興奮だけでなく、この曲でBeatlesに歴史に終止符が打たれたんだという感覚的な興奮もある。
しかし、まずはこの1枚からというときは迷わず「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」を薦める…いや、ちょっと待てよ、確かにこのアルバムを薦めるのはちょっと危険かもしれない。
なじみやすいヒット曲から聞いてもらって、それからこの完成されたトータルな世界観を味わってもらうほうがいいだろうな。

そういう意味では「Abbey Road」も「The Beatles(White Album)」もあとから聞いてもらうほうが良いな。
そう考えてみると「Rubber Soul」「Revolver」なんてのも結構マニアックなところに彼らのよさがにじみ出てるし…

うーん、初めて聞く人にBeatlesを薦めるのには何が良いんだろう。
すっかり迷ってしまった。
こうなるとヒット曲が詰まった「1」「青盤」「赤盤」ってことになるかなぁ…でもそれじゃ芸が無いし、オリジナルアルバム買う気なくすだろうしなぁ。

うん、やっぱなじみやすく感動しやすい「Let It Be」「The Long And Windeing Road」に「Get Back」も入ってるアルバム「Let It Be」が無難かなぁ。
これから聞く人が感動しやすいってことで行くと、悔しいけどフィル・スペクターの思惑に間違いがなかったってことで…

ところで、今回のリマスターで普通にオリジナルの「Let It Be」が持ち上げられているけど、「これがBeatlesの作りたかったサウンドだ!!」って騒いでた「Let It Be...Naked」の位置づけはどうなっちゃったんだろう?

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September 09, 2009

09・09・09 The Beatles Day

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2009.09.09
世界で共通する暦で「09」が三つ並ぶこの日…
いろんなところでぞろ目にあやかってイベントがあるみたいだけど、いつしか「ザ・ビートルズ09・09・09」というものが一大イベントにのし上がってきた。
いつ、どこで、だれがいい始めたのかはしれないが、この日にオリジナルアルバムのリマスター版が一斉発売されるということで、大きなイベントになった気がする。
FMラジオでは、どの局も彼らの音楽を流しているし、CDショップのサイトでは特集が組まれている。
(東京のショップではカウントダウンイベントもあったらしい)

私は以前の記事に書いたように、先に「The Beatles Rock Band」というゲームソフトが発売される日として認識し(残念ながら日本版はまだ先になりそう)、その告知イベントにポール・リンゴ・ジョン夫人・ジョージ夫人が揃ってコメントするオフィシャルなソフト・コンテンツってことで期待が膨れていた。

が、リマスター版一斉発売ということで、気分はお祭り騒ぎ。
あわてて(というほどあわててないけど)Beatlesの未レビューアルバムを続けて紹介し、パストマスターズは間に合わなかったけど、オリジナルアルバム(CD化されているもの)はなんとかそろえる事が出来た。

Please Please Me

With The Beatles

A Hard Day's Night

Beatles For Sale

Help!

Rubber Soul

Revolver

Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band

The Beatles(White Album)

Yellow Submarine

Abbey Road

Let It Be

Magical Mystery Tour

初期にレビューしたものは、全曲レビューまでしてないので、今後レビューしなおそうかとも思ってる。
他にもCD化されなかったけどLPで持ってる作品や、CD時代になってからの作品(ライブや未発表音源集)などもいずれ紹介したいなと。

やっぱBeatlesは、いつでもどこからでも帰ってこれる原点ってことで。

最後に、お預けを食らってるゲームソフトのTrailerがすごいことになってるので、そちらのリンクを。

アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア編
(ベースのゲーム場面見ると、やっぱポールはすごいなと)

ツイスト・アンド・シャウト編
(「Within you Without you」はやばすぎるでしょ)

ア・ハード・デイズ・ナイト編
(大好きな「Dear Prudence」まで!!!)

アビーロード編
(そっくりさん?合成?)

