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May 27, 2019

原初的なリズムのRock 5選

002_6 長年聴いてきた音楽をネタで語るコラム

ちょっと思いつくままに
いろんなお題で5曲選んでみます

第9回のお題は
「原初的なリズムのRock」
アフリカンやエスニックの、ただのビートじゃないものから
リズムのままに踊っちゃってください


「Sympathy For The Devil」The Rolling Stones
ライブでも盛り上がる名曲
ダークな世界観とアフリカンなリズムが絡んで、トリップ間違いなし

古いコンサートビデオだと、この曲だけアフリカンなパーカッションが加わって良い味出してます

「Sympathy For The Devil」
このアルバムについて書いた記事「Beggars Banquet」

 

「Stand And Deliver」Adam & The Ants
一発屋というかなんというか…
80年代にUKビジュアル系が時代をつかみ、「ニューロマンチック」と呼ばれたころのバンド
一度聴いたら耳につくリズムが抜群
たしかジャングル・ビートとか言われてたっけ
このあと、美形の「ニューロマンチック」系はしばらくヒットを連発したけど、彼はどうなったんだっけ…

「Stand And Deliver」

 

「Chihuahua」Bow Wow Wow
ジャングル・ビートと言えばこのバンド
こちらはAdam & The Antsと同じ時代ながら「ニューウェーブ」とカテゴリーされてた
こちらも一発屋だけど
当時14歳のボーカリスト、アナベラの魅力も
あと、アルバムジャケットが刺激的だったことも懐かしい思い出(笑)

「Chihuahua」

 

「Gobbledigook」Sigur Ros
こちらは北欧アイスランドのバンド
普段は幻想的な音作りが特徴だけど、この曲はリズムが主体
ジャングルビートとは少し趣が違うけど、原初的な自然に帰るリズムが心地よい
ビデオクリップのイメージも原初的な雰囲気を想起させてるかも
ただ、お仕事中にこのビデオを見るのはお勧めしません
(誤解されるかも 笑)

「Gobbledigook」

このアルバムについて書いた記事「Med Sud I Eyrum Vid Spilum Endalaust」

 

「Tusk」Fleetwood Mac
ここまでの曲とはちょっと趣を変えて
聴き始めはアフリカンビートぽいんだけど、後半はマーチングビートに聞こえてしまうのはビデオクリップの影響か
元々はUKのブルースバンドから、女性ボーカルが加わりアダルトなRockで世界的なバンドになったあとの冒険的なアルバム
こういうリズムは耳に残ります

「Tusk」


こんなテーマはどう?
ってリクエストお待ちしております

 

 

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May 20, 2019

Rockなヂュエット 5選

002_5

長年聴いてきた音楽をネタで語るコラム

ちょっと思いつくままに
いろんなお題で5曲選んでみます

第8回のお題は
「Rockなヂュエット」
日本では”演歌”ってイメージの男女デュエットですが、Rockなアーチストがデュエット仕掛けるとこんなおしゃれになります

「Happy ending」Joe Jackson
演歌…までは行きませんが、デュエット歌謡曲くらいの雰囲気の1曲
感想のホーンセクションが哀愁をそそります
相方はイレイン・キャズウェルという人
残念ながら他の曲は知らないのですが、素敵なソウルフルでパワフルな歌声
こういう張りのある歌い手は大好きです

「Happy ending」
このアルバムについて書いた記事 「Body & Soul」

 

「Don't Give Up」Peter Gabriel
比較的演歌っぽい仕上がりの曲
ケイト・ブッシュがしっとりと花を添えてます
「もう疲れちゃった」って男と、「大丈夫、頑張って」という女
この二人が組むなら、サイケな曲もやってほしいものですが、これはこれで名曲です
あと、シンニード・オコーナーが相方を務めるライブバージョンもなかなかの出来です

「Don't Give Up」

 

「Woman In Chains」Tears For Fears
サイケな曲からソウルフルな曲まで幅広く才能を見せつけたティアーズ・フォー・フィアーズの名曲
ヒット曲というわけじゃないけど
相方はオリータ・アダムス
この人も残念ながらこの曲しか知らないけど、良い味出してる
MDで自己編集プレイリスト作ってた時代から「DEEP」カテゴリーで外せない曲でもある

「Woman In Chains」
このアルバムについて書いた記事 「The Seeds Of Love」

 

「Walls Come Tumbling Down!」The Style Council
こちらも80年代を代表する、ブリティッシュソウルの名演
The JAMを解散して、180度変わった「おしゃれ代表」スタイル・カウンシル
その2ndアルバムもずっとおしゃれな曲を並べて、最後にガツンとソウルフルにかましてくれる
相方はD・C・リー
プライベートでもパートナーとなった彼女は、この曲のあと準メンバー的な位置になるのかな

「Walls Come Tumbling Down!」
このアルバムについて書いた記事 「Our Favourite Shop」

 

「I've Seen It All」Bjork
最後はちょっと趣を変えて、女性シンガーがメイン
ビョークは結構好き嫌いがあると思うが、間違いなく才能あふれるアーチスト
エレクトロなポスト・ロックなものが多いけど、この曲はとっつきやすい
というのも、この曲は彼女が主演した映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の一曲
映画では「Selma Song」というタイトルで、映画での共演男優が相方を務めているが、アルバムではトム・ヨーク(Radiohead)が務めている
そのけだるく、不安定な弱弱しさが相性抜群
異色のコラボであり、名演

