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November 04, 2019

70年代後半のUK Rock(4)5選

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長年聴いてきた音楽をネタで語るコラムちょっと思いつくままに(笑)

いろんなお題で5曲選んでみます


今回のお題は
「70年代後半のUK Rock」
ラジオからどんどん洋楽を吸収してた時代、まだまだネタが豊富です

このころからはまりまくったジャンルがプログレです
少し古いものを輸入LPで買いまくったり、リアルタイムで発売される新譜を楽しみにしたり


「In The Flesh」Pink Floyd
「狂気」「あなたがここにいてほしい」を従妹のお兄ちゃん家で聞かせてもらいはまりだしたピンクフロイド
その次の「アニマルズ」はジャケットこそ気になったもののラジオで聞くだけ
そして、70年代を締めくくるこのLP「ザ・ウォール」と出会う
発売日にレコードショップに駆け込み購入(その当時の2枚組LPは高校生にはきつかったけど)
レコードに針を落としていきなり流れるこのイントロに興奮した記憶が
(この映像のバージョンは後半に出てくる同名曲だけど)

ライブ時に観客との「精神的へだたり」を感じて作られたこのアルバム
ライブ時には演奏が進むにつれ客席との間に壁を築き、最後にぶっ壊すという
ラジオから情報だけ漏れ伝わってくるけど、来日公演はなく、長年その様子を写真だけ見て夢想していたなぁ
今はネットで簡単に映像情報が得られるから便利だ
(想像する楽しみは減ったけどね)

そして、壁の崩壊とともに70年代の大作主義プログレも崩壊した


「In The Flesh」

このアルバムを取り上げた記事「The Wall」


「Future Times / Rejoice」Yes
このころリアルタイムで聴いたイエスと言えば、このアルバム「トーマト」
シングル扱いでラジオでよく流れてたのは「クジラに愛を」ってやつだけど、その曲はちょっとなんだかなぁって感じで(イエスに急に動物愛護主義の歌詞を謳われても…)
ただ、アルバムオープニングのこの曲は、各メンバーの演奏がモザイクのように組み合わさって、しかも静動のメリハリあるし、変拍子も満載だし

ただ、このアルバムを最後にボーカルのジョンが抜け、一旦イエスの歴史は幕を閉じた
(そして80年代、同じ名前ながら別のバンドとして生まれ変わった)


「Future Times / Rejoice」

このアルバムを取り上げた記事「Tormato」


「Squonk」Genesis
ジェネシスの70年代後半は、ピーター・ガブリエルが脱退し、フィル・コリンズがフロントマンとしてボーカルを取り出した時期
作品は以前と同じような幻想的なものを作り上げるが、ちょっと勢いはなくなった
ただ、ライブアルバム「セカンド・アウト」はドラムにビル・ブラッフォード(元イエス)が参加して素晴らしい演奏を聞かせてくれていた
(この映像は違うドラマーがサポートしてるけど)

そして80年代にはフィルのソロ活動でのヒットと、ポップな「産業ロック」の一端として変貌していった


「Squonk」

残る二組、キングクリムゾンはこの時期休業状態
EL&Pは紹介に値しないものしか残してないし…(T_T)

「Gone Hollywood」Supertramp
大ヒットしたアルバム「ブレックファスト・イン・アメリカ 」からいくつかのシングルヒットはあるけど、それらは結構ポップ路線、またそのタイトルから誤解されるけど。れっきとしたUKプログレのバンド
オープニングのこの曲はプログレ色が結構残ってるかな

LP買って、擦り切れるほど聞いてた思い出が


「Gone Hollywood」

このアルバムを取り上げた記事「Breakfast In America

「Wuthering Heights」Kate Bush
他のプログレとは一線を画くすけれど、ピンクフロイドのデイブ・ギルモアがその才能を見出し、神秘的で幻想的な歌声と曲で魅了した彼女もプログレと言ってよいかと
当時19歳でこの異才は素晴らしい

 

「Wuthering Heights」
このアルバムを取り上げた記事「The Kick Inside

 

こんなテーマはどう?
ってリクエストお待ちしております

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