September 08, 2015

久々に「The Wall」を観た

せっかくブログのアップを再開したので、気まぐれで軽い感じで。

久々に時間が空いた日曜の夕暮れ
ちょっと映画でも見ようとDVDラックを漁る。

前週に息子らが出演したミュージカルで、欧州(革命時代だけど)の裁判シーンがあった。
そこでの群集が被告を責め立てる場面から、この映画を連想してたので久々に見ようかな、と。

Pink Floydのコンセプトアルバム「The Wall」を映像化した作品。
映画のレビューは以前アップしてるので、以下のページ参照で。

「The Wall」

最近、ロジャー・ウォーターズが旧作をリマスターしたりして、雑誌やWebでもよく名前を目にするし、デイブ・ギルモアも新譜出るようだし、フロイド熱が再燃してるか?

で、そのとき居間に居た息子に「裁判シーンがあるし見るか?」と。
映画好きの次男とはいろいろ見に行ったりもするけど、長男と二人で映画ってあんまりなかったなぁ。

息子のミュージカルが、革命時代のイギリスとフランスを描いていた事もあるので、序盤のノルマンディ描写でドーバー海峡に食いついたり。
本編でアニメーションを多用してるので、美術部の息子はそこに食いついたり。

自分自身を振り返ったら、中坊のころはプログレにはまってたから、中3の息子でも難しくは無いかな?
一応最後まで一緒に見てくれた。

音楽的には「Another Brick In The Wall partⅡ」が一番良かったようだ。
やっぱり判りやすいのがいいんね。
アルバム発売当時も、この曲だけ取り上げられてたもんね。
プログレ=トータルコンセプト と頑ななプログレオヤジとしては、ポイントはいっぱいあるけどねぇ。

次は、むりやりヘッドフォンの大音量で「狂気」でも聞かせてやろうか(笑)

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July 08, 2011

Style Council Concert 「Savoy May 11, 1984」

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なにかと予定が詰まっていて、じっくりPCの前に座っていることが数日なかった。
ということで「wolfgangsvault」の音源レポートも久しぶり。

こう毎日暑いと、余暇といわれる部分はとりあえず睡眠時間の回復に充てられて、音源聞くのも途切れ途切れにあれこれ聞いてた。

で、今日はどうしようかと…暑いと聞きたくなるアーチストの1つで、80年代を代表する人の音源があった。
「Style Council」の音は、都会のJAZZYな夜でもあるし、リゾートのピクニックでもある(「Long Hot Summer」のPVイメージか?)

基本はフロントマンであるポール・ウェラーのソング・ライティング、ボーカル・ワークがずば抜けていて、バンドの価値を決めてるんだけど、パートナーのミック・タルボットによる軽快なピアノやオルガンが旨く、二人の融合がこの時期の他のバンドには出来ないPOPセンスを光らせていた。
まぁ、The JAM時代のポールファンからしたら黒歴史なんだろうけど。

1984年11月のライブだけど、前年ミニアルバムでデビューして、1stアルバム「Cafe Bleu」発表後のライブで、この2枚からの曲で構成されている。

以降のアルバム発表後のライブは公式ライブアルバムで発売されているけど、この時期の音源は貴重かな。

スタジオ版でもすばらしいんだけど、ライブだと音がタイトで、その分ポールの歌と、サポートのコーラス(このころからD・C・リーかな?)が際立って、重厚さを増してる。
あと、ミックのソロも十分聞けるのでうれしい。

スタカン(Style Councilをこう呼んでいた)としては2ndアルバムが好きなんだけど、このライブもかなりお気に入りの位置を占めそうだ。

ヒット曲の「You're The Best Thing」「My Ever Changing Moods」なんかももちろん素敵だけど、ライブならではの迫力で「Mick's Up」「Dropping Bombs On The Whitehouse」のインスト曲がいい。
基本はポールの陰に隠れてる各メンバーがインストなんで張り切ってるのかも。

