Pink Floyd「Is There Anybody Out There?: The Wall Live 1980-81」
こちらは2000年に発売された、「The Wall」発売後のツアーライブ。アルバム全曲を再現しています。というのも、この「The Wall」というのは、フロントマンであるロジャーが、スタジアム・ライブの時に客先との間に壁(温度差)があることを感じたことにインスパイヤされて出来たコンセプトアルバムだったので、実際にライブで演奏しながら客席との間に壁を築いていくと言うライブパフォーマンスが完成形だったんでしょうね。
サポートメンバーも入って、基本的にアルバムに忠実に演奏が続いていきますが、やはりライブならではのソロパートや、おそらく壁を築いてているからであろう長尺にアレンジされた間奏(The Last Few Bricks = 最後数個のレンガ)があったりはします。このアルバムだけでは分からないんですが、別に行われた「The Wall」のコンサート風景からレンガを積んでいく様子が予想できます。
実際にライブが行われてから20年を経てこのアルバムがでたときは、絶対次には映像作品がDVD発売されると踏んでいたのですが…出てきませんねぇ。
ライブアルバムと考えると、アルバム「The Wall」の曲しか演っていませんから面白みには欠けます。他のアルバム曲も混ぜたブートライブの方がいいかもね。でも、Pink Floydとして「The Wall」を全曲演奏したのはこの時期だけですし、おそらくもう二度とはないでしょうから…マニアは絶対押さえてるでしょうね。
再結成を除けば、これが4人が揃った最後の演奏になるのかな。
プレイの上手下手は彼らにはどうでもいいことで、これだけの雰囲気を醸し出せるパフォーマンスは評価に値しますよね。
定番度 60% ライブはやはり映像ものの方がいいね。
Is There Anybody Out There?: The Wall Live 1980-81 / Pink Floyd CD
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