STAR WARS サーガの幕開け 「episodeⅣ a new hope」
STAR WARSの1作目を飾ったのは、全9部作の4作目にあたるエピソード。邦題は「新たなる希望」。最初から続編や全9部作るつもりだったのかは分からないが、当初は副題はついておらず、単に「STAR WARS」と呼ばれていた。
今はおなじみのあのテーマ曲にのり、手前下から奥の方へ文字が流れていく…このSTAR WARSスタイルがやたらとかっこよかった。ついで逃げる宇宙船それを追いかける巨大戦艦が画面いっぱいに広がって、広がって、広がって…どんだけでかいねん!ってくらいの圧倒感、圧迫感。このオープニングも毎回少しずつ趣向を代えて、わくわくさせてくれる。
ストーリーは細かく書くつもりは無いので、興味のある方は検索してDVD販売サイトなどで見て欲しい。
ちょっと線の細い主人公に、やんちゃな姫、そして荒っぽい仲間…まるで漫画のような設定で、悪者と戦っていくだけなのに見飽きないのは次々起こるハプニングと男心をくすぐるメカニックの数々。そして肝心の決闘は剣(ライトセーバー)での肉弾勝負という、ちゃんばら遊びの記憶をくすぐる憎さ。
当時は若手で無名な役者が揃う中で、アレック・ギネス(「戦場にかける橋」「アラビアのロレンス」)やピーター・カッシング(「ドラキュラ」シリーズのドラキュラに対抗する教授。ちなみにドラキュラ役のクリストファー・リーはエピソードⅡ・Ⅲのドゥークー伯爵役)という超ベテランが渋い役どころで押さえを利かし、活劇がはしゃぎすぎないようにしている。
最近の3部作はCG中心だから驚きはしないが、1作目当時は精密な模型と背景をつかい、模型をかすめるように近づいて撮影するカメラワークであの迫力を出していたのだからすごい。ちなみに今出ているDVDは当時の映像にCGを追加した編集版。すべて特殊メイクだったエイリアンもCGで水増しされているようだ(歩くジャバ・ザ・ハットは当時は居なかった)
この1作でも完結できる形でエンディングをむかえているので、ハッピーエンドの大団円。次に繋がる複線(死ぬのではなく戦線を離脱させられるダース・ベイダーなど)もあるのだが、主人公は正義、敵は単なる悪として描かれている。この続編から人間関係が複雑になっていくのだが…1作目の人間関係といえば3人の主人公の三角関係をにおわすくらいか。
定番度100%
STAR WARS episode4 A New Hope - DVD
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