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June 24, 2019

ミュージカルを楽しもう 5選

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長年聴いてきた音楽をネタで語るコラム

ちょっと思いつくままに
いろんなお題で5曲選んでみます

今回のお題は
「ミュージカルを楽しもう」
元々映画好きだったが、息子らがミュージカル劇団に入り、そのメンバーショーケースやダンスフェスティバルで様々なミュージカルナンバーを披露してくれたことで、見逃していた作品にも触れることが増えた
また近年、新しい形のミュージカル映画も増えたことだし、その中から選んでみたい

週末にLIVEが迫った、「ミュージカル男子」への応援も込めて


「The Greatest Show」 The Greatest Showman
まずはアゲアゲの1曲を
昨年ヒットした映画
作品背景はちょっと古い時代だが。サウンドはROCK
コーラスワークはミュージカルっぽいけど、ドラムやベースの使い方はヘビーでグルービー
ほかにも「This Is Me」など、素晴らしい曲の数々も必聴

「The Greatest Show」

「Singing In The Rain」 Singing In The Rain
対するは、ハリウッドミュージカル映画の代表作であり、圧巻のダンスシーンが素晴らしい「雨に歌えば」
映画自体も、無声映画からトーキーに変わる時代の映画産業を舞台に、名曲の数々がそろう
のちのミュージカルもこの映画をオマージュしたシーンがよく見られる
(「ラ・ラ・ランド」でも思わずニヤリとさせられる)

「Singing In The Rain」

 

「One」A Chorus Line
続いては、もともとはブロードウェーでの舞台が先で、のちに映画化された名作「コーラスライン」
ドラマとしても最後の緊迫感は秀逸で、大好きな映画監督リチャード・アッテンボローの名作
ブロードウェーミュージカルの苛酷な裏側をブロードウェーミュージカルにするという衝撃的な作品
ラストのこの曲は、耳なじみの方も多いだろう
集団のフォーメーションダンスとしても見ごたえあり

「One」


「Seasons of Love」Rent
こちらもブロードウェーでロングランをした舞台の映画化
ゴスペルチックなこの曲も素晴らしいし、劇中にはロックサウンドもタップリ
青春群像でもあるけど、ちょっと重たいテーマをあつかっているのでじっくりと観てほしい
もちろん名曲の数々を楽しむのもあり
私は、このイントロを聴くだけで様々な感情が呼び起こされる
「five hundred twenty-five thousand six hundred minutes」
この数字に込められた思い
このビデオに出ているそれぞれの愛すべき、そして哀しきキャラクター
なかでもエンジェルのすばらしさは…

「Seasons of Love」



「Memory」CATS
最後は、こちらも舞台のロングランで有名な「キャッツ」
その中でも定番のこの曲だが、作品にはこういうしっとりとしたバラードだけではなく、激しいモノやダンサブルなものもいっぱい
様々な人間模様を、ねこ達に投射して繰り広げられる人生哀歌
この曲も、ただ美しいバラードってだけじゃなく、老いて薄汚れた猫だからこそ染み出るドラマが加味すると感動がより深くなる

「Memory」

 

まだまだ紹介したいものもありますが、それはまたの機会に


こんなテーマはどう?
ってリクエストお待ちしております

 

 

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June 20, 2019

ミュージカル男子 The LIVE 

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長年聴いてきた音楽をネタで語るコラム

ちょっと思いつくままに
いろんなお題で5曲選んでみます

今回は特別号外
「ミュージカル男子 初単独ライブ」
いやいや、親ばかネタなんですが

ふたりの息子が小さいころからダンスを始め、ミュージカルの楽しさに目覚めていきました
そうして、ミュージカルやダンスフェスティバルで頑張ったことが認められ「ミュージカル男子」の一員に選ばれます

活動が始まって1年強、ホールを借りての単独ライブがついに実現です

これまで、イベントへの参加やYouTubeでの活動が主でしたので、そんな中から5曲選びます
よければ皆様も応援お願いしますね

まずはオリジナルソング
「僕らのストーリー」
結成当初からのレパートリーなので、じっくり仕上げてますし、ビデオも気合入れて作ってます
ライブでも当然披露するでしょう


「僕らのストーリー」


「ハクナ・マタタ」ライオンキング
子どもたちも知っているディズニー映画の一場面を演ってます
こちらも初期からライブでの定番

「ハクナ・マタタ」

「The Boys Are Back」ハイスクール・ミュージカル
ダンスをフューチャーした、映画「ハイスクール・ミュージカル」のナンバー
彼らもこれまで何度踊ってるでしょうか
ダンスフェスティバルで優勝したいますので、なかなかの迫力です

