« November 2007 | Main | March 2008 »

December 31, 2007

PLAYBACK 2007

P1100081

今年も買うの少なかったなぁ…
好きなUKアーチストの新譜も結構でてるんだけど、わざわざ高い値段で買おうとしない。
音質悪くても、とりあえずネットで音源手に入れて安く売ってるときに買おうって腹だよねぇ。
1690円だったら輸入盤ショップでも手に入る値段だから、それより安くなってたら検討しようかって感じかな。なかなか2000円きらないアーチストのものは、「3枚買ったら25%off」なんてバーゲンが狙い目か。もっとも、そうやってでも欲しくなるCDはほとんど手に入れたかもしれない。

今年発売のものを新譜で購入したのは
 Anoushka Shankar & Karsh Kale 「Breathing under Water
 The Good, The Bad And The Queen 「The Good, The Bad And The Queen
位かな。もっともどちらも発売から大分経ってからの購入。
昨年発売のものでも
 BEATLES「LOVE
 MOGWAI 「ZIDANE
 Dream Theater「Score
くらいなものだ。

あとは、安くなってるのをみかけたり、ついでに買ったもの。
 Mogwai「Young Team
 Mogwai「Come On Die Young
 Mogwai「Kicking A Dead Pig
 Soft Machine「Third
 Radiohead 「Airbag/How Am I Driving?」
 Sigur Ros「Agaetis Byrjun
 Sigur Ros 「 ( ) 
 Oasis 「Heathen Chemistry」

ついつい衝動買いした変わった所で
 Miles Davis「10-CD Wallet Box」
なんと10枚組で千円台!
コアなJAZZファンではない私には充分のお買い得盤。
ただし、私なんぞがマイルスの音を語れようはずはなく、一生レビューはしないと思いますが。
というか、そんなことしたら、私の周りだけでも数名居るJAZZファンの地雷を踏んでしまう。

ということで、新しく発売された中から毎年選んでいるBEST3は…お休み。

来年は…すぐに買いたくなるような新譜出ないかなぁ…

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 30, 2007

Penguin Cafe Orchestra 「Broadcasting From Home」

Pen3
前の「The Good, the Bad & the Queen」と一緒に買った一枚

オーケストラの音合わせのように、ストリングスの音がフェードインして来る。やがてダンサブルなミニマルフレーズに変わっていく。ダンスと言ってもディスコやクラブのノリではなく、アルペンを背景にハイジたちが踊るようなダンスだ。そんな「Music For A Found Harmonium」から幕をあける。
次の曲も奏でるのはストリングスだが、そのフレーズはヨーデルを思い起こさせる。まぁタイトルが「Prelude & Yodel 」だから自然にそうなるのだが…

とにかく、ゆるゆるな感じが心地いい。彼らの過去のアルバムはもう少しアップテンポなものもあったが、このアルバムはゆるい。さすがに70年代に聞いたときのような驚きはないが、このクオリティは今でも充分通用するし、環境音楽とPOPをつなぐオンリーワンの存在。

他のお気に入りは、深ーいところで細かくひびくストリングスに静かなピアンが絡む5曲目「White Mischief」、まるでJAPANかYMOのようにドラム・ベース入りで彼らにしては特殊な7曲目「Music By Numbers」、海の中で鯨が鳴いているかのような9曲目「Air」、海の底に沈むようにクールダウンさせてくれる11曲目「Isle Of View」

今年の夏に、BEST盤とトリビュート盤が発売され、一部で再認識されだした「Penguin Cafe Orchestra」まずはそちらから体験するのもアリかも。
HMVで特集記事があります。

カルト度 100% わざわざこのアルバムを買う人はいないでしょう。まずはBEST盤でどうぞ。

Broadcasting From Home - Penguin Cafe Orchestra CD/MP3

| | Comments (0) | TrackBack (1)

December 18, 2007

The Good, The Bad And The Queen 「The Good, The Bad And The Queen」

094638547921
仕事でamazonで買い物する必要があったのでついでにCD2枚購入。手に入れようという目的はなかったけど、気になっていたものがバーゲンで安くなったので決定。そのうちの一枚がこのアルバム。

