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May 02, 2008

King Crimson「Lark's Tongues In Aspic」

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幾度かのメンバーチェンジ後、ジョン・ウェットン、ビル・ブラッフォードの二人がしばらく定着する時期の1枚目。
邦題は「太陽と戦慄」だが本来のアルバム名を直訳すると「肉ゼリーの中の雲雀の舌」…うーん。

「Lark's Tongues In Aspic (part 1)」緊張感…この一言に尽きる。
ビルのドラムとジェイミー・ムーアのパーカッションがバトルする。
デビッド・クロスのストリングが高音域での緊張を保ち、ロバート・フリップのギターが縦横無尽にかけめぐる。
計算されつくしているのか、インプロヴィゼーションの産物なのか、聞くほうも息を呑んでしまう。
ただ、若い頃はこの曲は苦手だった…

「Book Of Saturday」ジョンの甘い声が似合うバラード。
ジャジーなギターとデビッド・クロスのストリングスが静かな世界を作り出している傑作。

「Exiles」こちらもスローバラードだが、ドラムとベースが加わり少しメリハリが重視されている。
単独ならかなりいい曲なんだろうが、前後の曲がすばらしすぎるため少し影が薄い。

「Easy Money」最近TVコマーシャルでも使われた、ボーカルのリフが中心の曲。
後のメタル・クリムゾンへの序曲か。
ジョンの高域ぎりぎり(と感じさせる)声が妙な緊張感を漂わせる。
中盤のインプロヴィゼーションでのビルのドラムとジェイミーのパーカッションの絡みはこの時期ならではのもの。

「Talking Drum」ひたすらインプロヴィゼーションの作品。これも若い頃には苦手だったが…アルバム単位では必要な曲だろうが、単体で聞くことはないだろう。

「Lark's Tongues In Aspic (part 2)」1曲目と同じタイトルでパート2となっているが、こちらはリフ中心の統制された作り。
このアルバムで一番好きな曲。

定番度 85% King Crimson史でBEST3に入る作品

Lark's Tongues In Aspic - King Crimson CD/MP3


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