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August 11, 2009

The Beatles「A Hard Days Night」

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毎日のようにいろんな音楽を聴いてるけど、なかなかレビュー使用という意欲まではわかない。
そういう時は何日もブログ更新がおろそかになって…

そんなときにきっかけをくれるのはやはりBeatlesだ。
今回は、もうすぐリマスター盤が発売されるので、それまでにできるだけまだ紹介してないアルバムを、と意気込んではいるが…

このアルバムを、アルバム単位で聞いたのはおそらく大人になってから、CDで全アルバムをボックス買いしたときだと思う。
いや正確には、レンタルでカセットにダビングして聞いているはず…
でも数曲しか印象に残ってない。

ただ、ビデオが無い時代に「ザ・ビートルズ・シネ・クラブ」(現ザ・ビートルズ・クラブ)のフィルムコンサートで何度か映画を見ている。
ひたすらファンから逃げ惑うメンバーと、合間合間のジョーク、そして演奏シーンが繰り返されるという…でも、当時動くBeatlesを見るのは貴重だった。

そう、このアルバムは、その映画のサントラっていうイメージがあるからあまり聞き込んでいなかった気がする。

しかし、今聴くと、もちろん素晴らしいアルバムだったりする。
(でも、わたしとしては後期のアルバムのほうが…)


「A Hard Day's Night」おそらく世界で一番有名なオープンコードのワンストローク。
もうこの音だけでBeatlesの世界に入り込む。
「なんてしんどい日だったんだ」なんて歌を、アイドルグループが歌って、ファンがそれにキャーキャー言う…
すごいことだったんだなと。
この頃はまだ明るく歌ってたジョンだけど、後期やソロになると「疲れちまった」とか「寂しい!死にたい!!」などと内面をダークな雰囲気にのせてぶちまけまくる。
もしかしたら、たんらるラブソングから、内面をぶちまける歌への転機がこの歌なのかもしれない。

「I Should Have Known Better」一転して甘い甘いラブソング。
ブルースハーブの渋さと、ナチュラルなギターストロークの温度差が、ジョンの甘ったるい声にマッチしてる。

「If I Fell」前曲と同じようにジョンが甘~く歌いだしたかと思うと、ポールとの絶妙なコーラス。
歌いだしはジョンだったのに、コーラスになると主旋律はポールが取ってたりする。
そう考えると、歌メロに関しての歌唱センスはジョンのほうがあったのかな。
この曲で複雑なコード進行(メジャーからマイナー)の微妙な部分はジョンが受け持ってるし。

「I'm Happy Just To Dance With You」ポニーテールとリーゼントのダンスパーティーでバンドが演奏してるような曲。
っていうか、もろ「ダンスをいっしょに」って曲だもんね。

「And I Love Her」ここまでジョンにいてった流れを一気にポールが引き寄せる名曲。
最初の、なんということのないギターアルペジオなのに、深く切ない雰囲気は秀逸。
(間奏のたどたどしいギターソロはお愛嬌)

「Tell Me Why」なんてことのないロックンロールナンバーだけど、コーラスに微妙な和音を入れたり、裏声を活用したり…徐々にいろんな技を駆使しだした。

「Can't Buy Me Love」ジョンがロックンロールを決めたら、負けじとポールも。
ベースのランニング具合は初心者のお手本にうってつけ。

「Any Time At All」さらに対抗してジョンが…(紅白歌合戦か!)
でも、これといって特筆する事が無い、秀作。

「I'll Cry Instead」前曲はちょっと高音で無理してたけど、このくらいが一番気持ちよく歌えてる。
中盤にちょっと違う雰囲気のメロディが入ってるのは、初期によく使ったポールと曲を合作してメロディにアクセントをつける手法かもしれない。

「Things We Said Today」単なるラブソングだけじゃないよ、ということを見せ付ける、マイナー調でありながら惹き付ける名曲。

「When I Get Home」Beatles全体のキャリアからいうと目立たない曲の中のひとつ。
ジョンの声は素敵だが、初期からの変化を見せてきているこのアルバムの中にあっては、初期っぽい荒さが目立つからか。

「You Can't Do That」この曲もなんてことなく過ぎそうだが、コーラスや掛け合いの入り方がライブ向けだし、リンゴのドラムブレークがこれまでになかった味を出してる。

「I'll Be Back」コーラスも素晴らしいし、中盤んび2種類の展開があるのも素晴らしい。
「Things We Said Today」と並ぶマイナー調の名曲。


全曲オリジナルになった最初のアルバムだとか、邦題が「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」という荒唐無稽だとか、話題はいろいろあるけど、そういうのは他所のブログにお任せということで…

定番度 90% もうBeatlesは評価関係なしにボックス買いでしょ


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NO.00140 ビートルズのサードアルバム『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』(1964年) みんな大好きビートルズです。 まぁ、洋楽好きでビートルズが嫌いな人は、余程のヒネクレモノでしょう。 ちなみに、OZZYは...もちろん大好きです! 但し、....... [Read More]

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