大画面で見ようパート4 「ベンハー」
次に大画面で観たくなったのは「スペクタクル」
近年のCGによるものではない、実際に大セットを組み、人員を動員して表現したスペクタクル
でDVDラック眺めて選んだのが名作である本作
キリスト生誕から受難までと同じ時代を主人公「ベン・ハー」の物語として描いた作品
ローマとユダヤの対比、迫害と復讐の物語
そこにキリストの軌跡を絡めたストーリー
町並みはおそらくセットなんだろうけど、街丸ごと作ったんじゃないかといくらいの壮大さ
そこに軍隊が行進してくるんだけど、今まで小さなテレビでは気づかなった、”延々”町の外まで続く隊列や、それを迎える何千人の群衆が大画面を占めるさまは圧巻
キリストが説教する丘の場面でも、人があふれている
これだけのエキストラと衣装などを用意して、ほんの数分のシーンに仕立て上げる贅沢さ
もちろん、本物だから感じる圧倒感がある
あと、今のタイムパフォーマンス的な考え方では考えられない、イントロダクションとして壁画のアップに音楽だけが響く5分ほどの始まり
途中休憩をはさむときも数分間、その壁画と音楽の時間
(そういえば2001年も数分間音楽だけのイントロがあった)
それらを含み、ほぼ4時間の映画
で、お目当ては後半の戦車戦(4頭の馬が引く2輪の馬車)
当時の(私が生まれるより前だ)機材でどう撮影したのか、圧倒的な迫力
本物のすばらしさはここにある
蛇足として、ジュリアーノ・ジェンマがその他大勢で映ってる
でも、そのオーラはほかのエキストラとは一味違っていてすぐ気づいた
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