メイン予告編
(もはや芸術です)

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September 08, 2009

The Beatles「Help」

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Beatlesのオリジナルアルバムをずっとレビューしてきて、なぜかこのアルバムが最後になってしまった。
LPでも買っているし、映画もフィルムコンサートやテレビで何度も見てる。
DVDも持っている(なぜかまだ封を開けてなかったりする)
おそらく、リアルタイムで追っかけてる人たちにとっては、徐々に洗練されていく過程を楽しめるんだろうけど、後追いだとどうしても”このあと”の彼らを知ってしまっているから…
「Rubber Soul」から「Revolver」「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」と続く怒涛の充実期と比べるとこのアルバムは弱いし、これ以前なら「まだ若いしな」と許せていた稚拙さも「期待値」が大きくなって辛くなってしまう。
全曲レビューしながらそんなことを考えていた。
つまり、評価が難しいアルバム。
だから、自然とさけていたのかもしれない。
とはいえ、やはりBeatles。
お勧めは一杯ある。

「Help」ジョンの叫び「Please Please Help Me!」は人気者になり自由な時間が取れない彼らの心の叫びだろう。
それとは裏腹に、どんどんソングライターとしても、アーチストとしても成熟してきて、軽快なサウンドで爽やかに聞こえる。
いつしか、こういう内省的な言葉を使うようになったジョンは、この後どんどん”吐き出す”曲を作っていく。

「The Night Before」ポールの作品。
親しみやすいメロディにメインフレーズを追いかけてタイトルを連呼するコーラス。
中期につながる王道パターンで貫禄を見せる。
「You've Got To Hide Your Love Away」映画でこの作品を見たときに一番気に入った曲。
アコギを引きながらリンゴの頭を足でこずく。
それにあわせてタンバリンをたたくリンゴ。
アメリカンなルーツミュージックに傾倒しているイメージもあるが、こういったブリティッシュ・トラッドも上手く消化している。
「I Need You」ジョージの作品。
ポールやジョンに引けを取らない作品作りは出来ているが、やはり後期のジョージのソングライティングが神がかっているだけに、ちょっと普通な感じ。(いや、十分良い曲ですけどね)
「Another Girl」この頃のポールのラブソングは、なんというかきれい過ぎる。
良い曲なんだけど、そこそこの作品が並びすぎて驚きが無いと言うか…
普通に作っても良い曲ができてしまう、天才ならではの問題か?
その分、このアルバムだと「Yesterday」が際立ちすぎるんだけどね。
「You're Going To Lose That Girl」ジョンがメインボーカル。
初期のBeatlesお得意のコーラスを重視した作品。
こういう作風ももう余裕でこなしている。
「Ticket To Ride」ジョンがメインを歌うけど、途中でポールのほうがメインメロディになると言う、絶妙の流れ。
いままでもこういう作り方をした曲はいくつもあったけど、その完成形がここに在る。
ラストに同じフレーズを繰り返してフェイドアウトしていくのもこの曲が最初かな。(のちの「Hello Goodbye」「Hey Jude」など)

「Act Naturally」リンゴがボーカルのカントリーカバー。
このアルバムはLP時代A面が映画のサントラで、この曲が始まるB面が新曲と言う構成。
そう考えると、B面とはいえ新曲のトップをリンゴが(しかもカバー)というのは不思議だ。
「It's Only Love」ジョンがボーカルのラブ・バラード。
ジョンはこの曲が気に入っていないようだが、十分良い曲。
ただ、ポールが作るようなきれい過ぎるラブソングと言えば、言えるかもしれない。
「You Like Me Too Much」ジョージの作品。
こちらはアレンジでイントロのピアノにアクセントつけたり、間奏でギターとピアノの掛け合いを見せたり、工夫の後は見られる。
ただ、歌メロが単調すぎるのが残念。
「Tell Me What You See」ポール主導で、ジョンとメインメロディを入れ替えながら歌っている。
初期のこの手の曲に比べると洗練されてはいるが、この後のアルバムのことを考えると物足りないという…いかにも過渡期の曲。
「I've Just Seen A Face」ポールが歌うトラッド・フォーク。
「Yesterday」は別格として、このアルバムでポールが個性を発揮した作品。
中期にかけて、様々なジャンルを取り込んでいくが、ポールがこの手のフォーク調を取り入れたのはこれが最初かな。
結構好きな作品。
「Yesterday」彼らの有名な作品は数あれど、やはり一番名前が上がるのはこの作品だろう。
ロックファンにはロックファンの、ポップファンにはポップファンの、マニアにはマニアの好きな曲があるだろうけど、そういうジャンルレスで聞かれている曲というとこれ。
アレンジのおかげで、それまでBeatlesを「うるさい音楽」とカテゴライズしてた世代まで取り込んだのだから。
とうことで、もう解説は不要かな。
私もBeatlesファンになった頃はかならずこれがベスト5に入っていた。
しかし、Beatlesのほかの作品を聞くにつれて、この歌は除外されてきた…。
きっと、この曲はBeatlesじゃなくても出来た作品だからだろうか。
「Dizzy Miss Lizzy」前曲の余韻をぶち壊す、ジョンのロックンロールナンバー。
オリジナルアルバムで聞けるカバー曲はこれが最後。
このナンバーを区切りに、次作からはオリジナルばかりでアルバムを作ると考えると、ルーツミュージックへの別れのシャウトが感慨深い。
定番度 85% 映画もぜひ。