「The Boys Are Back」


「You Can't Stop The Beat!! 」ヘアスプレー
ミュージカル映画「ヘアスプレー」の中の一曲
ミュージカル男子の母体YTJでキッズらがメンバーショーケースで披露する定番のダンスナンバーを、大人になった彼らが本気で踊ってます

「You Can't Stop The Beat!! 」

「A Whole New World」アラジン
最後に歌ものから、公開ほやほやの動画
YTJ Pro のゲストを迎えて、名曲を演ってます
ライブにもゲスト参加あれば良いですね

「A Whole New World」

僕たちはミュージカルを通して、あなたの心を幸せに導きます。
というコンセプトのユニット ミュージカル男子
ほかにも様々なミュージカルナンバーを歌やダンスで披露してくれます
ホームページやYouTubeチャンネルをぜひご覧ください
で、良ければ6月30日のライブにぜひ

チケット情報

 


こんなテーマはどう?
ってリクエストお待ちしております

 

 

 

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June 17, 2019

お願いDJ 5選

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長年聴いてきた音楽をネタで語るコラム

ちょっと思いつくままに
いろんなお題で5曲選んでみます

今回のお題は
「お願いDJ」
前回、敬愛するDJ ヒロTを取り上げたので、そこからインスパイやされて「DJ・ラジオ」をテーマに

「Rock Around the Clock」Bill Haley
まずはDJと言えば思い出す映画「アメリカン・グラフィティ」
大学進学が決まった青年と、その仲間たちが繰り広げるたった一晩の話
まだ小学生だったころに初めて観て、高校生活ってなんて素敵なんだろう、と夢想してた
この映画で重要なアイコンがカーラジオから流れる音楽
それを紹介するウルフマン・ジャックのDJ
憧れでした
その映画のオープニングを飾る1曲を
「Rock Around the Clock」Bill Haley

小学生のころ、映画が好きになって、ラジカセ(ラジオとカセットデッキが一体になったやつ)が家にあって、新聞のラテ欄で映画音楽特集があるのを見たら、ラジカセの前に座り、アンテナの向きを微調整してノイズの少ないところ探して、DJの紹介が終わる瞬間に録音のポーズボタンを解除…
それが音楽とのふれあいだった
こんな話、どのくらいの世代まで通用するんだろ(笑)

「Rock Around the Clock」


「トランジスタ・ラジオ」RCサクセション
ということで、ラジオを通じて新しい音楽に触れる
そんな甘い思い出を見事に表してくれたRCサクセションの名曲を
まぁ、私の場合は「授業をさぼって~」の時は、学校裏にあった喫茶店に行ってたけどね
喫茶店ではラジオじゃなくて有線放送だったよなぁ(これも若い子には通じんな)
「君の知らないメロディ 聞いたことのないヒット曲」
ラジオ・DJに教えてもらったことはいっぱいあるね

中学生くらいになると、ラジカセからコンポ(アンプ中心にレコードプレーヤーやラジオやカセットデッキを個別に組み合わせる)時代になり、エアチェックもより細かくなってくる
新聞のラテ欄では情報が足りないので「FMレコパル」などの情報誌を買って、録音したい曲に印をつけてコンポの前に座って楽しんでた
FMもまだNHKか民放(FM大阪)の二択
レコードの新譜をまるまる1枚分流してくれるプログラムもあったりして、エアチェックカセットがどんどん増えていった時代

「トランジスタ・ラジオ」

高校時代になると「レンタルレコード」なんてものが表れて、ラジオは情報を集めて録音はレコードからって時代になった
気に入ったら輸入レコード店(国産より安いしね)に行って、ついでにジャケ買いしたりね
そんなころのお気に入りは NHK-FM のサウンドストリート
渋谷陽一師匠からは少し偏ったROCK愛を学び(笑)坂本龍一や佐野元春からおしゃれな音楽を教えてもらった

「悲しきレイディオ」佐野元春
そんな元春アニキの曲
「RADIO RADIO おしゃべりなDJもういいから RADIO RADIO いかしたMUSIC続けてもっと~」
なんて、いいながらDJしてたアニキは素敵です

そんな高校時代の後半、「WALKMAN」という新しいギアが現れる
外で音楽を聴くときはラジオからカセットテープに軸が変わりましたね
元春アニキのレコードも「WALKMANもどき」(たしかAudioTecnica製だったと思う)で聴きまくってました

オリジナルはもうちょっとゆったりしてるけどリンクできるのがなかったので、客との掛け合いも素敵なライブバージョンで

「悲しきレイディオ」

大学時代はレンタルレコードからレンタルCDに移り、またバンド活動しだしたのでバンド仲間に録音してもらった音源で新しい出会いをしてた頃ですね
その後、社会人になって車で営業回りしだしたら、またFMとお友達になります
そんなころ聴きまくってたのが、前回書いたヒロさんやマーキーさんのプログラムですね
そしてFM802の開局
直前の試験放送では1日中BEATLESを延々流しててね

