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March 27, 2006

本物のジッパーは伊達じゃない「Sticky Fingers」

sticky
Rolling Stones70年代の幕開けを飾るアルバム。もちろんその当時、私はStronesの存在など知らなかった。まだ7歳だもんな。

今、何度目かの来日をしているStones…今回は観にいけなかった。というか、さすがにもう枯れてきて見るのが辛いだろうと想像してた。しかし、観にいった友人の話だと”もう最高”だったらしい。悔しい…。

そのセットリストの話題になったときに、「ここ一番気合の入ったときにやるナンバー SWAY」という話があった。Heavyなブルースナンバーで、確かにこのギターソロはブルース全開の気合の入ったもの。今回のステージでどのようなソロが繰り広げられたんだろう…やっぱり悔しい…

私が大阪ドームに観にいったときは、このアルバムから「Bitch」がサプライズナンバーとして演奏された。こちらはご機嫌なファンクナンバー。最高にかっこよかったのを覚えてる。(どうだうらやましいだろう)

その翌日には「Wild Horses」をやったらしい。渋いバラードナンバー。これもめったにやらない。(聞いた人はうらやましい)

つまり、ステージでサプライズに使って、オーディエンスが喜ぶナンバーがこのアルバムには詰まってるってこと。必ずやる定番も押さえるのは大事だけど、このアルバムを知っていればよりステージが楽しめるってものだ。

しかーし、このアルバムはなんと言っても1曲目の「Brown Sugar」今でもステージの定番であり、代表曲のひとつ(というか代表曲いっぱいありすぎ)イントロのリフだけで身体が動き出す。気がつけば膝より下の位置にエアーギター抱えて前傾姿勢…気分はキースかロニーか(アルバムのころはミック・テイラーだけどね)

そして最後にクールダウンさせてくれるような「Moonlight Mile」
あぁもうお腹いっぱいです。

そうそう、ジャケットは本物のジッパーを使った、「アンディ・ウォーホール」デザインのもの。CDだとあの衝撃は味わえないだろうなぁ。もし紙ジャケシリーズがでたら要チェック。

定番度 90%  新しくstonesファンになった人は必聴

Sticky Fingers - The Rolling Stones / LP・MP3

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March 03, 2006

80'sアイドルと決め付けるなかれ「Rio」

rio
前回やっと2005年の総括が出来たのだが、今年に入ってから買ったCDはまだ2枚。
それも買うのを目的にしていたのではなく、必要があってPCソフトをamazonで買ったときについでに廉価で売っていたものを買った。この「Rio」と「Seven And The Ragged Tiger」の2枚、両方「Duran Duran」だ。

彼らのことはデビューアルバムから知っていて、当時JAPANなどを聞いていたところにその派生としてUKで起こったニューロマンティックというムーブメントのはしりだったと思う。FMで音を聴いて気にいり、その後TVのプロモフィルム番組(まだMTVが始まる前)で見た彼らは、フリフリのシャツ・カラフルな髪・化粧といういでたち。ターゲットは少女であることは明白だった。もっともセカンドシングルのプロモは日本ではボカシが必要な過激なものではあったが…

で、この「Rio」に話を戻すと、アルバムを手にする前にMTV系の番組でプロモを見ており、ただのお人形から脱皮して曲が好きになっていた。
この頃レンタルレコード屋がでてきて、良く借りていた。でもどうしても欲しいアルバムもあったが、5つ違いの妹を洗脳(笑)して自分のこの身の音楽を教えまくって、妹に買わした何枚かのレコードのうちの1枚だったかな。そうして、アルバム単位でカセットにいれ、カーステで大音量で流していた。

「Hungry Like The Wolf」「Rio」といったヒット曲はもちろん、他の曲も良く棄て曲なし。後からシングルカットされ、今では彼らの代表曲にもなっているが「Save A Prayer」は最初に聞いたときからお気に入り。次のラスト曲「The Chauffeur」とともに、憂いを感じる雰囲気は私の好みにピッタリだった。

