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November 14, 2007

Anoushka Shankar & Karsh Kale 「Breathing under Water」

Shankar
UKというには無理があるかもしれないけど、二人ともインド系イギリス人ということで…
Anoushka Shankar(アヌーシュカ・シャンカール)は昔から知っていて、仕事がバブリーな頃タワレコで買い物してて、ついでになんか衝動買いしようとワールド・ミュージックコーナーでシタールものを物色したときにジャケットの美貌に惹かれ買ったのが彼女の作品。あとからラビィ・シャンカールの娘だと知り驚いた。
で、先日ネットでCDショップをうろうろしてたら彼女の名前を見つけ、ついでの時に買いたいなと思ってた作品がこれ「Breathing under Water」(邦題:水の旅)
あるショップでバースデイクーポンをもらったのと、今までのポイントを合算してお安く購入。まだ輸入盤もそんなに安くなってないので、国内版しか取り扱ってないそのお店でも割安感抜群。

一緒にジャケ写に移ってるKarsh Kale(カーシュ・カーレイ)はタブラ(打楽器)奏者であり、プロデューサー。元々エスニックなサウンドを取り入れた作品をつくっているようだが…実はよく知らない(苦笑)

以前買ったアヌーシュカのCDはシタールの独奏。競演もしている父親のラビィはジョージ・ハリスンの師だし、世界的なシタール奏者。ということで、バリバリのインド音楽、あるいはデジタルビートとの競演を期待してたのだが…思ったよりPOPな作品にまとまっている。普通の洋楽好きな人でも聞きやすいだろう。私自身はもっとシタールの調べが聞きたかったけどね。

◎期待していた、シタール中心のインドエッセンスが生きる曲

3曲目「Breathing under Water」ちょっとオーケストラが盛り上げすぎるけど、シタールの甘い音世界を体験するにはいい曲。次のスティングの曲の露払い的な所もあるかもね。

5曲目「Ghost Story」一番インド音楽っぽい、タブラのリズムに乗って揺らぎのある女性ボーカルがつむぎだす世界。実はこういうのを期待してました。

6曲目「PD7」こちらは純粋なシタールの調べにビートが加わってはいるがインド音楽の雰囲気は残っている。男性ボーカル(というより唄いか?)も雰囲気ばっちし。

7曲目「Easy (feat. Norah Jones) 」こちらすばらしいボーカリスト「ノラ・ジョーンズ」とのコラボだけど、ボーカルがシタールなどと溶け合って邪魔しない。さらりと聴ける佳曲。このアルバムの目玉と言ってもいい。

11・12曲目「Oceanic, Part 1 、Part 2(feat. Ravi Shankar)」は、父親であるラビ・シャンカールとの競演。わたし的にはこの2曲でお腹いっぱい…というくらい素敵な演奏。同じフレーズをかけ合うだけなのに、すごく音が広がっていく。そして世界が広がっていく。

ラスト「Reprise」はシタールで静かに幕を引く感じ。

◎シタールを取り入れたインストもの
2曲目「Slither」デジタルビートにシタールを載せようとしてるんだけど…うーん、奇をてらいすぎて、シタールが楽しめない。(でも、何度も聴いてるうちに、一つの曲として気に入ってきたけどね)

8曲目「Little Glass Folk」シタールとオーケストラの競演だけど、むしろオーケストラが邪魔になってシタールのよさが消されている。後半の早弾きはシタールの特徴なんだけど…彼女のシタールだけのCDのときはその凄みにあっとうされたんだけどね。

10曲目「Abyss」音の中心は確かにシタールだし、ボーカルのうねりもインドっぽいんだけど、なんか違う。POPさが主で、エスニックが従になってるんだろうね。

◎せっかくのシタールが、間奏のソロ楽器扱いになっちゃってる曲
1曲目「Burn」普通のPOPな曲。まぁインド音楽に興味のない人にシタールの雰囲気を味わってもらうにはいいのかもしれないからオープニング曲なのかな。わたし的には低音でうねってるベースとシタールは結構合うなってのが発見。

4曲目「Sea Dreamer (feat. Sting)」スティングのボーカルがすごすぎて、ただの間奏扱いになっちゃった。いい曲なんだけどね。

9曲目「A Perfect Rain」ちょっと爽やかすぎて…(笑)インドっぽさが消えちゃってる。まぁそれが狙いで、POPにシタールを取り入れようとしてるのかもしれないけどね。

定番度 80% スティングやノラに惹かれるも良し、インド音楽の入り口にするも良し

「Breathing under Water」 - Anoushka Shankar & Karsh Kale CD/MP3

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