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June 24, 2008

Yes「90125」

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前回紹介した「Asia」と同じく、プログレ面子が作った80年代的なロックアルバム。
とまぁ、回りくどい言い方をしたが、「Yes」名義になっているが、70年代にプログレの一角をになっていたバンドとは別物と考えている。

Yesというバンドについて語りだすと、ブログ数回分になるので別の機会にするが、出入りはあったものの「Yes」という名前でプログレのイメージをアルバム「Tormato」を作った後にボーカルのジョンとキーボードのリックが抜け、その後バグルスの面子を呼んで「Yes」を続けようとしたが、結局「Drama」一枚を残して解散…ここでYesの歴史は終わるはずだった。
その後、元Yes面子が集まり、そこにギターのトレバーを加えて「シネマ」というバンドを作り活動を始めた。
しかし、レコード会社の欲なのか、メンバーがYesにこだわったのか、アルバム発表の頃には「Yes」を名乗ってしまった。

で、これがYes史上一番売れたアルバムになったもんだから、世間的にはこれがYesになってしまった…

売れてるんだから、このバンドを否定することもしないし、いいアルバムだとは思う。
しかし、「こわれもの」や「危機」と同列に扱われるのは私は許せない。
このバンドはあくまで「シネマYes」あるいは「ロンリーハートYes」として、トレバー・ラビンをメインに、トレバー・ホーンがプロデュースした80年代を代表するロックアルバムとして独立評価して欲しい。
そうやって切り分けて聞いたら、捨て曲無しのすばらしいロックアルバムだ。

「Owner Of A Lonely Heart」シンセサンプリングによるオーケストラヒットという言葉をひろめた曲であり、80年代の大ヒット曲。
もともとギターのトレバー・ラビンが自分用に作っていた曲をYes名義で録音。イントロのギターフレーズ、歌の後ろでのアルペジオ、中盤のソロと、トレバーが大活躍。
Yesという名前なのでプログレっぽいイメージになってしまうが、80年代風の大げさなハードロック。

「Hold On」ギターロック。
ベースだけがんばってYesらしくあろうとしているが、ただのロック。
TOTOやJourneyと代わり映えしない、80年代風ロック

「It Can Happen」ちょっと複雑な展開を見せる「ただのロック」では終わらない作品。
しかし、中間のトレバーがボーカルをとる部分を聞くと、プログレではないなぁと。

「Changes」ギターのイントロは80年代キングクリムゾンを思わせる。
しかし、歌メロに入ったら、メロディックなミドルロック。
ボーカルにジョンが入っていないから、余計に骨太に感じる。

「Cinema」ハードギターインスト。
かっこいい曲です。
他のメンバーものびのびやってますし。
だからこの名前でのびのびやったら良かったのに…

「Leave It」アルバムの中では地味な曲になる。
アカペラコーラスに装飾的にいろんな音が出入りしている。
しかし、PVがすばらしく(この時代一世を風靡したGodley & Creme作)映像つきで聞くとこの曲の深さがわかる。


「Our Song」さわやかなギターロック

「City Of Love」こういう曲を聞いても、トレバーのソングセンスはいいなと思う。

「Hearts」やっとというか、最期にしてというか、ジョンのエンジェルボイスを生かした曲。
でも、Yesっぽいものではなく、彼のソロ作のようなきれいな曲。
それを無理やりYesっぽい荘厳なアレンジにしようと無理してる感じ。
時間も他の曲に比べてちょっと長いしね。

定番度 65% ロックの歴史として聴いておく価値はあり。

90125 - Yes CD/MP3


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