やっぱおしゃれやったなぁ…

http://www.wolfgangsvault.com/style-council/concerts/savoy-may-11-1984.html

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June 24, 2011

Thompson Twins 「Concert Akron Civic Center Aug 23, 1984」

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80年代のブームはまだ終わらず、もうひとつ一発屋的なマニアックなところでトンプソン・ツインズを探してみたらしっかりあった。

最初に1983年のライブ音源を聞いたけど、これは私が知る前のライブで、知ってる曲が少なくちょっと退屈。
で、翌年のこの音源聞いたら、もう懐かしさ満載で大満足。

このバンドもエレクトリックビートとファンキーなベースラインが肝。
そこに3人のコーラスワークが加わる。

序盤からヒットアルバム「In To The Gap」(邦題「ホールド・ミー・ナウ」)からのチューンで盛り上がる。
ピークはヒットナンバー「Hold Me Now」から。
引き続き、大好きな「Storm Of The Sea」と続いているのがうれしい。
この時期、ブリティッシュ・インベンション・ブームで、きらびやかなヒット曲が多く生まれたけど、そういうバンドのUKらしいちょっとダークな曲が結構お気に入り。
JAPANの「ブリキの太鼓」から始まり、Duran Duran「Save A Prayer」やUltravox「Vienna」、ABC「4ever 2gether」などといっしょに、この曲も「Deep」というカテゴリーで編集カセットやMDをつくったもんだ。

そしてもう一曲、「Doctor Doctor」
どこがどうとは言えないんだけど、初めて聞いたときから琴線にふれるものがあった。
そのメロディ、ボーカルやコーラスの声質、雰囲気…それらの絡まり具合が私の波長と合ったんだろう。
久々に聞いても心が揺り動かされた。
(もしかしたらこの頃の失恋だとかそういうものがリンクしてる? 笑)


80年代をリアルタイムで駆け抜けた方は懐かしんで、それ以降生まれた若者は温故知新として、一度聞いてみては?

http://www.wolfgangsvault.com/thompson-twins/concerts/akron-civic-center-august-23-1984.html

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June 23, 2011

Howard Jones 「Concert Manchester Apollo Mar 15, 1985」

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80年代にもいわゆる1発屋といわれるアーチストは数多く居た。
このハワード・ジョーンズもそのうちのひとりで、「New Song」のヒットで注目され、たしかNHKでもライブを放映したと思うけど、その後の情報はあまり聞かない。

音はいかにも80年代って感じののっぺりしたドラムに、ときおりファンキーさを見せるベース、そこにハワードがあやつるキーボードが絡むという構成が中心。
曲によってはリズムボックスにシーケンサーを絡めて、ひとりで複数の楽器(パート)を操つりながら、ショルダーキーボードでステージを駆け回り、ヘッドセットで歌を歌うというパフォーマンスを、そのNHKテレビのライブプログラムで見た記憶がある。
ひとりYMOってところか。

しかし、この頃のハワード・ジョーンズのソングライティング・センスは抜群で、少ない楽器数でも音の厚みが伝わり、深みを感じるのはすごい。

「Pearl In The Shell」「What Is Love」「New Song」の定番はもちろん好きだし、「Hide And Seek」はやっぱり名曲だなと。

POPとして気軽に楽しめるし、懐かしく聞くことも出来るライブかな。


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June 22, 2011

ABC 「Concert Metro Dec 17, 1982」

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さて次は誰を聞こうかといつものように「ALL PERFORMERS」をクリック。
ABC順なんで、ぼーっとAの項目を見てると目に飛び込んできたのが「ABC」の文字。
あぁ、懐かしい。
考えてみれば、この頃のニューロマンチック時代、いろんなアーチストのライブを見てるけど、ABCのライブは見聞きしてないなぁ。

