The Police 「Reggatta De Blanc」
UK中心にやってるわりに抜かしてた貴重なバンドのひとつがThe Police。
ちょうどUKでもパンクが中心になっていた頃なので、パンクに分類されていた。確かに三ピースのシンプルな構成といい、シャウトといい、スマートな風貌といい、なかなかそれらしい雰囲気はあった。もっともThe JAMも同じくくりだったが、The PoliceにしてもThe JAMにしても、PistolsやCrushとは全然音楽性がちがう。しかし、産業ロック・大作主義と対極をなすということで語られたならば仕方ないだろう。
ThePoliceの「Reggatta De Blanc」(邦題:白いレガッタ)は彼らの2ndアルバム。なぜイタリア語かは不明だ。
The Policeを知ったのは、ラジオから流れていた「Message In A Bottle」(邦題:孤独のメッセージ)今までにない曲調にノックアウトされた。今でこそロックとレゲエ・スカの融合は当たり前だが、少なくともラジオでオンエアされるような曲では当時までなかったんじゃないだろうか。レゲエのカバーなんかはあったけどね。今改めて聞いてみると、Stewartのドラムがその雰囲気のキモなんだろうと思う。ハットの刻み方や、軽いタムに対して、重厚感あるバスドラ。ひたすらかっこいい。Andyのギターは、音は重くないのに存在感が重い。アルペジオの使い方やカッティングのリズムがひとくせもふたくせもあって、また音作りもリバーブのかけ方が絶妙で、譜割どおりにコピーしてもあの味は出せない。
そこにStingのあの声が乗っかるのだから…唯一無比の孤高の存在だ。
ほかにお勧めの曲はドラムのイントロが最高な「Regatta De Blanc」ソロになっても定番で演ってる「Bring On The Night」ロケットをスティックで叩いていたビデオクリップも秀逸なレゲエナンバー「Walking On The Moon」やはりドラムが最高な「No Time This Time」
定番度70% 「見つめていたい」でしかThe Policeを知らない人には一度聞いてもらいたい
Reggatta De Blanc - The Police /CD・MP3
「音楽」カテゴリの記事
- Pink Floyd 「The Dark Side Of The Moon」50周年記念イベント(2024.06.17)
- 久々に「The Wall」を観た(2015.09.08)
- Kraftwerk「Trans Europe Express」(2008.06.06)
- 90年代UKのベスト1と言っても過言じゃない「Screamadelica」(2006.04.27)
- 35年の歴史。Live版ベストアルバム 「The Word Is... Live」(2005.10.10)
「70'S」カテゴリの記事
- Pink Floyd 「The Dark Side Of The Moon」50周年記念イベント(2024.06.17)
- 映画『シド・バレット 独りぼっちの狂気』(2024.06.02)
- Queenについて語ろう その2(2019.02.13)
- Queenについて語ろう(2019.01.02)
- Kraftwerk「Trans Europe Express」(2008.06.06)
The comments to this entry are closed.
Comments