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September 06, 2009

The Beatles「Beatles For Sale」

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Beatles4枚目のアルバムで、映画になっている「A Hard Day's Night」と「HELP!」に挟まれた作品。
アルバムとしてのインパクトは弱いが、「Eight Days A Week」や「Every Little Thing」など、ライブよりもアレンジを重視した中期につながる曲が現れだす。

このアルバムもLP時代には買っていなかった。
タイトルの「フォーセール」を4枚目の「フォー」だと思ってたバカな中坊は私です。
その後、「フォーセール」で「売り出し中」の意味だと知ったように、Beatlesの歌のタイトルで英語力が上がっていった。
あと、ラブソングの訳をよんでかなり英会話の言い回しを覚えたりね。


「No Reply」前奏なしでジョンのボーカルで幕を開ける。
シャウトもあるけど、以前のものより使いどころを絞ってメリハリをつけているところが余裕か。
サビのシャウトはメインメロディをポールに任せて、ジョンがコーラスに回ると言うやり方も、二人の名ボーカルならではの絶妙さ。

「I'm A Loser」Beatlesがアメリカン・フォークを作るとこうなるって感じ。
フォークっぽくならないのはビートが利いたリズムと、ブイブイいわしてるポールのベースラインのせいだろう。

「Baby's In Black」ポールとジョンが、どちらがメイン、どちらがコーラスと言うことではなく、別々のメロディを歌っている。
おしゃれだ。

「Rock 'n' Roll Music」超有名なカバー曲。
ジョンのルーツミュージックへのリスペクトを感じる。
今頃になると、カバー曲も他の曲とのバランスがよく、飛び出した感じが無い。

「I'll Follow The Sun」ポールお得意の甘いバラード。
前アルバムの「And I Love Her」、次アルバムの「Yesterday」に比べると弱いが、これも十分に良い曲。


「Mr Moonlight」カバー曲だが、Beatlesによって知られた曲。
ジョンのシャウトを生かした曲。
Beatlesのドキュメント番組で、車での移動シーンに使われたのが印象的だった。

「Kansas City/Hey Hey Hey Hey」ジョンに負けじと、ポールもルーツミュージックのカバーで対抗。
2曲をメドレーで。

「Eight Days A Week」オリジナル曲で絶妙アレンジの個性を発揮しだした作品。
ジョンのボーカル

「Words Of Love」カバー曲。
ギターソロが力の抜けた感じで心地よい。
この頃になると、ギターの音作りもいろいろ工夫されている。

「Honey Don't」カバー曲。
リンゴのボーカルを生かした曲。
途中、高音が怪しくなるのもお愛嬌か。

「Every Little Thing」このアルバムで一番好きな曲。
ジョンがメインボーカルだが、サビはポールがメイン。
アレンジもメロディも不思議な感じで、ただのRock・Popからの脱皮を感じさせる。
ジョンのボーカルなのに、他のジョンの作品と違う雰囲気を感じるのは、作曲のメインがポールで、ポールの作るメロディをジョンが歌っていると言うところにあるのかもしれない。

「I Don't Want To Spoil The Party」アコースティック色が前面に出た、ジョンがボーカルのナンバー。
だけど、メインメロディやサビのおいしいところはポールが歌っている。
二人の協力でBeatlesが作られていた時期だなと…

