思ったより聞ける?「The Madcap Laughs 」「Barrett」
仕事の合間にamazonを覗いていたら、oasisのCDがDVD付きの限定版なのに921円という信じられない値段で売っていた。多分、大量に作ったわりに売れなかったんで叩き売ってるんだろうけど。
で、それだけだと送料が必要なので一緒になんか買おうと廉価コーナーを探してたら、Syd Barrettの1stと2ndを発見。邦題は「帽子が笑う…不気味に」「その名はバレット」。PinkFloydファンであるにも関わらず、一度も聞いたことはなかった。PinkFloydの1stは強烈だったし、その中心人物であるSyd Barrettが精神に異常をきたし、脱退した後に作ったソロアルバムという情報は頭に入っていたので、あえて買う気がしていなかった。しかし、今回2枚とも1000円を切る価格だったので買ってみた。
聞いてみたら予想に反して聞きやすかった。Floydの1stがエレクトリックなサイケ色十分だったんで、そこからさらに狂気側へ行ったらどうなるのかと思っていたけど、音はアコースティックでいい感じ。Floydの「bike」や「原子心母のBサイド」に通じる感じ。あるいはDavidBowieの1stにも似ている感じがした。
ただ、「今、針飛んだ?」(CDでそんなことあるはずがない)と錯覚するようなリズムの引っ掛かりが数度あったりするところが”正常じゃない”所以か。情報では歌詞の世界にかなり”きている”ものがあるようだが、そこはまだわからない。歌詞も気にしながら聞き込んだら分かるのかもしれないが、そこまでの語学力は私にはない。
1stでは1曲目の「Terrapin」と7曲目の「Octopus」がいまのところお気に入り。
2ndはFloydメンバーがバッキングを後から重ねたせいで普通っぽくなっているので、アコースティックでのどかなのに”ずれてる”緊張感のある1stがお勧め。といっても、よほどのサイケ好きかプログレ関連ならどんどん深めたいってひと以外にはお勧めしません。
でも、しばらくはCDコンポの中に入れっぱなしで繰り返し聞くと思う。
MP3プレーヤーに放り込んで、長旅のお供に聞くと結構いけるかもしれない。
カルト度100% 本文以上には言うことなし
「The Madcap Laughs 」「Barrett」 - Syd Barrett CD
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