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November 04, 2007

MOGWAI 「ZIDANE」

Zidane
amazonを利用する必要が出た時に、ついでに何か無いかとあれこれのぞいていたらこのアルバムが安くなってるのを見つけた。以前レビューした映画のサントラでもあるけど、元々Mogwaiの音への興味で映画を見たんで、Mogwaiの作品としてこのアルバムを手にしたかった。だもんで、安くなっているからどうしようかと思って2・3日迷っている間に「残り数1」となったんで即決。
副題は「A 21st CENTURY PORTRAIT」-21世紀の肖像とでも言えばいいんだろうか。

元々Mogwaiのほかの作品にも映画の一場面のような雰囲気はよく感じていた。この映画(DVDでだが)見た時は、音楽だけでも通用するなと思っていたが、いざアルバムで聞くと脳裏にピッチを動き回るジダンの足や飛び散る汗の映像が浮かんでくる。すでに、私の中で映像と音楽がコラボされてしまっている。こういう楽しみ方もアリですね。

1曲目「Black spider」抑え目なギターフレーズにピアノ(Rhodesか?)とが、静かに絡み合う。ベースはひたすら奥の方で深く響き続ける。バスドラは重くスネアは乾いた音で…いかにもこれからMogwaiの世界が開かれていくという感じの導入曲。
いかにもBGMッぽい「Terrific speech 2」「Terrific speech」「7:25」「Time and a half」「It would have happened anyway」といった曲が中心。映画とのコラボ用につくられたんだから、目立ちすぎないような曲調なのは仕方ないが、Mogwaiファンには少し物足りない。
少しでも変化があるのは、プチ轟音とアコギ・ピアノが対照的な3曲目「Wake up and go berserk」一見単調なピアノ小曲のようで、背景にプチ轟音が徐々に大きくなってくる「Half time」ちょっとSigurRosッぽい感じもあるかな。あとはベースフレーズが印象的な「Do have weapons」など
そして最後に「Black spider 2」オープニングと同じ感じで曲が始まる。いかにも映画らしく、エンディングに向かっていく…と思いきやなにか違う。プレーヤーの表示を見ると曲の時間が「30:27」ということはシークレットトラックがあとから出てくるのか。案の上、4分半ほどで曲がフェイドアウト。うーん、一昔前はこのシークレットトラックも面白かったけど、MP3で音楽を外に持ち出す時代に20分以上の空白時間をつくられてもなぁ…などと思っていたら様子がおかしい。いつの間にか底の底の方で音が響いている。静かなる轟音=ホワイトノイズ。今までの作品ほどではないが、やはりこれがMogwaiの醍醐味。予想外の至福の30分間

ボーっとBGM的に聞くのと、しっかり音を追いかけて聞くのと、どちらでも楽しめる奇妙な作品。

カルト度100% サントラ扱いだから、よほどのマニアしか買わないでしょう。だから逆に「俺はこれを持っているぞ」とオタッキーな満足感に浸れる1枚

「ZIDANE」 - MOGWAI CD/MP3

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