「What You're Doing」ポールのボーカル。
軽いタッチの何と言うことの無い曲だが、ストロークよりもアルペジオリフに重点が置かれたのはこの曲が最初かも。

「Everybody's Trying To Be My Baby」ジョージがボーカルを取るカバー曲。
最後にやっとジョージがでてくるのに、オリジナルじゃないのはちょっと残念。
この辺が「A Hard Day's Night」と「HELP!」のあいだにあって、このアルバムがあまり印象に残らないところかもしれない。

定番度 80% 単体で買うならばどうしても後回しかな…


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September 05, 2009

The Beatles「With The Beatles」

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このアルバムもLP収集時には後回しで、結局買ってなかった。
CD買ってからはじめて全曲通して聞いたかな。
今でこそパソコンに取り込んでるから、1st聞いたら続きでこのアルバムが流れるけど、CDプレーヤー時代にはトレイに乗せることはほとんど無かったような…

1stからほんの半年後にリリースされた2ndアルバム。(録音は4ヵ月後らしい)
オリジナル曲は1stに力を入れすぎたせいか、もうひとつぱっとした曲が無い。
シングルカットされた曲も無い。
アルバム名に曲名を使わないってことで、よけいに芯がない感じもする。
でも、「Beatlesといっしょに」なんてタイトルは好きだけどね。
ってことで、影が薄いアルバム。
その分、カバー曲にいいものが揃ってる印象がある。
ジャケット写真は有名で後にいろんなアーチストがカバーしてる。
(こっちは影が濃い)

「It Won't Be Long」前奏なしでいきなりジョンのシャウト。
かけあいやコーラスワークなど、1stで出してきた個性をさらに深めていく…
が、気合がカラマワリしてるのか演奏が少し雑。
リードギターの音もやけにぺらぺらしてる。

「All I've Got To Do」シャウトを押さえてジョンが甘く歌うナンバー。
当時の主流だったクラブ風のサウンドだが…オリジナルとしての個性にちょっと欠ける。

「All My Loving」ポールが歌う、初期オリジナルロックンロールの傑作。
シングル化はされていないが、このアルバムでは一番有名だろう。
ギターストロークのリズムのファジーさが良い雰囲気を醸し出してたりもする。

「Don't Bother Me」記念すべきジョージの初オリジナル
ちょっと陰のあるメロディや、気合の入ったソロなど、ジョージの片鱗が現れている。
数が少ない分、良い仕事して。

「Little Child」聴き所はジョンのブルースハープかなぁ…
オリジナルの中ではあまり繰り返し聞かない曲。

「Till There Was You」ポールが歌うバラードカバー。
後のポールの名バラードに通じる雰囲気がこの頃から現れている。

「Please Mr Postman」カバー曲
曲単体としてはオリジナルよりもBeatlesかCarpentersバージョンの方が有名かも。
こういう曲のカバーのジョンは実に楽しそうに歌っている。

「Roll Over Beethoven」こちらもカバーだが、さすがにこの曲はオリジナルも超有名。
ジョージのロックンロールカバーもなかなか様になってる。
リードギターのペラペラ音は相変わらずだが…

「Hold Me Tight」ポールのボーカル。
曲順の影響もあるかもしれないが、前曲の勢いに比べるとちょっと弱い。
サビやブリッジのメロディに良い感じがあるから、もうちょっと丁寧に作ってたら違った印象に成ったかも。

「You've Really Got A Hold On Me」モータウン系のカバー曲。
やっぱり、このアルバムではカバー物のほうがこなれてる気がする。
おそらくライブで散々やった曲なんだろう。

「I Wanna Be Your Man」たしかRolling Stonesに提供した曲だった記憶が…
出番が少ない分、リンゴはパワーを集中してる。
なにげにバックでシャウトしてるポールが、リンゴより目立とうとしてる気が。

「Devil In Her Heart」ジョージが歌うカバー曲。
ジョージも結構甘い歌い方が出来る。
これもおそらくライブで歌い込んでるんだろう。

「Not A Second Time」聞き始めは他のオリジナルと同じようにちょっと普通かなと思わせるが、歌の最後にマイナーを放り込んでくるところがおしゃれ。
演奏がちょっとバタバタなのが残念

「Money (That's What I Want)」カバー曲。
このアルバム内でのジョンのハイライト。
コーラスも楽しそうだし。
わたしもバンドの練習中に気分転換でよくカバーして遊んだもんなぁ。

定番度 65% でも全アルバムは聞いておくべきだからちょっと辛いか?


