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June 27, 2009

追悼 マイケル・ジャクソン

基本、ロック小僧でUKよりですが、MTV創設時の一時代を築いた彼のパフォーマンスは当然リアルタイムで熱狂してました。
モータウン系をあまり知らなかった80年代に、ビリー・ジーンのビデオクリップでぶっ飛びました。
多くの人は、そのあとのスリラーのビデオでそのすごさを実感したと思いますが、ビリー・ジーンとビート・イットのインパクトのほうが私には強いですね。
アルバムの中では「スリラー」は楽曲としてはインパクト弱かったですから。

(直接映像を貼ると重くなるんで、リンクではっときます)
ビリー・ジーン
ビート・イット

マイケルの歌との出会いは小学生の頃、映画好きでテレビで見た「ベンのテーマ」、その後映画音楽をラジオからテープでエアチェックしてるときにこの曲も録音し、マイケルの名前も知ることになりましたね。
その時点でローティーンながらプロだとは。

その後のジャクソン5時代はほとんどリアルでは知らなかったけど、あとから聴くとヒット曲は何らかの形で(おそらくラジオ番組)耳にはしてたなと。

そして「スリラー」が発売され、テレビのチャート番組で「ビリー・ジーン」のビデオと出合うことになり、当時の友人たちと「ホゥ!」の掛け声と爪先立ち、そしてビートにあわせてキレのある歩き方をまねしたものです。
さらに「ビート・イット」で群集のダンスをコピーし、「ディスコ」(マハラジャ以前だったかも 笑)ではこの曲がかかるとあちこちでこのダンスが…
次の「スリラー」のビデオでは、完全にアルバムの曲と切り離した映像作品となっていて、テレビではその全編が流されるのは特別なときだけという、プロモーション・ビデオの考え方を破壊したもの。
このダンスを覚えて踊ろうにも、アルバム収録の曲ではダンスの間奏部分が短くてできないと言う…
ビデオが普及してた時代による、テレビで音楽を楽しむことの始まりでしたね。

その後もアルバムとして買ったりレンタルしたりして音源を楽しむんですが、最初はあまり興味をもてない曲でも、その後PVが発表されると強烈な印象を受け、あとからアルバムを聴くとその映像を脳内で再生しながら聴く…そういう楽しみ方をするアーチストでした。

今回の訃報で改めて聞いているんですが、スローなナンバーやソウルフルナンバーもいい曲がいっぱいあるのに、耳を惹かれるのはPVの派手な映像がイメージできる曲。
逆にもったいない気がします。
ベスト盤なんかは、そういう曲のオンパレードですし。

そういう意味で、ミュージシャンのマイケル・ジャクソンの多彩さを一番素直に感じられるのは、MTV以前の名作「Off The Wall」かもしれないですね。
「Thriller」「BAD」まではアルバムで聞いてますが、それ以降の作品はPVでしか知らない気がします。

プライベートのあれこれは私には野次馬的な興味でしかなく、アーチスト「マイケル・ジャクソン」には、MTV時代の「何でもあり」(ただし、マスコミのヒットチャート至上主義時代)をリアルタイムで体験させてくれた、重要な位置を占めるアーチストでした。

昨日、子どもらにスリラーのビデオを見せたのですが…結構楽しんでました。
(ダンスはイメージでは出来ているのですが、身体がついていっていないという残念な結果に…)

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