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July 26, 2011

The Allman Brothers Band Concert「Fillmore East Feb 11, 1970」

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前の記事の流れで「The Allman Brothers Band」をチョイス。
デレク&ザ・ドミノスに参加する少し前の同年のライブがあったので。

こちらもツインリードギターだけど、ブルース色よりはサザンロック色が強く、1曲目のインストナンバー「In Memory of Elizabeth Reed」から飛ばしまくる。
2曲目「Statesboro Blies」からはスライドギター全開。
純粋なアメリカン・ブルース・ロックが堪能できる。
ラストの「Mountain Jam」は、演奏力とか、迫力とかよりも「楽しそうなJAM」って感じが伝わってきて、リラックスして聞ける。
あぁ、こんな風にジャムりたいなぁ。

彼らの有名なアルバムに「The Allman Brothers at Fillmore East」っていう伝説のライブアルバムがあるが、それはデレク&ドミノス参加より後らしいので、この音源はそれよりも少し前のものみたい。

http://www.wolfgangsvault.com/the-allman-brothers-band/concerts/fillmore-east-february-11-1970.html

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July 25, 2011

Derek and the Dominos 「Concert Fillmore East Oct 23, 1970」

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いやもう、オープニングの「Got To Get Better In A Little While」から熱い熱い。
アンコール並みのテンションで15分の熱演。
その後は今では定番といえるブルースナンバーがこれでもかと…
とはいえ、「Tell The Truth」12分「Why Dose Love Got To Be So Sad?」15分「Blues Power」11分と、長尺が続く。
これは安定したリズムセクションが支え、デュアン・オールマンのスライドソロが炸裂しているから。
一応彼はゲスト扱いだけど、彼なしだとこのバンドのこの演奏は成り立たないよな。

「Let It Rain」はオリジナル(Craptonのソロ)では爽やかなナンバーだったのが、ここではかなり骨太のロックに、しかもドラムソロもあれば、ドラムとギターのバトルがあったりと盛り上がり必至(しかも20分強)
ラストを飾るのは「Crossroad」前回紹介したCreamのライブではアップテンポのロックチューンだったけど、このバンドではスローなブルースナンバー。
うーん、こいつも渋くていい

一般には「レイラ」のヒットにより、クラプトンのバンドってイメージだったり、彼のキャリアの一部だったりという認識が強いけど、安心できる面子に囲まれて楽しく演奏しているクラプトン含めて、「デレク&ザ・ドミノス」という歴史に名を残す”グループ”だったんだと改めて認識できるライブだ。

一応過去にも「In Concert」や「Live at the Fillmore」ていう形で彼らのライブは発売されてるから(しかもアルバムの方が曲数多い)、そういう意味での目新しさはないかもしれないけど、無料配信でこのクオリティのライブが聴けるのは大変お得。

「レイラが入ってないから…」とデレク&ザ・ドミノスのライブ盤を見送ってきた方は、ぜひこの配信で出会ってください。
たしかにレイラは名曲だけど、彼らの魅力はその一曲じゃない!!!

http://www.wolfgangsvault.com/derek-and-the-dominos/concerts/fillmore-east-october-23-1970.html

翌日のライブもアップされてます。
違う曲やってたり、同じ曲でも順番が違ったら雰囲気違ったり…
Fillmore East (New York, NY) Oct 24, 1970

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July 23, 2011

Cream Concert 「Winterland Mar 10, 1968 Early Show」

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ここまで聴いてきたエレクトリック・ブルース・レジェンドの影響は海を渡りUKへ。
その影響を受けたバンドの1つが Yardbirds だけどそのライブ音源はなかった。
Yardbirdsのクラプトンがその次に参加した John Mayall & the Bluesbreakers も音源はあったけどクラプトン時代のものじゃなかった。
なので、そのブルースを消化して次の音楽を産み出して言ったバンドの1つCreamを。

1968年だったら 「Wheels of Fire」(邦題 クリームの素晴らしき世界)発売の前かな。
ブルースとはいえ、もうかなりヘビィな要素がはいってるけど、そのスピリッツは健在。
どの曲もすばらしいけど、やはり16分を越す「Spoonful」は圧巻。
っていうか、3人がそれぞれ「オレが一番」と目立ちまくろうとして、結果ケミストリーが生まれてるんだけど(笑)
あと「Crossroads」は鉄板というか、聴きなれてるというか…

音量が安定してないのがちょっときついけど、これだけの音圧で演奏されたらミキサーも大変だわな。

http://www.wolfgangsvault.com/cream/concerts/winterland-march-10-1968-early-show.html


