Derek and the Dominos 「Concert Fillmore East Oct 23, 1970」
いやもう、オープニングの「Got To Get Better In A Little While」から熱い熱い。
アンコール並みのテンションで15分の熱演。
その後は今では定番といえるブルースナンバーがこれでもかと…
とはいえ、「Tell The Truth」12分「Why Dose Love Got To Be So Sad?」15分「Blues Power」11分と、長尺が続く。
これは安定したリズムセクションが支え、デュアン・オールマンのスライドソロが炸裂しているから。
一応彼はゲスト扱いだけど、彼なしだとこのバンドのこの演奏は成り立たないよな。
「Let It Rain」はオリジナル(Craptonのソロ)では爽やかなナンバーだったのが、ここではかなり骨太のロックに、しかもドラムソロもあれば、ドラムとギターのバトルがあったりと盛り上がり必至(しかも20分強)
ラストを飾るのは「Crossroad」前回紹介したCreamのライブではアップテンポのロックチューンだったけど、このバンドではスローなブルースナンバー。
うーん、こいつも渋くていい
一般には「レイラ」のヒットにより、クラプトンのバンドってイメージだったり、彼のキャリアの一部だったりという認識が強いけど、安心できる面子に囲まれて楽しく演奏しているクラプトン含めて、「デレク&ザ・ドミノス」という歴史に名を残す”グループ”だったんだと改めて認識できるライブだ。
一応過去にも「In Concert」や「Live at the Fillmore」ていう形で彼らのライブは発売されてるから(しかもアルバムの方が曲数多い)、そういう意味での目新しさはないかもしれないけど、無料配信でこのクオリティのライブが聴けるのは大変お得。
「レイラが入ってないから…」とデレク&ザ・ドミノスのライブ盤を見送ってきた方は、ぜひこの配信で出会ってください。
たしかにレイラは名曲だけど、彼らの魅力はその一曲じゃない!!!
http://www.wolfgangsvault.com/derek-and-the-dominos/concerts/fillmore-east-october-23-1970.html
翌日のライブもアップされてます。
違う曲やってたり、同じ曲でも順番が違ったら雰囲気違ったり…
Fillmore East (New York, NY) Oct 24, 1970
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