大画面で見ようパート1 「2001年宇宙の旅」
大画面テレビを買ったので、DVDコレクションから色々見ようかと
で、最初のチョイスはもちろんこの作品
公開時(1968年)はがきんちょだったんで観てませんが
リバイバルを映画館のスクリーンで観、レンタルビデオの時代にブラウン管テレビで観、DVD時代になったら購入し、液晶テレビを買ったら一番に観、大画面ノートPCのモニター企画に当選したときはキャンプ場に持ち出し夜空の下で観、「午前10時の映画祭」でやると聞けば再びスクリーンで観ようと出かけ…
再び大画面(といっても55インチ)がリビングに鎮座した記念に観なおしました
いやぁ、何度観ても興奮です
キューブリックの映像美は定評ありますが、やはりこの作品が一番
漆黒の闇とまっ白なディスカバリー号の対比
その後のSFの基本となるような白を基調にした宇宙船内部
のちの「シャイニング」につながる、不気味な無機質の通路
そして、機械音や推進音も排除した、全く無音の宇宙空間
ストーリーは理解することを拒否したもの
これを難解ととらえ、考察をかさねるという道もあるでしょうが、むしろ理解を超えたものがテーマなんで
アーサー・C・クラークの原作を読んで補完すれば違う楽しみ方もできるでしょうか
人知を超えた「オーバーロード」との邂逅は、解説されて理解するようなものでもないでしょうし
ドラマの好きな方には無理な作品かもしれませんね
ともあれ、この先品を知ったことでキューブリック作品としれば観ずにおれなくなりましたし、クラークの小説もすべて追っかけました
私の思想に大きな影響を与えた作品であることは間違いありません
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