BEATLESを語ると止まらん…
前回のエントリーからきっちり一ヶ月…
09・09・09 Beatles Day にむけて集中しすぎたのか、その後ぱったりと書く気力が起こりませんでした。
というか、他のブログや行事などに明け暮れていたせいもあるのですけどね。
その間にもいろいろ書こうとは思ってました。
Past Mastersを取り上げて曲単位でもBeatlesコンプリートしようと思ったり、関連商品としてBeatlesの曲をMetallica風に焼き直した「Beatallica」の音源をゲットしたんでそいつをやっつけてやろうとか、CDにこだわるのやめて、CDでは手に入らないけど思い出たっぷりのLP「Oldies」・「Hey Jude」・「Rarities」・「Rarities vol.2」・「at the Hollywood Bowl 」なんてマニアックなところを取り上げてみるとか…
まか、この辺は気が向いたらやってみましょうか。
で、今回はリマスター発売から1ヶ月経って、その個別の売り上げ枚数の数字が出たんでそいつの話題。
まぁ、従来のマニアがBoxセットで買うからそいつが上位なのは当然として、新しいファンはおそらくアルバム単位で気になったものを買ってるだろうから、この順位は結構面白かったりする。
アルバムでの評判ということで行けば、私のindexにも表記してる通り「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」がRolling Stone誌のランキング(全音楽での)で1位になってるからここは硬いかなと思ってたんだけど、なんと「Abbey Road」が一番売れているという…
この表のランキングは金額単位なんで、2枚組みの「Past Masters」「The Beatles(White Album)」が上位に来ちゃうんで、横の売り上げ枚数がわかりやすい数字だと思うけど、「Abbey Road」2.9万枚の次が「Let It Be」の1.9万枚だから、いかにかけ離れて売れているかがわかる。
一般的にヒットしている作品ってことで考えると、「BEATLES 1」ってアルバムがチャート1位になった曲中心に集めているいわゆるBEST盤だと思うんで、そこに入っている曲を考えると「Abbey Road」には「Something」と「Come Together」の2曲…あと名曲「Here Come The Sun」も入れてみても、いわゆる「Yesterday」や「Let It Be」なんていう誰でも知っている曲に比べて弱い。
「THE BEATLES Official Web Site」が先駆けて行った人気曲ランキングでも9位にやっと「Something」が入っているだけ(その次は12位で「Here Comes The Sun」)
となると、このアルバムはジョージ人気で売り上げトップなんだろうか…
じつは、同じサイトのアルバムランキングだと、やはり「Abbey Road」が1位で、以下「The Beatles(White Album)」ときて「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」が3位になっている。
いつの間に序列が変わったんだろう???
で、私も「Abbey Road」は大好きだ。
特にB面を飾るメドレーは鳥肌ものだし、「The End」にはサウンド的な興奮だけでなく、この曲でBeatlesに歴史に終止符が打たれたんだという感覚的な興奮もある。
しかし、まずはこの1枚からというときは迷わず「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」を薦める…いや、ちょっと待てよ、確かにこのアルバムを薦めるのはちょっと危険かもしれない。
なじみやすいヒット曲から聞いてもらって、それからこの完成されたトータルな世界観を味わってもらうほうがいいだろうな。
そういう意味では「Abbey Road」も「The Beatles(White Album)」もあとから聞いてもらうほうが良いな。
そう考えてみると「Rubber Soul」「Revolver」なんてのも結構マニアックなところに彼らのよさがにじみ出てるし…
うーん、初めて聞く人にBeatlesを薦めるのには何が良いんだろう。
すっかり迷ってしまった。
こうなるとヒット曲が詰まった「1」「青盤」「赤盤」ってことになるかなぁ…でもそれじゃ芸が無いし、オリジナルアルバム買う気なくすだろうしなぁ。
うん、やっぱなじみやすく感動しやすい「Let It Be」「The Long And Windeing Road」に「Get Back」も入ってるアルバム「Let It Be」が無難かなぁ。
これから聞く人が感動しやすいってことで行くと、悔しいけどフィル・スペクターの思惑に間違いがなかったってことで…
ところで、今回のリマスターで普通にオリジナルの「Let It Be」が持ち上げられているけど、「これがBeatlesの作りたかったサウンドだ!!」って騒いでた「Let It Be...Naked」の位置づけはどうなっちゃったんだろう?
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Comments
まったくそうですね
nakedがあるんだからリマスターのランキングは最下位でもいいくらい、、、
そういう意味ではイエローサブマリンは順当?
アビー・ロードが(単独のアルバムとしては)一位なのは、ほとんどのアルバムをCDで持ってない人が改めてちゃんと聴いてみたいと思った結果なのでしょうか?
Posted by: col | November 01, 2009 04:12 PM
「Col」さん、どーもです。
「naked」が出たときは、「こっちが本当にメンバーがやりたかったこと」なんて煽ってたんですけどね。
ファンの間でも複雑な反応だったと思います。
マスコミのほうは売らなきゃいけないから「こっちが本物」って言うしかなかったんだけどね。
でも、LP時代から聞いてるものとしては、オリジナルの曲順でないと落ち着かなかったりね。
(だから切り張りした「LOVE」なんて非常に気持ち悪い)
>改めてちゃんと聴いてみたいと思った結果なのでしょうか?
あぁ、そういう感じはあるかもしれないですね。
ヒット曲の入ってるアルバムをちょこちょこ持ってる人が「次に選ぶ」ものとして気分が一致した結果かも知れませんね。
Posted by: MANU. | November 05, 2009 09:38 AM