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November 18, 2008

Pink Floyd「Animals」

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昨日、Dvid GilmourのライブでPink Floyd作品を聴いていたら、オリジナルが聴きたくなった。
で、今日はいろいろ聞いてるんだけど、ついでにまだレビューしてなかったアルバムを紹介しようと…。
で、「Animals」なんだけど、工場の上空を豚が飛んでいるジャケットで有名。

名作「狂気」でコンセプトアルバムのピークを築き、次の「」ではコンセプトこそ内なる世界に入り込んだがサウンド的にはギターアルバムといってもいいほどすっきりと聞きやすいアルバムをだし、ファンの期待は「次は何?」と期待一杯だったときに出されたアルバム…ということで、かなり難しい位置にあっただろうと思う。
結果として、「犬・豚・羊」を「エリート・ビジネスマン、資本家や政治家、平凡な労働者」にたとえて現代批判をするというコンセプトは、英語圏ではない日本では通じづらく、歌を重視したサウンドは「幻想的」な奥深さが影を潜め、タイトなロックサウンドに仕上がって、私にとっては中途半端な印象になってしまった。
しかし、そこはPink Floyd、時代を超えたいまでも、十分に聞けるだけのクオリティは誇っている。
その前後のアルバムがすごすぎるのだ。

「Pigs On The Wing」導入的な役割のアコースティックナンバー。
以前はこういうアコースティックナンバーだけでちゃんとした曲に仕上げていたが、この頃からブリッジ的にアコナンバーを利用することが増えてきた。

「Dogs」アコースティックのストロークにのって歌が始まり、やがてバンドサウンドのフィルインを経てハードなサウンドへと変換していく、ある意味とてもプログレっぽい展開。
デビッドのギターもハード目のソロを聞かせてくれていて、中間のハモリ・ツインギターサウンドは今でも鳥肌もののかっこよさだし、リックのシンセソロも渋い。
そして曲の最後、同じパターンの繰り返しでメッセージを訴え続けるロジャーのボーカルは、彼にしか出せない味がある。

「Pigs (Three Different Ones)」不安げなシンセアルペジオにギターストロークがかぶさってくる。
サウンド的にはすごくラフな味付けで、音による表現よりも歌詞による批判に重きを置いているんだろう。

「Sheep」リックのピアノがいい味を出しているイントロから始まる。
そこにたたきつけるようなボーカル、切り裂くようなギターなどが加わってきて、やはりこの曲もハードな仕上がりになっていく。

「Pigs On The Wing 2」エンディングであり、イントロにつながっていく。

定番度 65% プログレを語る上で外せないが、優先度は下

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