Radiohead 「The Bends」
しばらくエリック・クラプトン一色だったが、ちょうどコンサートの日に注文していたCDが届いた。今回購入したのは、amazonのバーゲンでお買い得価格になっていた旧譜3枚。そのうちの一枚がRadioheadの「The Bends」彼らのセカンドアルバムである。
今年に入ってから、ボーカルの「Thom Yorke」のソロ作を聞いたのだが、このセカンドまではまったく別人ともいえるくらいの普通のUKロックのボーカリストの音である。ファーストの時点で「Creap」のヒットなどもありギターバンドとして売れていたのだが、それを決定付けたのがこのセカンド。音自体はMDで持っていて何度か聞いていたが、今回CDを買ってあらためてじっくり聞いた気がする
1曲目にアコースティックナンバー「Black Star」を配し、2曲目「Planet Telex」からはややポップよりなロックが続いていく。アルバムタイトル曲「The Bends」でもはっきりしたメロディのあるビートの聞いた曲だし「High and Dry」でも優しい声とメロディで聞かせてくれる。Bassのビートが利いた「Bones」などは堂々としたロックバンドではないか。他にはCreapの匹敵するバラードの「(Nice Dream)」唯一3枚目以降につながる雰囲気をもった「My Iron Lung」(これは今でもLIVEで演奏されているのでは)そしてバンドサウンドで演った「Black Star」と佳曲がそろう。
私のように3枚目以降のプログレ・デジタルビート系のRadioheadから入ったものには同じバンドとは思えない。このころのRadioheadはむしろ「The Charlatans」や「Travis」に近いジャンルに収まるだろうことに初めて気がついた(笑)。
同時に、「Kid A」以降、初期のRadiohaedファンが離れてしまったのも頷けてしまう。
定番度 70% 今のRadioheadを知らない人のほうがお勧めかも
The Bends - Radiohead CD/MP3/MD
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