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September 04, 2009

The Beatles「Please Please Me」

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いよいよ9月9日にBeatlesの全アルバム(英国オリジナル+α)がリマスター発売される。
CDになる前にほとんどの作品をLPで持ってたから、最初のCD化のときはすぐに手を出さなかった。
その後BOXセットで化粧ケース入りで発売されたときに大人買いしたのを覚えてる(結婚してからだから、連れ合いの顔色見ながらだった…)
ただ、そのころはLPの音源をCDにしたものだから(多少のクリーニングはしてるだろうが)基本的に音が小さい。
それは、その後に出た「Let It Be Naked」や「Yellow Submarine Song Truck」の音圧と比べたらよくわかる。
なので、今度のリマスターは絶対に買い!…なのだが、懐具合的にちょっと…

でも気分だけは盛り上がっていくために、まだレビューしてないアルバムをこの機会に…

で、1stアルバムの「Please Please Me」
これはLPでも買っていなかった。
「やっぱBeatlesはオリジナルでしょ」って観点から、初期のアルバムは後回しだったし、お気に入りの曲は青盤や編集盤(「Rock'n Roll」や「Love Songs」とか)で持ってたし。
実際、CDのなかでも稼働率は低いんじゃないだろうか。

でも、あらためてアルバム単位で聴くといろいろ面白い。
1stアルバムで当然力がはいってるから、1曲目とラスト曲が素晴らしい。
あとはシングルになった曲。
なのでよけい、その他の曲が弱く感じてしまう。
それでも、比較対照が全キャリアなんで厳しいだけで、やっぱすごい人たちだってのはわかる。

「I Saw Her Standing There」1・2・3・4!のカウントからポールのボーカルが始まる。
シングルでのデビューは「Love Me Do」だが、デビューアルバムの1曲目だから当然力がはいる。
そう考えると、これほどかっこいい登場は無いんじゃないだろうか。
ジョンのコーラスもバッチリだし。
演奏は確かに粗いが、ポールのベースはこの頃からブンブン言わしてるし、リンゴのドラムは中期よりこっちのほうが力強かったりする。

「Misery」ジョンの登場はこの曲。
独唱でワンフレーズ。
そのあとは特に前に出すぎることなく、淡々と聞かせてくれる。
短い曲が多い初期にあって、2分に満たない曲。
ジョンのルーツミュージックかな。

「Anna (Go To Him)」ジョンが歌うカバー曲。
クラブでずっとやってたんだろうなって感じのこなれた雰囲気。

「Chains」ここでジョージが登場。
ブルースハープ(おそらくジョンかな)からはいる爽やかな曲。
メインはジョージだけど、まだ個性はでてない。
しゃわがれ具合で最初はジョンかと思ってたくらい。

「Boys」リンゴが登場
ライブをやってたころはリンゴと言えばこの曲ってくらい、はまってる。
リンゴのボーカルもいいんだけど、掛け合いのコーラスが安定してるからこそ朴訥なボーカルがおいしく感じる。
ギターソロの前に「カモン!ジョージ!」なんて入るあたりもライブを意識した録音なんだろう。

「Ask Me Why」このアルバムのオリジナル曲の多くは、まだ傑作は少なく、及第点って感じが多い。
この曲もききどころはブレークを入れての「misery」のあたりか。
あまり変わったことをしないことで、カバー曲とのバランスが良いのかもしれない。

「Please Please Me」ジョンの主旋律にかぶさるポールの絶妙のコーラス。
メロディアスなジョンに対して、モノトーンでこれだけの雰囲気を出すのはすごい。
歌い方よりも作曲の妙なんだろうなと。
エンディングの「ジャーン」と「ダダダダ」の味は、多くのフォロワーが取り入れてる。

