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March 06, 2009

John Lennon「Imagine」

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しばらく90年代熱が続き、意識的に聞いてはレビューする事が続いていたが、仕事が忙しくなるとピタとレビューが止んでしまった。
一度止まるとモチベーションが下がり、また聴くアルバムもすでにレビュー済みのものが多かったり(お気に入りは先にレビューしちゃうからねぇ)なかなかレビューする機会が減っていた。

先日、出張のお供にと何枚かのCDを選んでいたとき、ふと久々に聞きたくなってJohn Lennonを何枚か手にしていた。
彼のアルバムもレビューは難しい。
まずBeatles時代の彼の作品と比べてしまう。
ソロとしても「ジョンの魂」という存在が、越えられない大きな壁としてそびえ立っている。

だが意を決して言葉にしてみることにした。
が、そこでまた思考が止まってしまう。
「imagine」と言う曲が大きすぎるのだ。
Johnという人を考えるときに、アルバムとしては「ジョンの魂」が一番なのだが、楽曲として考えるとこの「イマジン」が大看板になっている。
へたすりゃ、このアルバムに針を落とした人で、この一曲だけで満足して、後の曲は印象に残ってないって人も多くいたりするかもしれない。
若い世代だと、ベスト盤やコンピ盤でこの曲を聞くだけで、あとはいらないと言う人もいるだろう。
そう考えると、このアルバムは非常に不幸な位置づけになってしまう。

このアルバムは十分に傑作アルバムだ。
ジョンの魂」よりも聞きやすい。
でも、私は「ジョンの魂」が好きでたまらないから、このアルバムの評価が難しい…

「Imagine」説明不要の名曲であり、Johnの代名詞的作品。
ピアノ弾き語りにシンプルなドラムと遠慮がちのストリングス。
洋楽を雰囲気だけで聴いて歌詞にこだわらない人たちでも、この曲の歌詞は知られているし、淡々とした歌の中から湧き出てくる平和へのメッセージは、人種や思想を超えて響き渡っている。

「Crippled Inside」Beatles時代からお得意のパブで楽しく演るような軽いロック。
「Imagine」の後だけに、その軽さの中にも哀愁がにじみ出ている。

「Jealous Guy」前作「ジョンの魂」で極端までに内面をさらけ出した歌つくりをしたが、今回のアルバムではその刺々しさをオブラートで包んで表現している。
この曲も結構「駄目な俺」というところで歌ったラブソングだけど、前作の後だと普通のラブソングに聞こえてしまう。
でも名曲。

「It's So Hard」これもBeatles後期からお得意の酒でもかっくらいながらダウンな気持ちを吐露するJohn流のブルースナンバー。

「I Don't Wanna Be A Soldier Mama」淡々と戦争批判と死にたくない感情を、簡単な詩でひたすら繰り返し繰り返し訴える…
「ジョンの魂」では自分の内面を歌っていたが、このアルバムではある「設定」のもとで内面を歌っているという感じも在る。

「Gimme Some Truth」腹の中の言葉を垂れ流すように言葉をつむぎ続ける、重たいナンバー。
永遠に続くんじゃないかと思われる愚痴…かな。

「Oh My Love」名作ラブバラード。
だけど、前作の「Love」を超えることは出来なかった

「How Do You Sleep」物議をかもした、Paul McCartonyに対する皮肉ナンバー。
Beatlesに出てくる曲名やキーワードがちりばめてあるので、お好きな方は調べてみると面白いだろう。

「How?」お口直しの静かなナンバー。
いかにもRingoって感じのドラムのフィルインが素敵。

「Oh Yoko!」最後にかるーいラブソング。
ただし、相手はYoko限定。

定番度 100% 比較だと「ジョンの魂」に軍配があがるが、このアルバムも外せないでしょう。

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