« The Charlatans「The Charlatans」 | Main | Mike Oldfield「Tubular Bells 4」 »

July 16, 2008

oasis「Standing On The Shoulder Of Giants」

4547366027600
2000年に発表されたoasisの4枚目。
これまでに発表されたアルバムのおかげで初登場1位にはなるが、後になればなるほど評価が薄くなっていく。
このころは、新しいことをするよりも今までのサウンドの焼き直しっぽい。
ただ、良いか悪いかは微妙だが、メンバー交代によって変化も見られる。
しかし、ソングライティングはノエル主導なので大きな変化には至らない。
最初の2曲が良いが、あとは小粒な感が否めない。

「Fuckin' In The Bushes」ファンキーなインストナンバー。
単純にリフがかっこよく、アルバムのオープニングを飾るにふさわしい曲だ。
SEでいろんな声・会話を入れて、そこから次の曲に移る感じなどはBeatlesの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のようなトータルコンセプト感を出そうとしていたのかもしれない。

「Go Let It Out」ちょっとけだるいミドルテンポのナンバー。
ねっからのOasisファンにはあまり評判がよくなかったらしいが、私は結構気に入っていた。
まぁ、1stや2ndを聞き込んでいなかったせいもあるかもしれないが。
この曲もアレンジにBeatlesの影響が見え隠れする。
「Strawberry Fields Forever」のメロトロンのような音も使っているあたり。

「Who Feels Love ? 」ベースの使い方がBeatlesのポールっぽくアレンジされているスローテンポの曲。

「Put Yer Money Where Yer Mouth Is」うーん、「Morning Glory?」のようなカオス系を狙ったんだろうけど、不発かな。

「Little James」お得意のバラード。
ワンパターンではあるけど、それゆえに落ち着ける。

「Gas Panic !」スローでちょっとヘビーな雰囲気を作っているが、ヘビーになりきれず、かといってグルーブしてる感じも無い…
ドラムパターンやベースのメロはグルーブがあってもいいはずなのに…

「Where Did It All Go Wrong ?」前曲に続きちょっとヘビーなアレンジ。
こちらはオルガンも取り入れたり、フィードバックを多用したりして60年代から70年代のサイケな仕上がりにしようとしたのだろうけど…まぁ、なじみやすいメロの曲ではある。

「Sunday Morning Call」こちらもお得意の”盛り上がり系バラードなのだが…過去の作品「シャンペン~」や「ルックバック」に比べると弱い。

「I Can See A Liar」バラードの後はアンコール的にロックンロールナンバーを…というパターンなんだけど、どうも印象に欠ける押しの弱い曲になってしまった。

「Roll It Over」うーん、悪い曲じゃないけどアルバムの締めとしては…?それに間奏のギターフレーズはジョージの「Something」

定番度 50%  今では影の薄いアルバム

Standing On The Shoulder Of Giants - oasis CD/MP3


<MANU.s Main Page
<index>


  

|

« The Charlatans「The Charlatans」 | Main | Mike Oldfield「Tubular Bells 4」 »

音楽」カテゴリの記事

90'S」カテゴリの記事

Comments

このアルバムにはガッカリしましたねぇ~。
「終わったな」と思いました(笑)。

Posted by: kiyo | July 17, 2008 08:13 AM

「kiyo」さん、いつもありがとうございます。

>「終わったな」と思いました(笑)。
根っからのoasisファンの皆さんの反応はそういう感じだったようですね。
私がこのアルバムを聞いたころは、そこまでのめりこんでいなかったので…最初は結構気に入ってましたよ。(といっても最初の2曲ですがね)
このアルバムの後に、ライブアルバムが出ましたでしょ、そこから初期の曲が抜群に好きになってきましたから、このアルバムはどんどん色あせていきましたね。

Posted by: MANU. | July 18, 2008 12:25 AM

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference oasis「Standing On The Shoulder Of Giants」:

» オアシス『Standing on the Shoulder of Giants』 [ROCK野郎のロックなブログ]
先日記事に書いた友人の子供が、とうとう産まれたとのことです。 ほんとに、おめでとうございます。 性別は予想通り、女の子だったそうです。なぜ女の子だと予想したかは内緒ですが、僕も長いこと生きていれば、産まれる子が男か女かくらいはわかるのです。 オアシスの....... [Read More]

Tracked on July 17, 2008 08:12 AM

« The Charlatans「The Charlatans」 | Main | Mike Oldfield「Tubular Bells 4」 »