ではちょっと趣を変えて

「咲坂と桃内のごきげんいかが1・2・3」 スネークマンショー
DJでもベテランで、様々なジャンルで活躍する二人がユニット(?)を組んでテクノに挑んだ迷曲
後半の物まねパートで最初に取り上げたウルフマン・ジャックも登場します(笑)
伊武 雅刀と小林克也
特に小林克也さんには「ベストヒットUSA」でヒット中の曲を一杯教えてもらいましたね(TVプログラムだけどね)
「EveryDay鍛えたこの声は、あなたをNever離さない」
DJのイメージといえば、LPジャケットを後ろに飾って、ヘッドフォンつけて、でっかいマイクの前で語る
これは小林克也さんからきてますね

「咲坂と桃内のごきげんいかが1・2・3」


もう一曲はタイトルにもした「お願いDJ」サザンオールスターズを考えてたけど、リンクをはれる音源がなかったので…(コピーバンドのはいっぱいあるけどね)
で、どうしようかと考えて、ちょっとひねって

「Kowalski」Primal Scream

コワルスキーってのは映画「バニシング・ポイント」の主人公の名前
で、この曲が入ってるプライマル・スクリームのアルバムタイトルが「バニシング・ポイント」
で、この映画「バニシング・ポイント」ってのはダッジ・チャレンジャー(いかにもアメ車って感じの憧れの車)に乗ってアメリカをひたすら横断する映画(笑)
で、なぜDJが関係するかというと、警察に追っかけられるコワルスキの逃走劇を知った海賊放送局のDJが現況を報告し、共感する人たちがコワルスキを助けるって映画
主人公は何も語らず、このDJの話でいろいろわかっていく感じだったと記憶してる

って、ひねりすぎか(笑)
でも、曲はかっこいいし、グルーブするベースの名曲としても紹介したかったんでこの際

「Kowalski」

このアルバムを紹介した記事 Primal Scream「Vanishing Point」


こんなテーマはどう?
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June 10, 2019

ヒロTに感謝を込めて 5選

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長年聴いてきた音楽をネタで語るコラム

今回は特別編「ヒロTに感謝を込めて」

先週、ラジオから衝撃の発表があった
DJ ヒロT ことヒロ寺平さんがDJを引退するというもの

学生時代からFMラジオは大好きだった
就職して毎日車で営業していたころ、まだ営業車にはカーオーディオなどなく、下手すりゃAMラジオだけ、いい車に当たればFM付きっていう時代
FMと言っても、選択肢はNHKかFM大阪かの2択
そのころ、FM大阪の昼の帯番組で水曜と木曜を担当してたのがヒロさんだった
正直、そのころは金曜担当のマーキー谷口さんの方が好きだったけど

その後、関西にはFM802という新しい局が誕生した
開局直前の1週間は試験放送で一日中BEATKESをランダムに流し続けるという、「つかみはOK」状態で

そして聴くようになったFM802
そこで、金曜日に朝から夕方まで担当してたのがヒロさんだった

思い出深いところで言えば
次女が産まれたのが金曜日の未明だった
前の晩から立ち会って出会えた命
一息ついて病院から家に帰るときにカーラジオから流れてくるヒロさんの優しい声
初めてのリクエストを(そのころはFAXリクエストだったかな)したら、なんと採用された
おまけに後日記念品まで贈ってもらった

その娘が21の誕生日を迎える日
そのころはFM COCOLOで毎朝DJを担当してるヒロさん
通勤時間に聞くその番組は、毎朝8時にその日に誕生日を迎える人にハッピーバースデーメッセージを贈ってくれる
そのころ、ちょくちょく娘をバイト先に送ってたので、リクエストをしてみた
21年前と同じ曲
なんと、採用してもらえた

娘を贈る時間とはずれたけど、職場の駐車場で感激しながら聞いていた

まずは、そんな思い出の1曲

「Beautiful Boy」 John Lennon 

Beautiful Boy


ヒロさんの番組にはいろんなアーチストがゲストで訪れた
時にはその場で生ライブを繰り広げる場合も
たしかコブクロも世間で売れる前にヒロさんの番組で聴いた気がする
そんな中から、それば知らなかったけどヒロさんの番組で知り、そのあとCDショップへ行ってCDを即買いしたアーチストを
振り返ると、みんな凄腕のアコースティック奏者だね

「Shameless」Ani DiFranco

Shameless


「Dream」tuck & patti

Dream

 

「Fantasy!」 押尾コータロー

Fantasy!