ということで、挑戦。

いきなりの「Overture」で人気曲のエッセンスをちりばめたストリングスが4分弱。
なんか、ミュージカルのオープニングみたいで、彼らのコンセプトにぴったりとはまってる。

彼らの音楽はきらびやかなピアノが特徴的なんだけど、ライブで聴くとそれ以上にベースのグルーブが効いてる(逆にピアノがこもってる)
ただ、グルーブしてるんだけど低音のパンチが弱い。
私が良く使う言葉でいくと「メリハリが弱い」
ベースソロでは張り切っていい感じなんだけどね。
で、じっくり聞きながら考えると、ドラムが弱いからベースが浮いてるのかも。
この時代のドラムは軽くおしゃれなのが主流だったから仕方ないか。
スピーカーにSubsonicがついてるなら少しきつめにして聞くのがお勧め。


ボーカルのマーティンはやはりすばらしい。
ライブでも声が安定してるし、裏声までしっかりしてる。
バッキングはほどよくチープな感じ(笑)で、やっぱりボーカルバンドなんだなって。

時期的には1stアルバム「The Lexicon Of Love」発表後で、それ以外の曲は3曲だけ。
2ndアルバムには入ってないから、シングルのカップリングなのかな?
雰囲気的に「I Wish I Were in Love Again」はjazzスタンダードな感じもするけど。
「Thema From Mantrap」は「Poison Aroow」をjazzテイストで仕上げたアレンジもの。
「Alphabet Soup」は、メンバー紹介兼ねたソロ応酬のパーティーソング。
アンコールは別として、このノリでライブを締めるってのはとてもおしゃれ。

曲としては、1stアルバムが好きなんで全部お勧めだし、アルバムどおりに演奏するより結構アドリブ(ライブ用の固定演出かもしれないけど)いれてるのも良。
もっともアルバム1枚分の曲数でライブこなすには1曲1曲を長くするしかないか。

久々に80年代ブームにはまるかも。

http://www.wolfgangsvault.com/abc/concerts/metro-december-17-1982.html

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November 12, 2009

Simply Red「New Flame」

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Simply Redとの出会いは、この時期全盛を迎えたMTV系のPV放映プログラムだったと思う。
その当時はブリティッシュ・インヴェイションのきらびやかなブームが一段落し、スタイル・カウンシルやワム!のようなソウルをUK的に取り込んだブルー・アイド・ソウルがおしゃれな連中を生み出していた。
そんな中「Holding Back The Years」という傑作ナンバーを聞いたとき、新人とは思えぬ非凡な歌唱力とメロディに心惹かれていた。

その後、各アルバムを聞いているが、このアルバムにはちょっと特別な思いが…
といっても至極私的な思いだが、結婚式の入場シーンにこのアルバムの名曲「If You Don't Know Me By Now」を採用したのだ。
彼らのオリジナルではなくカバー曲であったり、実は「ギリギリ分かれる瀬戸際」の歌だったりするけれど(歌詞はこちらで)、曲の雰囲気や、一歩一歩踏みしめて歩いていく感じが、当時は「この曲しかないな」と。
この11月11日にその日から20年目と言う節目が…

ということで、記念もこめてこのアルバムをレビューします。

「It's Only Love」ミューとしたトランペットから始まるジャジーなサウンド、ベースラインはチョップを盛り込んだ典型的なソウルナンバー。
もともと黒っぽいミック・ハックネルの歌声はバッチリとなじんでいる。
この一曲でアルバムの方向性が決まってしまう。

「A New Flame」アルバムタイトルにもなった、アダルトオリエンタルなロック。
粘っこく、伸びるミックの歌声が満喫できる。

「You've Got It」ソウルフルなスローバラード。
70年代のAORを思わせるが、ちょっと他の曲に比べると個性が弱いかな

「To Be with You」
「More」ちょっとレゲエリズムも盛り込んだナンバー。
いまいち盛り上がりに欠ける。

「Turn It Up」ちょっとファンキーなアップテンポなナンバー。
ここまでがちょっと中だるみ気味だったんで、このアップテンポへの転換はなかなかおしゃれな感じ。

