Eric Clapton 2006JAPAN TOUR PART2
01. Pretending
メンバーが静かに登場し、ピアノのイントロが始まる。派手な演出など何もない、ライブハウスにでも登場するような普通のオープニング。いでたちもTシャツだし。しかし、ギターリフに入り、リフがツインギターのハモリとなるに連れて気持ちが盛り上がってくる。ボーカルはやや抑え目の感じ。ボーカル中のリフはサウスポーのギタリスト、ドイル君が担当。ストラト独特のトーンは違和感なし。中間のソロになるとエリック御大が気合のプレイ。若い二人にもソロを回して、トリプルギターの”バンド”を強調している感じ。90年代のヒット街道幕開けを飾る「Journeyman」(89年)からの一曲。ベスト盤にも入ってるから、軽いファンにもなじめる選曲だね。
02. I Shot the Sheriff
軽くギターの指慣らしの後。乾いたスネアのフィルイン。レゲエリズムに合わせて歌が始まる。バックの音は軽めでボーカル主体の演奏。コーラスのお姉さんが頑張っている。もちろんクラプトンもシャウトしてます。もちろん後半のソロはばっちり。かなり早弾きを駆使してます。(この曲、2日目からはセットリストから外れてる模様。大阪では初日だけのお得でした)70年代の名盤「461 Ocean Boulevard」から。
03. Got to Get Better in A Little While
ベースのファンキーリフから入って、ギターリフに突入していく。「Derek & The Dominos」のライブ盤にしか入っていない隠れた名曲。クラプトン、ファンキーギターもすげえ。でもソロはいつもの調子で手癖のオンパレード。ベースソロも入り、ノリノリのファンキーチューンだ。
04. Old Love
一転してスローテンポのバラード。クラプトンのもうひとつの顔、アダルトブルース満開の曲です。”泣き”のギターは涙もの。ブレスコントローラーを使ったキーボードソロも入るんだけど、そこだけレゲエリズムにするなどちょっと趣向を凝らして(ピンクフロイド見たいな雰囲気)…でもちょっと失敗かな。間延びした感じがした。
これも「Journeyman」からの曲
05. Tell the Truth
つづいてミドルテンポのブルース。フィルインでデレク君のスライドギターが大フューチャー。この曲が収録された「Layla & Other Assorted Love Songs」ではデュアン・オールマンがサポートしてたけど、このデレク君は彼の再来といわれてるし、何といってもデレクという名前は、「Derek & The Dominos」から取られたらしいしね。因縁の一曲か。
ドイル君のボーカルも採用されたが、ギターに比べて苦手みたい(苦笑)
06. Motherless Children
前曲のエンディングから軽いドラムソロ(といっても長めのフィルイン)からギターのイントロフレーズ。ソロからダブル、トリプルとイントロフレーズが続いた後、スライドギターのメインフレーズ…トリプルギター炸裂!ッて感じのノリノリチューン。今回のツアーがトリプルギターだと聴いていたのと、事前に聞いたセットリストから一番期待していた曲。いやぁ、このトリプルギターフレーズは期待以上に素晴らしい。コンサートのラストやアンコールにしても充分通用する感じ。あぁ、観にいってよかった!!!この曲も「461 Ocean Boulevard」からだけど、記憶の限りではライブ盤になっているコンサートでは演ったことないんじゃないだろうか。(DVDがどんどんでてるからそちらは知らないけど)
この曲が終わったら、アコースティックセットの準備のため3分ほど中断。
スポンサーである佐川のページにレポートがありました。
http://clapton2006.jp/special/tourstart.html
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