いろいろと本業の「blur」以外にユニットをつくって楽しんでいるデーモン・アルバーンが今年の初めにだしたユニット「The Good, the Bad & the Queen」の同名のアルバム。このユニット名・アルバム名を聞いて思い出したのが、マカロニウエスタンの名画「続・夕陽のガンマン」原題が「The Good, the Bad & the ugly」(いい奴、悪い奴、卑怯な奴)で、uglyとQueenを対比させてるところが皮肉屋のデーモンらしくて笑っちゃう。昔はテレビでしょっちゅうマカロニウエスタンやってたけど、最近見ないねぇ…もっとも本家ウエスタンも見ることないけどね。

アルバムの話に戻って、フロントマンはデーモンだけど一緒に組んでるのがまたすごくて、ベースに「The Crush」のポール・シムノンが入ってる。ギターとドラムも凄腕らしいけど、残念ながらあまり存じない。このドラムは結構好きだけどね。

つかみの1曲目「HISTORY SONG」 アコギのイントロにベースがかぶる時点でポール・シムノンの存在感がばっちり。というより、そうなるような曲作りとミキシングが施されてるんだろうね。デーモン世代にとっては」やはり「The Crash」はリスペクトすべきレジェンドなんだろう。

2曲目「80'S LIFE」 ウエスタン・タッチな曲。アルバムタイトルとこのイメージがリンクしてしまう。
3曲目「NORTHERN WHALE」 少し「Gorillaz」っぽさが垣間見えるが、ベースプレイが「Gorillaz」にならないように引き戻している。
4曲目「KINGDOM OF DOOM」アルバムの中でのブリッジになるような小曲
5曲目「HERCULEAN」 一番音作りに凝ってるかな。ジギーの頃のBowie様に通じるような感じ。ちょっとサイケっぽいバッキング、仰々しいコーラス、いろんな楽器が入れ代わる落ち着かない感じ…これがギリギリ崩壊しないところで保たれてる…最初は戸惑ったけど、何度か聴いてると結構はまってくる(笑)あとで調べたら、これが先行シングルだったようだ。道理で力が入ってるね。
6曲目「Behind The Sun」 なんか懐かしい感じ…コーラス・ストリングスの使い方がbeatlesッぽいからか?でもこのベースはポールにはできんな。
7曲目「The Bunting Song 」 ベース中心の曲だけど…それ以外書く事がない…
8曲目「Nature Springs 」 アコギアルペジオが中心…なのだが、コード変更時のスクラッチ音が中心と言えるほど、一番多く音を拾っている。ボーカルは遠くで響いているような処理。何度か聴いてると心地よくなってくる。
9曲目「A Soldier's Tale」 こちらも2曲目と近いウエスタンっぽい要素に、アフリカン?中南米?の雰囲気が混じった感じ。こういう無国籍感がデーモンのお得意なのかもしれない。
10曲目「Three Changes」 ドラムの異質な感じがなんともむずがゆい(笑)表現の仕様がない不思議な曲。
11曲目「Green Fields」 ラスト曲に向けて少しクールダウンさせる曲。とはいっても「誰がこの緑の大地を石に変えたんだ」というシニカルなメッセージソングらしい。(英語が苦手だと損するね)
12曲目「The Good, The Bad And The Queen」 一番ロックぽい作品。また、初期「blur」色が一番出てる曲。ドラム・ベース・ギター・ボーカルのバランスがいいんだよね。余計なものがいらない。変に凝らなくていい。うん、腕がよければシンプルなもので充分なんだ。ピアノだけのイントロから楽器が加わっていき、どんどんと疾走していく様はすばらしい。

ネットのレビューなどで言われたとおり、初期「blur」の雰囲気が色濃いけど、そのころはまだ張りがあったボーカルも、最近のデーモン節というかけだるさ全開…。「Gorillaz」よりもだるーい感じだが、ノスタルジーをさそうような曲作りがそこに暖かさを与えている。
おすすめは12曲目。というより他の曲はあまり後に残らない(退屈と言う意味ではない)

カルト度 70% UKマニア以外にはバンドの存在すら忘れられてると思う

The Good, The Bad And The Queen - The Good, The Bad And The Queen CD/MP3

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« November 2007 | Main | March 2008 »