BEATLES流サイケの夜明け 「Revolver」
今日は片道5時間超の長距離ドライブ。途中で思い立ち、カーステ直結のMP3のプログラムをBEATLESのアルバムを順番に演奏する設定に。結局往復10時間強のあいだに「Please Please Me」から「Yellow Submarine」まで聴いた。
そのなかからまだ紹介していないものでお気に入りをひとつ。それが「Revolver」だ。
誰もが知っている曲としては「Eleanor Rigby」「Here, There And Everywhere」「Yellow Submarine」あたりかな。
でも私のお気に入りは別にある。順番に行くと…
「I'm Only Sleeping」- あとのアルバムやソロによく出てくるjohnの”けだるい雰囲気”を最初に確立させた佳曲。
「She Said She Said」- おそらく「あなたの好きな曲は」というアンケートのBEST100には一生入らないだろうけど、大人になって聴くとどんどん味が出てくるマニアックな1曲。
「For No One」- そのまま聴くとpaulお得意の甘いバラードだけど、中学生のころ買った「ビートルズ詩集」で一番気に入った詩の曲。「彼女の目には何も映っていない。誰のために泣いたのか…ずっと続くはずの愛だったのに…」次の「Sgt. Pepper's」に入っている「She's Leaving Home」とセットで聴くとなお悲しい。
「I Want To Tell You」- 学生のころはそんなに好きじゃなかったけど、この不協和音ぎりぎりのところで張り詰めているコーラスとバッキングが味のあるサイケな1曲。
「Tomorrow Never Knows」- テープの逆回転などを多用したサイケ感満載の音にjohnの声がぴったりと乗っかる隠れた名曲。この1曲が次の「Sgt. Pepper's」につながる。実際、今日はこの曲と「Sgt. Pepper's」のイントロの雑踏の音が続いて流れた時に鳥肌が立った。
このアルバムは「LET IT BE」「HEY JUDE」(アメリカ版の後期BEST)についで買ったアルバム。普通なら「Sgt. Pepper's」や「Abbey Road」を買うんだろうけど、それは友達が持ってたしね。当時はレンタルレコードも無かったから、友人と違うのを買っては録音して聞きあってた。買った当時と今とで、全然評価する曲が違うという、変わった1枚かな。
定番度 100%
Revolver - BEATLES/LP・CD・MP3
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