Coldplay「A Rush Of Blood To The Head」
2000年以降最高のバンドともいえるColdplay…ファーストアルバムですでに有名だったのだが、私は知らなかった…そのころは古いバンドをあさってばかりだったしね。でもいまや私の中では重要な位置を占めているこのバンド。彼らの2ndアルバム「A Rush Of Blood To The Head」(邦題:静寂の世界)ほんとはもっと早く紹介していてもおかしくないのにねぇ。
このアルバムに出会ったのは出張先のタワレコ。新譜としてコーナーが作られていたから2002年…もう5年前か。お薦めとしてコーナーが設置されており、試聴機のヘッドフォンを耳にかける。ヒット曲と書いてある2曲目を選ぶ。次の瞬間、このCDを買っていた。気に入るときはこんなものだ。
その2曲目は「In My Place」ドラムの音から始まり、ギターアルペジオが加わる。ある意味単純なフレーズなのにどこか琴線に触れる。どちらかといえば”ぼくとつ”ともいえるボーカル。そんなに凝った音作りでもなく、むしろシンプルな音を丁寧に扱っている。
あと、5曲目の「Clocks」印象的なピアノリフが全編を貫いており、そこにドラム・ベースが加わりだし、時を刻むかのようなリズムの上にゆったりとしたボーカルが加わる。プレイリスト「DEEP」に加わった1曲だ。この曲は昨年までの数年、テレビ放送F1のエンディングに使われていたのだが、実はそれまでは、「In My Place」以上のインパクトは感じていなかった。しかし、熱いレースのあとにこの曲が締めで流れることで、私の中に刻み込まれる何かがあったんだろう。このアルバムの中の一押し曲となっていた。「In My Place」がボーカルで引き込まれる曲ならば、この「Clocks」はピアノの響きに引き込まれた曲といえるかも知れない。
他はギター中心のミディアムロック「God Put a Smile upon Your Face」、バラード「The Scientist」「Warning Sign」、アコースティックな「Green Eyes」、「頭に血が上る」というタイトルながら静かな曲調のアルバムタイトル曲「A Rush Of Blood To The Head」 そしてラストを飾る「Amsterdam」(オクターブ上げたり下げたりするサビが印象的)など全体的に静かに聞ける曲が多いので、激しいロックが苦手な方にもお薦めできます。
定番度100% 洋楽好きなら間違いなく聞いておくべきでしょう。
A Rush Of Blood To The Head - Coldplay CD/MP3
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