この時期、ニューロマンティックからブリティッシュ・インベンションへとムーブメントの流れは変わったが、底にソウルのある「Culture Club」とこの「Duran Duran」は音楽としても抜け出ていた気がする。「Duran Duran」ではやはりベースラインが肝じゃないだろうか。
John Taylerは顔もかっこいいが、ベーステクも相当なもんだと思う(ベースラインを彼が作ったかどうかはわからないが)

そういえば、当時バンドを組んでた私は、中古で見つけた「IBANEZ」のスルーネックタイプベースを衝動買いしたっけ。Johnと同じモデルだった。でも、ブルースバンドに変わったから「SEYMOUR DUNCAN」のJAZZベースを買って、「IBANEZ」は売っちゃったっけ。勿体無いことしたなぁ…。

定番度 50%  80's好きにはマストだけど、アルバムじゃなくベストのほうがいいだろうね。

「Rio」 - Duran Duran/CD・LP

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March 02, 2006

2005年に買ったCD(いまさら…)

2005
前回Coldplayを紹介したことで、2005年に買ったCDを振り返ることができるようになった。
というか、年末に原稿を書いていたのだが、BEST3を決める時に「X&Y」だけまだ紹介してなかったので、先に紹介してから…と思ってるうちに3月になってしまったのだ。
で、せっかくなので「2005年振り返り」を今頃(笑)やってみたいと思う。
以下は、昨年末に書いた原稿である。
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年末になると「今年を振り返って」と言うテーマがあちこちでささやかれる。
で、今年買ったCDをチェックしてみたら下のとおり(抜けてるのもあるかもしれん)
これでも少ないほうかな。MP3とかダウンロード販売利用するものもあるから減ってきてる。
CD買うときは、最初から欲しくてショップやネットで買うもの、出張先でふらっとタワレコ入った時に買っちゃうもの(3枚組みで二千円台のセットものとかね)、amazonで何か買うときに一緒に買ったり安売りしてるもの、あとは中古店で見つけてつい買っちゃうものになるかな。あと、デパートなんかの駐車場利用したときに、駐車料金をチャラにするために買うのもあったな。

今年発売されたものを買ったもの
Royal Albert Hall : London May 2, 3, 5 & 6, 2005 - CREAM
The Word Is... Live - YES
Takk... - Sigur Ros
Don't Believe The Truth - oasis
Government Commissions (BBC Sessions 1996 - 2003) - MOGWAI
Master Of Chant Ⅲ - Gregorian
Master Of Chant IV - Gregorian
The Darkside - Gregorian
X & Y - Coldplay
I LOVE U - Mr.Children

ショップで安くてつい買った懐かしもの
The Music - The Music
The Best of - the nice
Wired - Jeff Beck
Blow By Blow - Jeff Beck
There & Back - Jeff Beck
Toto - TOTO
Hydra - TOTO
Turn Back - TOTO
King of Blues(3CD) - B.B.King
The Story of Blues(3CD) - Various Artists
At Budokan - Cheap Trick
急いで口で吸え - スネークマンショー

ネットで廉価販売してて買ったもの
On Stage - RAINBOW
The Madcap Laughs - Syd Barrett
Barrett - Syd Barrett

McDonald & Giles - McDonald & Giles
Pablo Honey - Radiohead

中古ショップで見つけたもの
Elemental - Tears For Fears
Raoul and the Kings of Spain - Tears For Fears
Gentlemen Take Polaroids - Japan
The Boomtown Rats - The Boomtown Rats Best
Eat `Em And Smile - David Lee Roth

その中でBEST3を選んでみる。
この3作には順番は無くどれもお気に入り。

Takk... - Sigur Ros
X & Y - Coldplay
Government Commissions (BBC Sessions 1996 - 2003) - MOGWAI

どれも浮遊感というか、空間を感じるというか…(すごい感覚的ですね)
ノリノリで聴いたり、一緒に口ずさんだりするよりは、何かをしている背景(仕事や運転など)で繰り返し繰り返し流して、音に埋没している時が多い。私にとってのヒーリングですね。

さて、今年はどんな音に出会えるだろうか。

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