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February 01, 2009

The Verve「Urban Hymns」

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The Verveは私にとって空白の90年代にヒットを飛ばしたバンドだが、OasisやPrimal Screamのようにずっと現役を続けていなかったために出会えずにいた。
(耳にしていた可能性はあるが、意識に停めていなかった)
そんな彼らを知ったのは、昨年のサマソニの特番で、出演アーチストのビデオクリップを流していたときに、このアルバム1曲目の「Bitter Sweet Symphony」を見たことから。
ひょろっとしたボーカリストが、歌いながら一直線に歩き続ける…そんなならず者のそぶりとは対照的な、甘く切ない歌と調べ。
久々に、一聴してほれ込んだ曲だった。
てっきり、その曲が新曲だと思って調べてみたら、はるか昔に解散しており、このサマソニで再結成、しかも初来日。
この特番に出会わなければ、知ることが無かったかもしれない。

なかなか他のバンドを誉めないOasisのリアムが何十回と繰り返し聞くほどこの曲を気に入っていたとか、サンプリングが無許可だったことで、印税のほとんどをRolling Stonesのマネージメントに持っていかれたとか、いろいろ逸話も楽しんだりして。

その後、その「Bitter Sweet Symphony」をダウンロードして何度も聞いていたが、このたびやっとやすく売っているのを見つけて(なかなか2000円を切らなかった)はれて購入。

その前に最新作の「Forth」を聴いて気に入っていたが、やはりこのアルバムがマストかもしれない。
逆に、先にこのアルバムに出会っていたら、「Forth」の評価が変わっていたかもしれない。

「Bitter Sweet Symphony」イントロのストリングスの静かな調べ、サンプリングされたミニマルに続くストリングスのテーマ、ドラム・ベースの絶妙な関わり具合、歌い始めるボーカルと深く響くギター…
70年代のRoxy Music、80年代のTears For Fears、それに匹敵する、90年代で一番音のDeepさを感じるバンドかもしれない。
この曲を発売当時知らなかったというのはすごく損をしている。

「Sonnet」1曲目のように深みは無い、シンプルなバンドサウンドのバラード。
しかし、これも十分美しく感動的だ。

「The Rolling People」うって変わって、サイケなミドルテンポナンバー。
いかにもミドル90sって感じで、粘っこいところが2ndの頃のOasisやCharlatansを思わせるサウンドで、私の好みだ。

「The Drugs Don't Work」再びバラード。
良い曲ではあるが、こういう感じならOasisや他のUKバンドでも演りそうな、素直なストリングスバラード。


「Catching The Butterfly」こちらもサイケなミドルナンバー。
ドラムとベースの感じが中期のBeatlesのサイケな曲を思わせる。
もちろん、こういうのは大好きです。

「Neon Wilderness」ちょっと小休止のブリッジ的なサイケナンバー

「Space And Time」悪い曲ではないが、ちょっと特徴の無い感じのバラード。

「Weeping Willow」スローな曲だが、甘いバラードではなくちょっと陰のあるナンバー。
全編にわたる粘っこいギターがなかなか良い。
たしかにOasisのギャラガー兄弟が好みそうな音作り。

「Lucky Man」1曲目の「Bitter Sweet Symphony」に通じるというか、それに匹敵する珠玉のバラード。
音作りはシンプルなのに、リチャードの甘い歌声が深みを与えてくれる。

「One Day」どこか懐かしい感じが…どこがどうということじゃないんだけど、頭に浮かぶのはJohn Lennonかな。

「This Time」他の曲とはちょっと趣の違う…Radioheadのイメージもあるかな。(時代的にはこっちが先だろうけどね)

「Velvet Morning」最後に向けて、シンプルなバラードで…という感じ。

「Come On」最後に来てミドルテンポのロックナンバー。
でも、がんがん行くようなロックではなく、優しく粘っこくそしてファンキーに。
そこから徐々にヒートアップしてますますファンキーにファッキンに。
ちょっとPrimal Screamしてるかな。
数分の空白を経てシークレット・トラック。
幻想的な雰囲気だけど、なんとなくそのままもう一度「Bitter Sweet Symphony」を聴きたくなってしまう、不思議な曲だ。
しかし、90年代ってみんなシークレット・トラック入れてたもんだから、全然シークレットの感じしなかったよねぇ。

定番度 90% 90年代を代表する1枚といううたい文句はウソじゃありません

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