「I've Seen It All」

こんなテーマはどう?
ってリクエストお待ちしております

 

 

 

 

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May 13, 2019

グルーブの効いたベース曲 5選

002_4

長年聴いてきた音楽をネタで語るコラム


ちょっと思いつくままに(笑)
いろんなお題で5曲選んでみます


第7回のお題は
「グルーブの効いたベース曲」

単純なベースは、ひたすらベース音(キーに対する1度の音)をくりかえしたり、和音の1・3・5度(ドミソミ・ドミソミ)を繰り返す
もちろん、他の楽器の絡みで、重要な役割を果たすので大事
それを、ちょっとメロディックに仕上げると「ランニング・ベース」となっておしゃれになる
BEATLESのポール・マッカートニーなんかは、天性のメロディセンスで、ちょっとした曲でもメロディックなベースラインを披露してくれる
彼だけで5曲選ぶのも良いけれど、今回は「グルーブがかっこいい」と思った曲を
グルーブって言葉もいろいろ意味があるけど、ここは「ノリ」という意味で

「Carouselambra」Led Zeppelin
ブルースが軸のベーシスト、ジョン・ポール・ジョーンズだけど、ZEP後期はキーボードも引き受けながら単純じゃないベースラインを披露してくれる
この曲は有名ではない…というか、このアルバムを作成してからドラムのジョン・ボーナムが死亡したために、ライブで披露されることがなかったラストアルバムの曲
しかも、シンセを大々的に取り入れてZEPらしくないとファンに敬遠されてたし
でも、ベーシストとしてはコピーしたくいなるフレーズの名曲

「Carouselambra」
このアルバムについて書いた記事「In Through the Out Door」

「Tempus Fugit」YES
プログレ界に名ベース・プレーヤーは多かれど、クリス・スクワイヤはピカ一
で、名演奏は数あれど、これまた不遇なアルバムからの一曲を
というのも、ジョンという看板ボーカリストが脱退し(のちに復活)トレヴァー・ホーンがヴォーカルを取ったアルバムの曲
なので、ジョンが復活してからのライブでは採用されず…
しかし、クリスはお気に入りのようで、ベースソロの時はこのフレーズを盛り込んでました

「Tempus Fugit」
このアルバムについて書いた記事「Drama」
YESの歴史について書いた記事

「Forever」THE CHARLATANS
ちょっとシンプルなロックながらおしゃれなグルーブの曲を
ベースラインとしては単調な部類ながら、そのうねりや時々取り入れる”おかず”でファンキーなグルーブを作り上げている

「Forever」
このアルバムについて書いた記事「Us And Us Only」


「Sons of Pioneers」JAPAN
ちょっと変わったところで、ベースをブイブイ言わせるとしたらこの人を忘れられないミック・カーン
フレットレスベースを操り、独特のグルーブを作り上げている
神秘的なボーカルに絡みつくこのベースは逸品




「Diamonds And Pearls」 Prince & The New Power Generation
ファンキーなベースは以前紹介したスラップ系が多いけど、基本ファンキーなプリンスの曲の中で、この曲はボーカルとシンクロしたベースのグルーブが心地よい
曲構成もプログレのようにドラマチックな展開で大好物

 

「Diamonds And Pearls」

こんなテーマはどう?
ってリクエストお待ちしております

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May 06, 2019

泣けてくる曲 5選

002_3

長年聴いてきた音楽をネタで語るコラム


ちょっと思いつくままに(笑)
いろんなお題で5曲選んでみます


第6回のお題は
「泣けてくる曲」
雰囲気だったり歌詞だったり、ほろっと来るような名曲を

「Bitter Sweet Symphony」The Verve
人生は苦悩と幸せのシンフォニーだと思わないかい?
変わらないビターな現実
だから(精神的に)逃避してスィートな世界に行こう
淡々と繰り返される歌と物悲しいストリングス…泣けてくる

「Bitter Sweet Symphony」

このアルバムについて書いた記事「Urban Hymns」

 

「Walk on the Wild Side」Lou Reed
ワイルドな道を歩いてみないかい?
マイノリティや迫害されている者たちへ
それでもワイルドな道を選ぼうぜって…
渋いベースプレーに乗せて
淡々と歌い続ける…泣けてくる

「Walk on the Wild Side」

 

「Road to Nowhere」Talking Heads
どこでもない場所へ行こう
”今 ここ”がつらい
だから、とにかく出発しようぜって…
明るく振る舞うけど滲み出してくる哀愁…泣けてくる

「Road to Nowhere」

「Fast car」Tracy Chapman
どこかの街へ連れてって
抜け出したい現状
抜け出せない現状
渋いギター、ソウルフルな歌声…泣けてくる

「Fast car」

「Sweetheart Like You」Bob Dylan
君のような素敵な人がこんなところで何をしているんだい
Bob Dylanの歌詞をストレートに理解することは難しい
でもこの曲は、ブルージーなギター(マーク・ノップラー)に載せて優しく語りかける
自分の居場所を自虐的に受け止め、君はここで収まる女性じゃないと
否定に裏側にある肯定…泣けてくる

「Sweetheart Like You」

こんなテーマはどう?
ってリクエストお待ちしております

 

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