こうやって、音源やCDで聴くのも良いし、コンサートで聴くのもいい
でも、ラジオ番組内で、それまでのおしゃべりが止んで、一瞬の静寂のあとに聴かせてもらえるあの緊張感もたまらない
その時間にそのプログラムを聴いてないと出会えなかった音楽

最後のおまけは、ヒロさんの放送を30年以上聞いてきて一番笑ったエピソード
留学中だったか、英語圏の友人たちとのパーティで歌を披露することになった若き日のヒロさん
ギターを借りてBeatlesを歌いだしたところ、友人らの大爆笑が
「Blackbird Fly」と謳うのだが、日本人のウィークポイントである”L”と”R”の発音のために「Blackbird Fry」と聞こえてしまい、「お前は唐揚げが食いたいんかい!」と突っ込まれたとか
それこそ、英会話教室や、英語を教えるコーナーを得意とするヒロさんの微笑ましいエピソード

「Blackbird」 Beatles

Blackbird

あぁ、音楽の師匠でああるヒロさんを語ると止まらない
あと数か月、楽しませていただきます

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June 03, 2019

魅惑のツインリードギター 5選

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ちょっと思いつくままに
いろんなお題で5曲選んでみます

第10回のお題は
「魅惑のツインリードギター」
なんとか10回目を迎えることができました
今回はギターにスポットを当てます
多くのバンドはアルバム作成時は多重録音でリードギターとバッキングを一人でこなしたりします
ギタリストが二人いる場合も、一人がバッキング(サイドギターとも言う)を担当し、もう一人がソロで目立ったりします
しかし、バンドによっては二人とも自己主張し、ツインリードギターとして機能させます
その効果が魅惑的に感じるには2種類あり、一つはユニゾン(3度とか5度で重ねる)で魅せるもの、もう一つは掛け合いで魅せるもの
そんな5曲を選んでみました


「Hotel California」Eagles
掛け合いのツインリードギターでもっとも有名じゃないでしょうか
実はギターは3人いて、ツインリード + アコースティックバッキングという構成でもあります
イントロの12弦ギターのアルペジオも聴きどころ
ボーカルのバッキングでのユニゾン
そしてギターソロの掛け合い
ドン・フェルダーとジョー・ウォルシュがそれぞれの持ち味を出している名演
個人的にはランディ・マイズナーのレゲエっぽいベースとか、全員がボーカルをはれるコーラスワークとかも好み
完璧なRockアイコンかと

「Hotel California」

「Detroit Rock City」KISS
ツインギターのユニゾンと言えばこの曲
イントロの単音リフも、ベースを絡めて更にツインでユニゾンにすることで深みが出る
ソロの部分もお世辞にも”上手い”といえない二人でも、ユニゾンを決めることでカッコよくなる
70年代の中坊でも簡単にコピーできるけど、一人だとユニゾンがない分ぺらぺらになるという…

今回は、二人がユニゾンしてるのがよくわかるライブ映像で
しかし、いまだに現役だってんだから驚きです

 

「Detroit Rock City」

「(You Can Still) Rock In America」Night Ranger
80年代に入って、凄腕ギタリストが次々現れる
そんな二人が掛け合いする、いかにもアメリカンな明るいロックナンバー
トレモロアームを駆使するブラッド・ギルスと、8フィンガー奏法を駆使するジェフ・ワトソンのギターソロバトルは必見
あんなに流行ったフロイトローズ(特殊なトレモロユニット)、まだ使ってる人いるのかな?

「(You Can Still) Rock In America」

「The Trooper」Iron Maiden
対して、UK代表のツインリードギターと言えばアイアン・メイデン
ずっとメンバーのベーシスト スティーヴ・ハリスが中心だし、彼の凄腕ベースが肝だけど、この時期のデイヴ・マーレイとエイドリアン
・スミスは名コンビ
この曲でもイントロのユニゾンから、ソロでのそれぞれの特徴を生かした掛け合いまで、ツインギターの神髄を味わえる名曲

「The Trooper」

「Motherless Children」Eric Clapton
これまでの曲とはちょっと趣が違いますが…
エリック・クラプトン来日時に観に行ったコンサートで、デレク・トラックスとドイル・ブラームホールの若い二人がクラプトンといい演

奏してたのが印象に残ってた
中でも、この曲は3人でスライドギターを演奏し、それぞれの微妙なトーンの違いがユニゾンでもあり、ギターバトルでもあるという
もちろん主役はクラプトンだが、若い二人のブルースギタリストも注目の1曲

「Motherless Children」
このアルバムについて書いた記事 「461 Ocean Boulevard」
このライブについて書いた記事 「Eric Clapton 2006JAPAN」

 

 


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