「Love Lays Its Tune」再びスローなラブソング。
まぁ十分に甘ったるい雰囲気です。

「She'll Have to Go」ちょっとアップテンポなナンバー。
シンセの具合とドラムの処理がいかにも80年代のちょっと残念な音だけど…まぁ、当時はこういう音がかっこよかったんです。

「If You Don't Know Me by Now」音数は少なく、簡潔な演奏にソウルフルな歌声が乗っかってるだけ。
なのに、これだけの深みを感じるのは何故だろう。
やはりミックの歌声、その揺らぎが余韻となって響き続けるからだろう。
もう完璧なスタンダード。
カバー曲だけれど、Simply Redの最高傑作といって良い。

「Enough」ラストを締めるちょっとマイナーなナンバー。
前曲で終わってもいいかなって気もするが、ちょっとクールダウンって感じで、ジャジーに最後を締めている。

1曲1曲でいくとちょっと物足りないナンバーもあるけれど、1曲目からこの曲までを貫く、ソウル・ファンキー・ジャジーな雰囲気は、大人の世界を形づくっていて、今でも十分に聞くに堪える。

定番度 75%  ちょっとアダルトなロックをお求めなら、ワインと一緒にこのアルバムを


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October 17, 2009

Cyndi Lauper「She's So Unusual」

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前回、めずらしくUSAのしかも女性アーチストを取り上げたんで、この機会のついでで。

キャロル・キングが70年代の正当なシンガーだとしたら、シンディ・ローパーは混沌の80年代を象徴する女性シンガーだと思う。

チャートに現れるロックが産業ロックといわれ、AORブームで実力派ロックシンガーが刺々しさを奪われ、正統派ロックはパンクムーブメントに「ロックは死んだ」といわれた時代…
しかし、この時代ならではのアーチストも続々と生まれていた。
MTVブームに便乗し、ビジュアル込みで売り出す時代。
だから余計なものがついた状態で記憶されているが、中にはしっかりとした楽曲もちゃんと生まれている。
彼女はもっとその歌唱力で評価されるべきだと思う。

「Money Changes Everything」イントロのシンセの音はチープ、ドラムの音もゲートエコーきかせていかにも…そうこれが80年代だ。
しかし、そこにのっかるボーカルは本物だ。
ただの音量だとか、シャウトだとかとは違う、訴えるパワーがある。

「Girls Just Wanna Have Fun」イントロを聞いただけであの頃の記憶がよみがえる…そんな40代が多いんじゃないだろうか。
MTV全盛期に現れた新人(すでにそこそこの年齢だったが)のこの曲は、その容貌とバカっぽくハッピーな雰囲気に”色モノ”視されていたが、そういうイメージを差し引くと素晴らしい曲だと気付く。
バッキングはひたすら単調で、後半もひたすらサビ部分を繰り返すだけなのに、毎回違う自由なボーカル。
力量が無ければできないことだ。

「When You Were Mine」この曲はいかにも…ってな感じで、”80年代”に埋もれてしまってるかな。

「Time After Time」これはもうスタンダード。
プロモビデオはちょっと…だったけど、あらゆるジャンルのアーチストにカバーされている名曲。
もちろんオリジナルの彼女の歌声は秀逸。
(あとはBAHOのライブで金子マリがゲストで歌ったバージョンがすき。
 Tuck & Pattiも良かったよな)

「She Bop」なかなかにファンキーな歌声。
バッキングがちゃんとしたファンクアーチストならもっとかっこよかっただろうけど。(いや、当時はこれでも十分にかっこよかったけどね)

「All Through The Night」バラード。
粘っこい歌い方がこういう曲にはバッチリマッチしている。

「Witness」バッキングの音を大事にして、ポイントポイントに声を重ねていくタイプの歌なんだけれど…今聴くとバッキングのチープな音が気になって気になって。
ライブなんかで聴くともうちょっといい曲に聞こえるかもね。