あと、おまけで1曲ずつしか入ってないけど…
「Rollin' And Tumblin'」Fillmore Auditorium Mar 7, 1968

「Sleepy Time Time」Winterland Mar 9, 1968 Early Show

「Sunshine Of Your Love」Winterland Mar 9, 1968 Late Show

も同じ時期の音源としてGood

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July 22, 2011

Buddy Guy & Junior Wells Blues Band Concert 「Newport Folk Festival Jul 28, 1968」

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流れで行くと、3大キングの最後でB.B.King…と行かずに、天邪鬼な私はもう一方の御大Buddy Guy

へ。
この時期のブルースは、都会で洗練されてきたが、一方でシカゴブルースのように泥臭さを前面に

出したものがすばらしく、それらはイギリスに渡って多くのハードなロックアーチストに影響を与

えた。
このライブのバディ・ガイのプレイなんかまさにその感じで、音を歪ませて弾きまくるスタイルは

ジミー・ペイジやエリック・クラプトンに引き継がれている。

「One Room Country Shack」(ハードなブルース)
「Somebody Hoodooed The Hoodoo Man」(いやぁ渋いなぁ)
「You Gotta Help Me」(ジュニア・ウェルズのブルースハープとの掛け合いは絶品)
「Stomy Monday/I Feel Good」(渋いブルースと定番ファンキーのコントラストが…)

http://www.wolfgangsvault.com/buddy-guy-and-junior-wells-blues-band/concerts/newport-folk-festival-july-28-1968.html

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July 21, 2011

Freddie King Concert 「Ash Grove Aug 25, 1970」

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Albertときたら次はFreddieでしょう。
ちょっとセッションっぽい粗い演奏だったり、ちょっと指先がたどたどしかったりするけど、そこは御大の”味”で勝負。
もちろん、ギタープレイだけじゃなく歌の方も味で勝負。
定番というかなんというか(いい意味でマンネリとも言う)奇をてらわない、予想通りのフレーズ展開に、安心して聞き惚れることが出来る。
ロスのナイトクラブで酒飲みながら聞きたいよなぁ。

おすすめは
「Work Up This Morning」
「I Love The Woman」(これぞブルースの真骨頂!)
「Have You Ever Loved Woman」(定番中の定番)
「Hide Away(jam)」(マンネリ万歳)

http://www.wolfgangsvault.com/freddie-king/concerts/ash-grove-august-25-1970.html


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July 20, 2011

Albert King Concert「Fillmore East Jun 27, 1971」

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ブルースの音源を聴きまくるなら…次なる候補はいろいろあるけど。
メジャーどころでクラプトンやB.B.キングに行ったり、ジョニー・ウインターやスティービィー・レイボーンなんてところもいいんだけど、渋いところで私の大好きなAlbert Kingをチョイス。

学生時代組んでたブルースバンドでカバーした「I'll Play The Blues For You」やクリームがカバーして有名な「Born Under A Bad Sign」を作ったブルースマンだ。
残念ながら、彼のライブ音源はこの1本だけで、上記の曲は両方演ってない。

フライングVのシンプルなトーンで弾きまくるスタイルが十分に堪能できる。
「Knock On Wood」のようなアップテンポもいいが、「Got Be Some Change」のようなスローナンバーが彼の真骨頂か(「I'll Play The Blues For You」にも通じるしね)
「Notthing But The Blues」の歌うでなく語るスタイルも素敵だ。
全編を通じて、彼お得意のチョーキングプレイが聞ける。
ブルースギターのお手本だ。

http://www.wolfgangsvault.com/albert-king/concerts/fillmore-east-june-27-1971.html

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July 19, 2011

Muddy Waters Blues Band Concert「Fillmore Auditorium Nov 5, 1966」

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今度は何聴こうかと悩んで、マイブラあたりあるかなと探したら目に飛び込んできた名前…「Muddy Waters」 だった。
ということで、しばらくはブルースの音源を聞きまくりそう。

もう言うことなしの演奏で、この時期はベーシックなエレクトリック・ブルース・バンドの形態。
序盤はインストものが中心で「Chicken Shack」「Honky Tonk」「Work Song」など有名どころがならぶ。
中盤には渋いボーカルが加わり、お約束の「Hootchie Cootchie Man」
そしてハイライトはエレクトリック・ブルースの真骨頂「She Moves Me」
さらにマディ節全快の「Got Mojo Working」で締めだ。
(アンコールっぽい「Born In Chicago」は途中で終わってる)

ちょっとブルースハープの音がでかすぎるのが耳ざわりだけど、そいつも含めて古い音源を楽しめばいい。

http://www.wolfgangsvault.com/muddy-waters-blues-band/concerts/fillmore-auditorium-november-05-1966.html

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July 12, 2011

Boomtown Rats Concert「Fox Theatre Feb 28, 1979」

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The Police同様、70年代の後半に活躍したアーチストつながりでBoomtown Ratsのライブを。
ヒットしたアルバム「The Fine Art of Surfacing」がでた年だけど、2月と言うことはまだ発売前で、曲構成は2ndアルバムまでの曲中心。
というか、「I Don't Like Mondays」だけが新曲として演奏されてるみたい。