「Love Me Do」デビューシングルだけど、アルバムの中にはいるとちょっと弱い感じがするのは…
間違いなく良い曲なんだけど、ポールのシャウトよりジョンのコーラスの方が目立ってる感じがするし。

「PS I Love You」ポールはむしろこっちかな。
もう甘い。
甘くて甘くて文句のつけようが無いポールのラブソング。

「Baby It's You」カバー曲。
ポールに負けじとジョンもあまーく歌ってますが…
目立つのはシャラララのほうかな。

「Do You Want To Know A Secret」作はレノン-マッカートニだけどジョージがボーカルの作品。
評価は「Ask Me Why」と同じく、まだBeatlesオリジナルの輝きは無い。
中盤でちょっと違うメロディの一節がはいるところは、ちょっと「おっ」と思わせる。

「A Taste Of Honey」カバー曲。
オリジナルも知ってるけど、この曲はまだオリジナルのほうが味があっていいかな。
コーラスが普通すぎるからかな。
妙にエコーがかかりすぎの音作りもちょっと×

「There's A Place」これもまだ「これぞBeatles」とまではいかないオリジナルだけど、コーラスもいろいろ工夫されてるし、中盤に違う一節を入れるあたり、今後のオリジナルにつながっていく予感を感じさせる。
(といっても、今後を先に知ってるから後出しじゃんけんのコメントだけどね)

「Twist And Shout」カバー曲の中でもこのアルバムぴか一。
すでにBeatlesの曲と言っても信じる人がいる位、ぴったりはまっている。
ライブでは当然盛り上がるし、私なんぞ未だにカラオケで盛り上がる事が出来る(笑)
ジョンのメインボーカルもいいけど、ポールかジョージのパートを歌って「フゥ~」を担当するのも楽しい。

定番度 80% でもBeatlesは全部そろえてなんぼでしょ。

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August 11, 2009

The Beatles「A Hard Days Night」

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毎日のようにいろんな音楽を聴いてるけど、なかなかレビュー使用という意欲まではわかない。
そういう時は何日もブログ更新がおろそかになって…

そんなときにきっかけをくれるのはやはりBeatlesだ。
今回は、もうすぐリマスター盤が発売されるので、それまでにできるだけまだ紹介してないアルバムを、と意気込んではいるが…

このアルバムを、アルバム単位で聞いたのはおそらく大人になってから、CDで全アルバムをボックス買いしたときだと思う。
いや正確には、レンタルでカセットにダビングして聞いているはず…
でも数曲しか印象に残ってない。

ただ、ビデオが無い時代に「ザ・ビートルズ・シネ・クラブ」(現ザ・ビートルズ・クラブ)のフィルムコンサートで何度か映画を見ている。
ひたすらファンから逃げ惑うメンバーと、合間合間のジョーク、そして演奏シーンが繰り返されるという…でも、当時動くBeatlesを見るのは貴重だった。

そう、このアルバムは、その映画のサントラっていうイメージがあるからあまり聞き込んでいなかった気がする。

しかし、今聴くと、もちろん素晴らしいアルバムだったりする。
(でも、わたしとしては後期のアルバムのほうが…)


「A Hard Day's Night」おそらく世界で一番有名なオープンコードのワンストローク。
もうこの音だけでBeatlesの世界に入り込む。
「なんてしんどい日だったんだ」なんて歌を、アイドルグループが歌って、ファンがそれにキャーキャー言う…
すごいことだったんだなと。
この頃はまだ明るく歌ってたジョンだけど、後期やソロになると「疲れちまった」とか「寂しい!死にたい!!」などと内面をダークな雰囲気にのせてぶちまけまくる。
もしかしたら、たんらるラブソングから、内面をぶちまける歌への転機がこの歌なのかもしれない。

「I Should Have Known Better」一転して甘い甘いラブソング。
ブルースハーブの渋さと、ナチュラルなギターストロークの温度差が、ジョンの甘ったるい声にマッチしてる。

「If I Fell」前曲と同じようにジョンが甘~く歌いだしたかと思うと、ポールとの絶妙なコーラス。
歌いだしはジョンだったのに、コーラスになると主旋律はポールが取ってたりする。
そう考えると、歌メロに関しての歌唱センスはジョンのほうがあったのかな。
この曲で複雑なコード進行(メジャーからマイナー)の微妙な部分はジョンが受け持ってるし。