「I'll Kiss You」ある意味、とっても80年代っぽい曲。

「He's So Unusual」次へのブリッジになる小曲

「Yeah Yeah」ラストを飾るかっこいい曲…のはずなんだろうけど。
うまく音が作れていたら、ボウイやロキシーみたいなグラムっぽい曲になったかもしれないけど、80年代の音で作ってるからヒューマン・リーグになっちゃった…って感じで。

カルト度 60% 今さらアルバム単位では聞かないかな。BESTで十分。


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June 27, 2009

追悼 マイケル・ジャクソン

基本、ロック小僧でUKよりですが、MTV創設時の一時代を築いた彼のパフォーマンスは当然リアルタイムで熱狂してました。
モータウン系をあまり知らなかった80年代に、ビリー・ジーンのビデオクリップでぶっ飛びました。
多くの人は、そのあとのスリラーのビデオでそのすごさを実感したと思いますが、ビリー・ジーンとビート・イットのインパクトのほうが私には強いですね。
アルバムの中では「スリラー」は楽曲としてはインパクト弱かったですから。

(直接映像を貼ると重くなるんで、リンクではっときます)
ビリー・ジーン
ビート・イット

マイケルの歌との出会いは小学生の頃、映画好きでテレビで見た「ベンのテーマ」、その後映画音楽をラジオからテープでエアチェックしてるときにこの曲も録音し、マイケルの名前も知ることになりましたね。
その時点でローティーンながらプロだとは。

その後のジャクソン5時代はほとんどリアルでは知らなかったけど、あとから聴くとヒット曲は何らかの形で(おそらくラジオ番組)耳にはしてたなと。

そして「スリラー」が発売され、テレビのチャート番組で「ビリー・ジーン」のビデオと出合うことになり、当時の友人たちと「ホゥ!」の掛け声と爪先立ち、そしてビートにあわせてキレのある歩き方をまねしたものです。
さらに「ビート・イット」で群集のダンスをコピーし、「ディスコ」(マハラジャ以前だったかも 笑)ではこの曲がかかるとあちこちでこのダンスが…
次の「スリラー」のビデオでは、完全にアルバムの曲と切り離した映像作品となっていて、テレビではその全編が流されるのは特別なときだけという、プロモーション・ビデオの考え方を破壊したもの。
このダンスを覚えて踊ろうにも、アルバム収録の曲ではダンスの間奏部分が短くてできないと言う…
ビデオが普及してた時代による、テレビで音楽を楽しむことの始まりでしたね。

その後もアルバムとして買ったりレンタルしたりして音源を楽しむんですが、最初はあまり興味をもてない曲でも、その後PVが発表されると強烈な印象を受け、あとからアルバムを聴くとその映像を脳内で再生しながら聴く…そういう楽しみ方をするアーチストでした。

今回の訃報で改めて聞いているんですが、スローなナンバーやソウルフルナンバーもいい曲がいっぱいあるのに、耳を惹かれるのはPVの派手な映像がイメージできる曲。
逆にもったいない気がします。
ベスト盤なんかは、そういう曲のオンパレードですし。

そういう意味で、ミュージシャンのマイケル・ジャクソンの多彩さを一番素直に感じられるのは、MTV以前の名作「Off The Wall」かもしれないですね。
「Thriller」「BAD」まではアルバムで聞いてますが、それ以降の作品はPVでしか知らない気がします。

プライベートのあれこれは私には野次馬的な興味でしかなく、アーチスト「マイケル・ジャクソン」には、MTV時代の「何でもあり」(ただし、マスコミのヒットチャート至上主義時代)をリアルタイムで体験させてくれた、重要な位置を占めるアーチストでした。

