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April 05, 2007

YES 「Tales From Topographic Oceans」

Yes5
前作「危機」で1曲だけでA面丸々、B面も2曲だけで合計3曲という離れ業(しかも全て名曲)をやってのけたYESの次なるアルバムは、なんと1面につき1曲、2枚組みで計4曲という…(苦笑)

アルバムタイトルは「Tales From Topographic Oceans」(邦題 海洋地形学の物語)前作でドラムのビル・ブラッフォードが脱退し、代わりに「プラスティック・オノ・バンド」などに在籍していたアラン・ホワイトが加わる。前作までのラインナップがベストだと思う私にはこの交代だけでもかなりマイナス評価。実際、サウンドの方もそのマイナス面が尾を引いた感がある。

「The Revealing Science Of God」(邦題 神の啓示)呪文のようなボーカルの重なりから始まるオープニング曲。基本的にはキーボードとベースのバッキング中心で、中間部になってやっとスティーブのギターが目立ち始める。前作の「Close To the Edge」をミドルテンポにして緊張感を緩和させ、荘厳さを足したような…って結局中途半端な曲になっちゃったねぇ。アランのドラムは、ソツはないんだけどビルほどのメリハリがないのがねぇ。もしドラムがビルのままだったら…などとつい思ってしまう。

「The Remembering」 (邦題 追憶)曲としてはきれいな曲。途中アップテンポの所もあるけど、全体的にゆったりとしてる。これが「1面1曲」というコンセプトがなければ、おそらくこの半分くらいの時間の曲になったんじゃないだろうか。あるいは、それで充分の小曲。

「The Ancient」(邦題 古代文明)なんというか無理やり難解な雰囲気の曲を作ろうとしている感じ。どうころんだってKing Crimsonのようなテンションにはなれないし、Pink Floydのような雰囲気も作れないのにね。中間部のアコースティックセッションだけ取り出したらいい曲なんだけどね。

「Ritual」(邦題 儀式)オープニングのベースサウンド、アップテンポの軽快なリフ、変拍子、アルバムの中では一番YESらしい曲。ドラムも頑張って変則リズムと手数で勝負してるんだけど、どうもキーボードとギターの陰に隠れてしまってる。だから余計にベースのゴリゴリ感が目立つかな。その隠れた分を取り戻そうとしてか、ドラムソロがあるんだけどそれこそバタバタしてて不要。

全体として冗長。「危機」の成功を間違った方向に展開させちゃったかな。でも、この反省が次の「リレイヤー」という名作を作ることになったのなら、通るべき道だったのかもしれない。

定番度 50% 間違っても初めてYESを聞く人にお薦めしてはいけないアルバム。

Tales From Topographic Oceans - YES CD/MP3

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