「I'm Happy Just To Dance With You」ポニーテールとリーゼントのダンスパーティーでバンドが演奏してるような曲。
っていうか、もろ「ダンスをいっしょに」って曲だもんね。

「And I Love Her」ここまでジョンにいてった流れを一気にポールが引き寄せる名曲。
最初の、なんということのないギターアルペジオなのに、深く切ない雰囲気は秀逸。
(間奏のたどたどしいギターソロはお愛嬌)

「Tell Me Why」なんてことのないロックンロールナンバーだけど、コーラスに微妙な和音を入れたり、裏声を活用したり…徐々にいろんな技を駆使しだした。

「Can't Buy Me Love」ジョンがロックンロールを決めたら、負けじとポールも。
ベースのランニング具合は初心者のお手本にうってつけ。

「Any Time At All」さらに対抗してジョンが…(紅白歌合戦か!)
でも、これといって特筆する事が無い、秀作。

「I'll Cry Instead」前曲はちょっと高音で無理してたけど、このくらいが一番気持ちよく歌えてる。
中盤にちょっと違う雰囲気のメロディが入ってるのは、初期によく使ったポールと曲を合作してメロディにアクセントをつける手法かもしれない。

「Things We Said Today」単なるラブソングだけじゃないよ、ということを見せ付ける、マイナー調でありながら惹き付ける名曲。

「When I Get Home」Beatles全体のキャリアからいうと目立たない曲の中のひとつ。
ジョンの声は素敵だが、初期からの変化を見せてきているこのアルバムの中にあっては、初期っぽい荒さが目立つからか。

「You Can't Do That」この曲もなんてことなく過ぎそうだが、コーラスや掛け合いの入り方がライブ向けだし、リンゴのドラムブレークがこれまでになかった味を出してる。

「I'll Be Back」コーラスも素晴らしいし、中盤んび2種類の展開があるのも素晴らしい。
「Things We Said Today」と並ぶマイナー調の名曲。


全曲オリジナルになった最初のアルバムだとか、邦題が「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」という荒唐無稽だとか、話題はいろいろあるけど、そういうのは他所のブログにお任せということで…

定番度 90% もうBeatlesは評価関係なしにボックス買いでしょ


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June 20, 2009

Beatles Forever

先日、ネットでいろいろ見てたら素敵な映像に出会った。

やっぱ、Beatlesはいいなぁってことで。
特に最後の「I Am the Walrus」のくだりなんて、最高にサイケで最高にクール。
他の曲も、本の一部分を切り出してあるだけでも素敵だ。

で、これが何の画像かっていうと、ゲームのイントロ部分だったりする。
The Beatles Rock Band


おそらく、ビートマニアやドラムマニア、ギターフリークスのように、画面に現れる印にあわせてボタンを押すことで演奏を疑似体験するってやつだろう。
日本だと、太鼓の達人とかでおなじみのやつ。
サイトを見ると、リッケンバッカータイプのコントローラーが映ってたりする。

似たようなタイプのゲームで「ギターヒーローズ3」ってソフトを昨年買って遊んでるんだけど、本当の楽器を弾く楽しさには及ばないが、普段バンド活動できない「元ロック少年」がバンド気分で遊ぶにはもってこいだったりする。
また、子どもがロックに目覚めるきっかけにもなるかもしれない(うちの小学生の息子はこれでCreamが好きになった)

で、それがBeatlesの曲で出来るのなら食指も動くってもんだ。
ただ、問題は…xboxもPS3もWiiもない。
先のソフトはPS2版だったからプレイできた。
ギター型コントローラーが共有できるならPS3を買うか?
でも子どもらのことを考えるとやっぱWiiか…
バンドとして楽しむには、ギター×2、ベース、ドラムの4つコントローラーがいるのか。
いったいいくらかかるんだ!