昨日、子どもらにスリラーのビデオを見せたのですが…結構楽しんでました。
(ダンスはイメージでは出来ているのですが、身体がついていっていないという残念な結果に…)

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February 05, 2009

The Stone Roses「The Stone Roses」

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The Stone Rosesの1stアルバム。
発売された1989年はMTVで火がついたニューロマンチックや商業ロックも一段落し、ヒットチャートではありふれたわかりやすいダンスミュージックやバラードが中心だったようだ。
そんな中、片隅に追いやられていたロック・キッズたちはシンプルな音に回顧し、ガレージでロックしていた。
いわゆるインディーズなんで玉石混合だったろうが、そんな中から後世につながるアルバムが生まれていた。
実はアルバム単位でじっくり聞くのはこれが初めてだった。
(何気なく聞いていることはあったんだけど)
残念ながら、21世紀の今聞くと「ぶっ飛ぶ」というものではないが、良く聞いている90年代のアーチストのルーツがここに在ることは良くわかる。
BeatlesやRolling Stonesのような、手の届かないところの影響じゃなく、身近なところで目指すべき存在として後世のアーチストたちが追いかけていたんだろう。


「I Wanna Be Adored」シンプルなRockのはずなのに、音が深い。
確かに、今聴けばそんなに珍しいことではないんだろうけどね。
ガレージRockに80sの音処理が融合した産物だろうけど、これが90sに引き継がれるUKのスタンダードとなったんだろう。

「She Bangs The Drums」ドラムのリズムはひたすら単調で、それでいて音が前面に飛び出していて、いかにも踊りやすそう。
他の楽器(ボーカルも)はリバーブ処理で輪郭がぼやけたようにしてあるが、それが狙いだろうしね。

「Elephant Stone」ベースのグルーブが最高。
ドラムはシンプルなのに、そのベースの作るグルーブで独特の世界観を作り出している。
この時期に好きだった日本の某バンド(後の芥川賞作家がボーカル)の音作りは、もろにここからのパクリだったことを最近知った…

「Waterfall」ギターアルペジオが良いが、このフレーズも日本の某バンド(男女の掛け合いボーカルが特徴)のヒット曲で聞いた覚えが…
コーラスもきれいで、こういう押さえた歌い方も90sUKに影響を与えている。

「Don't Stop」テープの逆回転を利用したサイケなナンバー。

「Bye Bye Bad Man」まるで60年代のようなフォークロックっぽい作品。
こういうアコースティックな音への回帰と融合も、のちの90sに影響を与えていると思う。

「Elizabeth My Dear」これは…スカボローフェア?

「(Song For)Sugar Spun Sister」爽やかな一曲

「Made Of Stone」この辺はダンス色は消えて、フォークロックへの回顧調なんだけど、今から振り返ってみると打ち込み中心でヒット曲を作り続けていた80sUKにとっては新鮮に映っていたのかもしれない。


「Shoot You Down」悪くは無いが、さすがにこういう曲調が続くと少し物足りなさを感じてしまう。

「This Is The One」静かな歌と、ブリッジに入るギターのメリハリが素晴らしい。
ベースもグルーブしながら、音の強弱をつけている。

「I Am The Ressurection」いかにもなシンプルな美メロのロック。
後半のギター掛け合いはダンサブルで、こういう音でみんな踊ってたんだろうね。
このリズムが90sを決定付けたといってもいいかもしれない。

定番度 75% 歴史の扉を開いた1枚

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November 27, 2008

Joe Jackson「Body & Soul」

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先日、東京へ車で移動するために、いつものMP3プレーヤーを持っていこうとしたら見当たらなかった。
そこで、急遽何枚かのCDを持っていくことにしたのだが、パソコンに入れて普段聞けるようにMP3化していないものをあえて選んでみた。
そうすると、80年代のAOR系を最近聞いてなかったことに気づく。

