Cream「Live Cream Vol.2」
先日、「ギターヒーロー3」というゲームソフトを、新規オープンの家電店オープン特価で、ギターコントローラーつきで3000円で買ってしまった。
もともと音ゲーと言われるものは好きで、古くはビートマニア、ドラムマニアから、子供向けのシャカっとタンバリンやドンキーコンガなどいろいろ買っている。
しかし、基本はゲームだ。
今回の「ギターヒーロー3」は、ギタリスト”気分”を味わうことが主となっている。
これがまた面白い。
で、そのゲームには実際のロックが入っており、私の世代的にはKISSやBlack Sabbas、The WhoやRolling Stonesなんかも楽しめる。
そんななか、高校生の娘が気に入ってプレイしているのがなぜかCreamの「Sunshine of Your Love」だったりする。
そんなわけで、今回は「Cream Live Vol.2」をレビュー。
このアルバムは、高校時代に買ったCreamの唯一のLP。
理由は「White Room」と「Sunshine of Your Love」が入っており、レコード会社のキャンペーンで廉価で売り出していたからだった。
思えば、こういうLP時代に買ったやつって、ホンと擦り切れるくらいプレーヤーにかけてた気がする。
「Deserted Cities of the Heart」アップテンポでハードなRock。
ベースとドラムのリズムはひたすら疾走し、クラプトンのギターはアドリブで弾きまくる。
3ピースで出せる最高の音の世界だ。
「White Room」今でもCMに使われたりする、Creamの代表作。
ライブなので、ちょっと演奏が荒い感じもある。
アドリブよりリフが中心だが、あちらこちらにおかずを入れて、各パートが自己主張している。
「Politician」ミドルテンポのブルースナンバー。
リズムはどっしりと重たいが、クラプトンのギターソロは今と変わらず(今が当時と変わらず…なんだろうが)ブルージーで素敵だ。
「Tales of Brave Ulysses」雰囲気的には「White Room」に似たところのある、ヘビーなナンバー。
ワウのかかったクラプトンのギターも良いが、ジャック・ブルースのベースが結構主張して良い。
「Sunshine of Your Love」裏打ちのリフがかっこいい。
思えばこの曲はCreamを知る前に、ロゼッタ・ストーンだったか、「ベイシティ・ローラーズ」からの派生バンドがヒットチャートでにぎわしていたのを聞いていた。
私の中学時代、男子はKISS、女子はQueenかベイシティ・ローラーズを聞いているのが洋楽通だった。
で、共通の話題はBeatles。
もっとも、洋楽を聴いてるのは数えるほどだったが。
しかし、だんぜん本家の方が良い(当たり前だ)
「Steppin' Out」自己主張のオンパレードなインプロビゼーション。
なにも理屈なしで、13分半、音を浴びるしかない。
定番度 85% Creamで一枚何かを聞くなら迷わずこのアルバム。
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