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November 16, 2008

Dire Straits「Brothers in Arms」

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昨日はPoliceのことを書いたので、そのメンバー、スティングがコラボして大ヒットになったDire Straitsの名アルバム「Brothers in Arms」を。

このアルバムが出た80年代中頃は、ラジオよりもMTVで洋楽の情報を得ていたから、ビジュアル込みのイメージが強いバンドがヒットチャートの常連。
そこにDire Straitsの名前が並ぶとは、「悲しきサルタン」時代から知っている私には想像のつかないことだった。
しかし、「Money For Nothing」のインパクトは、全世界に彼らの名前を知らしめるのに十分だった。
実際、そのおかげでこのアルバムは歴史に残る一枚になっている。

でも私は、ブルージーなDire Straitsの方が好きだし、フィンガーピッキング独特のこの味のあるギターが大好きだ。

「So Far Away」まずは軽く、アメリカン・ロード・サウンドっぽい曲。ジョン・クーガーとかブライアン・アダムスみたいなPOPなロックって感じかな。
アルバムジャケットがドブロギターだから、かなりそういうアメリカの田舎っぽい音を意識してんるんだろうなと。

「Money For Nothing」Stingとコラボした大ヒット曲。
MTV全盛時代で、CG(このチープさがなんともいえない)が当時は斬新で、インパクトがあったのを覚えている。
曲だけでもマーク・ノップラーのだみ声とギターのリフがぴったりで、そこ加わるスティングのコーラスがおしゃれ。
地味ではあるが、曲後半はマーク・ノップラー節のギターソロを弾きまくってる。

25年前はこういうCGが最先端だったのさ。


「Walk Of Life」再び、アメリカンなPOPチューン。

「Your Latest Trick」ホーンから入る、ジャジーなナンバー。
静かで渋い歌声、それ以上に渋い泣きのフィルイン…こちらの方がDire Straitsの真骨頂かもしれない。

「Why Worry」きれいなギターメロディを中心にした優しい曲。
シンプルなようで、結構複雑なアルペジオ。

「Ride Across The River」ある意味、フリー・ブルースと呼べるような、ゆったりと自由に飛び回る感じの曲。
プログレのインプロのような感じでもある。

「The Man's Too Strong」オーソドックなブルースナンバーにちょっとハードな展開をまじえたナンバー。
これもDire Straitsっぽい一曲。

「One World」ちょっと陰のある、UKっぽいブルースナンバー。

「Brothers In Arms」このアルバムのハイライト。
遠くで鳴り続けるキーボードの深い音、静かな静かな歌声、琴線を響かせまくるギターのフレーズ。
この抑揚のあるギターの音は、フィンガーピッキングならではのもの。
情感たっぷりのこの音は、一聴の価値あり。
まさしく名演です。

定番度 95% 歴史に残る1枚です

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