The Charlatans「Up At The Lake」
昨日のブログに続いて、今回届いたもう一枚はThe Charlatansの「Up At The Lake」
アルバムごとに前作と違う側面をだし、いい意味で裏切り続けてきた彼らの作品、今回は前作の「Wonderland」のFunky路線から一転、原点に帰るような爽やか目の軽い作品。しかし、独特の世界観は失われていないところが90年代から生き残っているよさだろう。
TRAVISはいつでも「裏切らない」でいつでも平均点以上だが、彼らは裏切りながらも常に平均点以上。
60sチックな、それでいて「Charlatansらしい」としか言えない軽快なギターポップでありパワーポップナンバーのアルバムタイトルナンバー「Up At The Lake」
ちょっとFunkyテイストなところが、前作からの流れを汲んだ感じ。前作では裏声を多用してたけど、それを避けてテイストだけ残したような「Feel The Pressure」
甘~いバラード。ギターアルペジオの音がシンプルで、古いテイストを残しながら、奥の方のスライドギターで厚みを増しているところが憎い。変わったことはしてないのに、深みがある「Cry Yourself To Sleep」
普通の「Charlatansらしい」ミドルナンバーっぽいのに、なにか引き込まれるものがあるのは…コーラスの入り方がBeatlesぽいからか?「Blue For You」
ちょっと哀愁色が強いが、前作までの同じような曲調より力が抜けて「らしくない」。しかし、充分通用するバラード「Loving You Is Easy」
「Try Again Today」「Apples and Oranges」と後半になって佳境となるのだが、いつもなら盛り上がってくるところでも力の抜けた爽やかさが貫かれている。
ベテランの味ともいえるし、逆に物足りなさに感じることもある。
でも、好きか嫌いかだと、間違いなく好きな音だ。
アルバムラストを飾る小作品…それがなぜか余韻を残してくれる素敵な作品「Dead Love」
定番度 80% - ベストじゃないけど不可ではない
Up At The Lake - The Charlatans CD/MP3
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