Oasis「(What's The Story) Morning Glory?」
そんなに大音量でかき鳴らしているわけでもないのに、なんとなく篭った音…さらに奥の方でくぐもった音のボーカル…特に変わったメロディや演奏をしているわけでもない…なのに、「あぁこれがOasisだ」と思える。
このアルバムを頂点として時代を築いたOasisの世界が出来上がっている。
私自身は、このアルバムが発売された頃は70年代懐古の時代で、ひたすら昔の音源をCDで買いなおして時代だったから、マッドチェスターの狂乱振りをしらない。
だから、このアルバムを耳にしたときはもうできあがったOasisとして聞いていた。
なので、「なるほど、すごいね」とは思えるが、時代と出会った興奮は感じられなかった。
どれも及第点以上の曲で、長く聞いても飽きない。
無理をしない王道のソングライティングと、リアムのボーカル(独特の味)によるものだろう。
ちょっとハードな「Hello」「Hey Now!」
いかにも「ヒット曲」な、Rockナンバー「Roll With It」
おそらく90年代のギターキッズが初心者の頃にコピーしようとしたであろう、シンプルでかっこいいオープニングリフで、ストレートなロックンロール・ナンバー「Some Might Say」
アコースティック調でもoasis節だよと「Wonderwall」「Cast No Shadow」
音作りも凝ってるし、一番余韻の残る他とは一線を画す曲。バラード系を除いて、一番この時期のoasisらしさが現れているハードなナンバーじゃないだろうか「Morning Glory」
90年代を代表するバラード…と言ってもいいくらい、わかりやすいバラード「Don't Look Back In Anger」
さらに、最後に、これでもかのバラード「Champagne Supernova」
ほんとに定番の盛り上がり方なのに、それに乗っかってしまえる。
その後の彼らのことを考えると言いたいことは山ほどありますが、まぁ、ここは素直に聞きほれればいいでしょう。
定番度 85% 90年代なら100%だったろうけど、今となってはベスト盤でも十分かも
(What's The Story) Morning Glory? - Oasis CD/MP3
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