そこそこの佳曲はあるけど、大ヒットしたのは「I Don't Like Mondays」(哀愁のマンデイ)1曲だけど、それでも十分印象深い。
デビッド・ボウイやクイーンにも通じるオペラ的な展開を持つ曲や、逆に単純なパンキッシュな曲など、ソングライティングはすばらしい。
あとはボーカルのボブ・ゲルドフの粘っこい歌い方が特徴で、それはこのライブでも健在。

音のバランスは、やはり70年代ものはちょっと”残念”だけど、貴重なライブ音源と思えばこのほうがありがたみがある気もする。

前半のハイライトは「Like Clockwork」
そして本編エンディングの「She's So Modern」から「Lookin' After No. 1」へのたたみかけ。
さらにアンコールで「I Don't Like Mondays」ピアノオンリーのバラードっぽいアレンジ(あるいはまだ曲として完成してなかったのか?)
もひとつアンコールのメドレーは「Rap Trap」「Joey's on the Street Again」こちらも部分部分で変化をつけて盛り上がりばっちり

このバンドは3rdアルバムが好きだったけど、1st・2ndの曲も中々いいね。

http://www.wolfgangsvault.com/boomtown-rats/concerts/fox-theatre-february-28-1979.html

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July 09, 2011

The Police Concert「Zellerbach Hall Mar 4, 1979」

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スタカンの後、The Jamがないかと探したけどなかったので、同じ時期に活躍したThe Policeのライブを。

演奏曲を眺めると、2ndが発売される前のようで、ほとんどが1stアルバムからの選曲。
しかし、後のライブでもおなじみのナンバーが並んでおり、デビュー時からソングライティングや演奏力は確立されていたようだ。
実際、彼らの出現は当時のパンク・ムーブメントの枠に入れられていたが、各メンバーの実力はすでに他のバンドで磨かれており、単なる新人とはいえないものだった。
曲もすでにレゲエが取り入れられており、逆にどうしてパンクのくくりにされたのか…

「Can't Stand Losing You」で幕を開け、3曲目の「So Lonely」ですでに全開。
レゲエタッチの曲もいいが、アップテンポの曲でのスチュワートのドラムは活き活きしてる(さすがプログレバンド上がりだ)
「Peanuts」で盛り上がったあとの「Roxanne」がハイライト。

1時間足らずのライブだが、一気に聴けて楽しめるライブだった。


http://www.wolfgangsvault.com/the-police/concerts/zellerbach-hall-march-04-1979.html


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July 08, 2011

Style Council Concert 「Savoy May 11, 1984」

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なにかと予定が詰まっていて、じっくりPCの前に座っていることが数日なかった。
ということで「wolfgangsvault」の音源レポートも久しぶり。

こう毎日暑いと、余暇といわれる部分はとりあえず睡眠時間の回復に充てられて、音源聞くのも途切れ途切れにあれこれ聞いてた。

で、今日はどうしようかと…暑いと聞きたくなるアーチストの1つで、80年代を代表する人の音源があった。
「Style Council」の音は、都会のJAZZYな夜でもあるし、リゾートのピクニックでもある(「Long Hot Summer」のPVイメージか?)

基本はフロントマンであるポール・ウェラーのソング・ライティング、ボーカル・ワークがずば抜けていて、バンドの価値を決めてるんだけど、パートナーのミック・タルボットによる軽快なピアノやオルガンが旨く、二人の融合がこの時期の他のバンドには出来ないPOPセンスを光らせていた。
まぁ、The JAM時代のポールファンからしたら黒歴史なんだろうけど。

1984年11月のライブだけど、前年ミニアルバムでデビューして、1stアルバム「Cafe Bleu」発表後のライブで、この2枚からの曲で構成されている。

以降のアルバム発表後のライブは公式ライブアルバムで発売されているけど、この時期の音源は貴重かな。

スタジオ版でもすばらしいんだけど、ライブだと音がタイトで、その分ポールの歌と、サポートのコーラス(このころからD・C・リーかな?)が際立って、重厚さを増してる。
あと、ミックのソロも十分聞けるのでうれしい。

スタカン(Style Councilをこう呼んでいた)としては2ndアルバムが好きなんだけど、このライブもかなりお気に入りの位置を占めそうだ。

ヒット曲の「You're The Best Thing」「My Ever Changing Moods」なんかももちろん素敵だけど、ライブならではの迫力で「Mick's Up」「Dropping Bombs On The Whitehouse」のインスト曲がいい。
基本はポールの陰に隠れてる各メンバーがインストなんで張り切ってるのかも。

やっぱおしゃれやったなぁ…

http://www.wolfgangsvault.com/style-council/concerts/savoy-may-11-1984.html

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