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September 16, 2008

Pink Floyd「A Saucerful of Secrets」

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実は先日入手したDream TheaterによるPink Floydを完コピしたライブアルバムを取り上げようと思っていたんだけど、今朝Pink Floydのオリジナルメンバー「リック・ライト」の訃報が飛び込んできたので、急遽変更。
彼らの作品の中から、まだレビューしていなかったものから、リックの追悼になりそうなものをチョイス。
今回はどうしても彼中心のレビューになります。

Pink Floydの2ndアルバム。
このころはまだプログレではなく、前作の後バンドを去ったシド・バレットの遺産に肉付けしたサイケ中心。
ただ、「原子心母」以降につながる雰囲気は十分に感じられる。

「Let There Be More LightLet There Be More Light」ハード・ブルース・リフのようなギターのバックでサイケデリックなオルガンが鳴り響く。
静かなパートとハードなパートが交互に現れるボーカル部。

「Remember a Day」リック・ライト作のきれいな曲。
ピアノのきれいなメロディにスライドギターが絡み、後半になるにつれドラムがハードになっていく。
ただのサイケから”構築美”に変化していくのがわかる。

「Set the Controls for the Heart of the Sun」アフリカンな雰囲気のドラムに、ローズやシンセが加わり神秘的な雰囲気を醸し出している。
後半はシンセがプログレチックなフリープレイを見せるが、この辺が後のPink Floydの”深い空間”作りにつながっていると思う。

「Corporal Clegg」サイケではあるが、どちらかというとデビッド・ボウイのような明るい感じのサイケ。
どうしてなのか聞き込んでいると、ギター中心のロックなところが、オルガン主体のほかの曲と違う雰囲気にしているようだ。

「A Saucerful of Secrets」アルバム表題曲であり、ハイライト。
12分にわたるこの曲は、メンバー4人の名義で作り上げられた、音の積み重ねの美学。
それがただのサウンドコラージュに終わらないのは、建築学を学んだロジャー・ウォータースの”構築美”センスによるものだろう。
ある意味とてもサイケであり、ある意味とてもプログレである。
映画「Live At Pompeii」でも演奏されている。

「See-Saw」シド在籍時に作られたリックの作品。
同じようにサイケという言葉になってしまうが、前曲とは明らかに違う。
アクセント部を除けば、すごくきれいな曲。

「Jugband Blues」シドの作品。
タイトルにブルースとついているが…なんとも表現しづらい曲。
シド在籍時からのこれらの曲と表題作で大きく隔たりがあり、彼らの歴史の転回点が垣間見える。

定番度 80% 気分的に今は評価高めです

A Saucerful of Secrets - Pink Floyd LP/CD/MP3


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