大画面で見ようパート2 「未知との遭遇」
自分の中でSF好きになった中坊の頃、それ以前に「JAWS」を観て映画監督に興味を持ったころでもある(部屋にはスピルバーグのポスターを張っていた)
なので、映画雑誌で観ていて期待値MAXで観に行った記憶がある
原題は「Close Encounters of the Third Kind」日本語にして「第三種接近遭遇」
なんか無茶苦茶ミステリアスでかっこいい
「We are not alone」というキャッチコピーも秀逸だった
で、今回久々に大画面テレビで鑑賞
一番驚いたのは夜空の星々のすばらしさ
先の「2001年宇宙の旅」も宇宙空間で星々はきれいだが、宇宙空間では星はまたばかない
地球上では空気があるからまばたく
広大なアメリカの片田舎の夜空はさぞ壮観なんだろう
ストーリー上大停電が起こるのでさらに素晴らしい夜空になる
蛇足だが、スピルバーグの描く夜空には必ずどこかに流れ星がある(今もそうかは知らないけれど)
それを探すのもファンのお楽しみ
あと、スピルバーグのお得意芸は、未知なるもの(サメやUFO)の姿がなかなか現されないこと
この映画でも最初に出てくる不思議な光は車のヘッドライトで、次の同じシチュエーションを描きながらそれが「異物」であるというワクワク感
で、共通の不思議体験をした人々が導かれて一大イベントになる
小型のUFOが乱舞して、音と光の洪水をショーの用に見せる
これでイベント終了と思わせて一度クールダウンさせてからの主役登場
ここが大画面で観たかった
同時期のスターウォーズも圧倒的な宇宙船を見せてくれたけど、こちらは地球上の自然物と対比させての圧倒感
日本人的に表すなら、富士山を背景にそれより大きなものが空を埋めるという感じか
もうこのシーンだけでおなか一杯
この映画で宇宙人をチラ見せしたスピルバーグは、やがて「E.T.」でがっつり宇宙人との遭遇を描く
思えば、SFがサイエンスフィクションからスペースファンタジーとなるきっかけの映画かもしれない
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