AORとは「アダルト・オリエンテッド・ロック」のことで、ロックの流れを持ったミュージシャンが、大人向けの大人しめのアルバムを作っていたもの。
70年代にイーグルスが「ホテル・カリフォルニア」を、フリートウッドマックが「噂」をメガヒットさせたあたりから、そういう新しいロックが生まれたように思う。

私自身は、クリストファー・クロス、ケニー・ロギンス、マイケル・マクドナルド、ボズ・スキャッグスあたりのLPを買いあさっていた時期でもある。
ただ、この流れはUSAチャートのものだと思っていた。
Joe Jacksonもそんなころ、「Steppin' Out」などのおしゃれな曲のPVを流していた。

Joe JacksonはUK生まれのミュージシャン。
ただ、このアルバム前後の全盛期は、NYジャズとの融合を果たしたようなおしゃれなイメージで、ビリー・ジョエルやクリストファー・クロスなどと近い雰囲気があったりもする。
実際、私もUSAのミュージシャンだと思ってた。


「Verdict」オープニングのホーンセクションと力強いドラムのインパクトが抜群。
このフレーズは、TV番組「Best Hit USA」の途中にあるタイヤCMで使われていた。
そのインパクトフレーズと、ボーカルバックでのピアノの静かなフレーズ、この繰り返しが高揚感をかき立てる。

「Cha Cha Loco」一転してジャジーなナンバー。
ラテンタッチのパーカッシブともマッチして、おしゃれな雰囲気

「Not Here, Not Now」ピアノバラード。
静かな曲調からサビに向けて盛り上がっていく感じは力強く、AOR系のバラードとは一線を画している。

「You Can't Get What You Want (Till You Know What You Want)」文句なしにかっこいい、キラーチューン。
ギターの感じがAOR的な軽いものであったり、ベースがチョッピングでグルーブしてたり、ホーンセクションがジャジーだったり、サビがモータウン的だったり…そんないろんな要素が抜群のバランスの上で”踊っている”
歪ませるだけがロックじゃない、シャウトするだけがロックじゃない。

「Go for It」ビートの聞いたサウンドは前曲からさらにノリノリで、気分は盛り上がってくる。
この4・5曲目の流れは最高だ。

「Loisaida」ピアノインストナンバー。
この後に、映画のサントラなども多く手がけるジョーだが、この曲でも情景が浮かぶようなきれいなメロディを聞かせてくれる。
その情景は…やっぱNYなんだけどねぇ。

「Happy Ending」女性ボーカル(ソウルフルなシンガーだ)とのデゥエット曲。
男女デゥエットなんて演歌しかないと思っていたのだが…(笑)
これがまた非常に良い。
ホーンの使い方もいいし、ベースのグルーブ具合も絶妙だ。
予断だが、学生時代に一緒のサークルでやってたバンドがこの曲を採用していた。
そのボーカリストとはあまりなじんでなかったのだが、この曲を歌いこなすセンスには脱帽していた。

「Be My Number Two」再び静かなバラード。
静かに終わると思いきや、最後にホーンセクションが盛り上げてくれる。

「Heart of Ice」ハイハットを刻む静かな音、そこに木管楽器(クラリネットかフルート)が加わってくる。
次にミュートをきかせたトランペットが加わり、さびのメロディにつながる。
やがてピアノが加わり、ドラムがビートを刻みだす。
サックスが、ベースが加わり、主題以外の音も増えてくる。
ついにはエレキギターやシンセが音を重ねだし、盛り上がってくる…
そう、この展開はラベルの「ボレロ」やマイク・オールドフィールドの「チューブラベルズ」を思い起こさせる。
でもそんなに大層な作品でなく、アルバムラストのほんの一曲として持ってくるところがおしゃれだ。
曲はやがてボーカルとコーラスが加わり、主題を繰り返す。
気がついたら、ほんの6分ほどの曲。
印象は20分くらいの大作を聞いたような感じだ。
いや、お見事。

定番度 85% 古いけれど聞く価値はあり


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