などということは、もうちょっと発売日が近づいて、日本版がでるかどうか判ってから悩めばいいか。

とにかくは、やっぱBeatlesはいいってことで。

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April 11, 2009

Wings「Back To The Egg」

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先日、George Harrisonをレビューしてから、出張やなんかの際にBeatlesやJohnの音も良く聞いている。
そんななか、PaulのソロやWingsも、再評価しだした。
あちこち浮気はするけど、やっぱBeatlesは私のベーシックだ。

1980年、Wingsは前年に発売したこのアルバムを引っさげて、初の日本公演をする…はずだった。
当時、確か1万円というチケット代は高校生には気軽に用意できるはずもなく、しかも東京公演だけじゃなかったっけ(うろ覚え)。
しかし、その公演は「大麻所持」(しかも過去に同容疑で入国を拒否されている)というファンを失意のどん底に落とす結果に。
生粋のBeatlesファンだった、友達のお姉ちゃんはチケットを所有しており、後日公演中止のお詫びで幻のパンフをもらてったんじゃなかったっけ。
そして、その年の12月にジョンが射殺され、Beatlesファンには悪夢の年だった。
ポールが生き生きとしていたWingsをいうバンド終わり、「いつかは…」と夢見ていたBeatles再結成の夢も終わった。

そんな思い出ばかりにつながるけど、あらためてアルバムとして聞いてみると、Wingsっていいバンドだなぁと。


「Reception」イントロを飾るファンキー(?)チューン。

「Getting Closer」 Wingsのアルバムではいつも最初にちょっとハードなロックナンバーを持ってくるけど、このアルバムも、シンプルなロックで幕開け。
中間部からエンディングにかけての激しいドラムとギターの絡み、キーボードの入り具合がポールのセンス絶好調だなと。
日本公演が実現してたら、きっとこの曲で派手にオープニングしたんだろうなぁ…

「We're Open Tonight」メロディメーカーの本領発揮は、静かな曲。
ギターアルペジオ中心の曲なのに、奥行きがあるのは歌メロの魅力か。

「Spin It On」当時流行していたパンクを「おれならこうやるぜ」とばかりにトライした作品。
でも、お上品過ぎてパンクにはならないね。

「Again And Again And Again」デニー・レインの曲(ボーカルも)
ずっとポールの元で演っているので、アルバムの中でも違和感はないが、どこか泥臭さが現れるのは声質ゆえか。

「Old Siam,Sir」こちらも少しパンキッシュかな。
当時の言葉で言うニューウェーブと言ったほうがいいかもしれない。

「Arrow Through Me」一転してアダルトなナンバー。
ローズ系のキーボードに、ホーンセクション、転結がはっきりしなりコード進行。
ビリー・ジョエルがNYじゃなくロンドンで曲を作ったらこうなるって感じか。

「Rockestra Theme」このアルバムの目玉、そうそうたるメンバーで奏でるリフ・ロック。
なんかのビデオでその演奏風景を見たけど…曲は普通でもやっぱ圧倒されるオーラがあった。
LPではこの曲からB面となり、「Over Easy」サイドと名がついていた。
ちなみにA面は「Sunny Side Up」

「To You」ポールらしいポップナンバー。
ちょっとサイケな感じはデビッド・ボウイを意識してるのか?
ボーカルよりも、ドラムやキーボードの音をメインにしているところに、バンドとしての主張があったんだろう。

「After The Ball/Million Miles」こちらもポールお得意のトラッドフォーク調のナンバー。
シャウトすることで、ソウルフルなエッセンスも。

「Winter Rose/Love Awake」マイナーなピアノバラードの前半と、メジャーなバラードの後半。
別々の曲でも良かった気がするのだが…

「Broadcast」静かなメロディに、詩の朗読がかぶさる。
言葉がわかればこの曲の意味がわかるんだろうけど…


「So Glad To See You Here」Rockestraメンバーによるハードなナンバー。
これだけの面子で一発録りだってんだからすごい。
いや、この面子だから一発でも迫力のある演奏になったのか。

「Baby's Request」Pianomanでも始まるんじゃないかと言うイントロ(笑)
始まってしまえばいかにもポールらしい、ちょっとジャジーなバラード。
いつもならアルバムの真ん中あたりに入るようなナンバーだけど、ラストに持ってきたのは前曲の熱をクール・ダウンさせるためか。

定番度 50% 悪くはないけど、どうしてもBeatlesとの比較で辛い点が…


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