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June 16, 2008

Coldplay「Viva La Vida or Death And All His Friends」

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Coldplayの新譜、早速入手して聴きました。
最近、これまでの3枚もよく聞いてるんで感じますが、徐々に荘厳さを増してきて、それがColdplay節を作っていてるけど、このまま進むとバンドらしさが薄れてくるんじゃないかなと…。
で、この新作はちょっと荘厳さに足踏みをさせて…いるようにも聞こえるけど、ストリングスの比重が高かったり、ピアノバラードでもそのまま終わらず盛り上げていったりっと、ちょっと手を入れすぎてるんじゃないかと言う感じがある。
まぁ、「X&Y」も最初は違和感があったけど、聴きこむほどに気に入ってきたから、そういう魅力を持ったバンドと言えるのかもしれない。

前作までの成功で、ほっといてもある程度の売上は記録するだろうけど、「今までのほうが良い」「ちょっと苦手」というひとも多いかもしれない。

まぁ、成功してるバンドに対する期待値はかなりプレッシャーになるでしょうからね。

私は、「Viva La Vida」「Violet Hill」がすでにお気に入りなので、あとはバラード系が聴きこむうちに好きになるかどうか…ですね。

「Life In Technicolor」シンセがフェードインしてくる。
ギターアルペジオのリフが加わり、やがてアコギのストローク、ベースのフィルイン、ドラム、エレキギターと徐々に加わって、これから始まる新しい音の世界へいざなう…

「Cemeteries Of London」ピアノの弾き語り風だが、最初から奥の方でドラムのリズムが響いており、深い深い音世界を作っている。
やがてバンドが加わりちょっとマイナーな世界観をつくりだす。
前アルバム(X&Y)よりは、同じような曲調のものでも、少し力が抜けた感じ(いい意味で)

「Lost!」ちょっと地味に感じるのは、クリスのボーカルが淡々としすぎているせいなのか…
バッキングも前アルバムほど荘厳になりすぎず、でもしっかり音の奥行きは感じる深いアレンジで。
前アルバムもそうだったけど、こういう曲は聴きこむほどに好きになって来るんだろうなと。

「42」ピアノバラード…あまりにもベタなバラード。
と思いきや、曲の中ごろでちょっとノイジーなギター中心のバンドサウンドが加わる。
彼らのデビューは、デジタル志向に変わったRadioheadファンを、初期のRadiohead的な音楽で取り込んだ形だったのだが、Coldplayのサウンド自体がどんどんRadioheadをフォローしている気がする。

「Lovers In Japan/Reign Of Love」Japanをどうイメージしているのかわからないが、ちょっとだけチャイニーズっぽいエッセンスの入ったU2って感じ。
ドラム・ベースのリズムに対して、半分ほどのテンポで歌うところがU2ライクかな。
まぁ、プロデュースがそちらの人脈だから…
後半はピアノバラード。

「Yes」イントロはちょっとアップテンポだけど、ボーカルが入るといつものもったりしたテンポに引きずり込む。
ちょっと、今までとは違った作風で、たとえるなら耽美派のBowieやJapanといったところか。
最初は突っつきにくかったが、聴きこむと気に入ってくる不思議な曲。
ある意味裏切りであり、ある意味新境地ってことか。

「Viva La Vida」このアルバムのハイライト2曲、その一曲目。
ストリングス系の跳ねるようなリズムと、粘っこいシングルトーンの組み合わせ。
そこに静かに声を張ったクリスのボーカル。
ドラムは控えめにバス(ロータム?)だけでリズムを刻み、サビのところだけ音数を増やして盛り上げる。
シンバル系の音もデジタル処理で深く響かせてるし、ベースも目立たないのに音圧だけはしっかりとキープしてる。
最後の楽器がブレイクしてストリングスだけに鳴ったときにわかる、それまでの音の深さ。
この曲だけで、このアルバムも傑作だと言えるんじゃないだろうか。

「Violet Hill」ピアノバラードと歪んだギターのおかずの入り具合、これも安心できるColdplayの世界。
今までと変わったことも歓迎だが、”らしいよな”って言える曲があるのもうれしい。

「Strawberry Swing」力の入った2曲に続いて、ちょっと軽いタッチ。
他の曲でもそうだけど、リズム隊があまり目立たず、ストリングスのアタックを強めにしてリズムを強調している感じが多い。
ドラムの迫力とは違うんだけど、この音圧が結構心地よくて、音の深みにつながってる感じ。
ライブで、どういう風に処理するかが楽しみ。

「Death And All His Friends」最後を飾る、静かなピアノ中心のバラード。

定番度 ?% 80%以上は間違いないけど、まだ未知数。

Viva La Vida or Death And All His Friends - Coldplay MP3


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Comments

今日出会った知人が、「Coldplayいいですねぇ」
と言ってくれた。このブログを見て私も好きなことを知っていてくれたのだ。

さて、このブログを書いてからいったい何回聞いただろうか。
チャートでも案の定世界中で1位をとってるし。

間違いなく定番度100%ってことで。

もっとも、ここまで売れてたら私がどんな評価しようと今年のNo.1アルバムになるんだろうね。

Posted by: MANU. | July 01, 2008 at 09:55 PM

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