もうピークは来ないのか…「Don't Believe The Truth」
oasisがマッドチェスタームーブメントとして人気絶頂だった頃は、私の中は70年代懐古&再認識の時代だった。ラジオからの新しい音源を求めるでもなく、MTVとも疎遠になって、入ってくる情報は雑誌の新着情報くらいだから、お気に入りのアーチストの情報くらいしか追っかけない。アナログからCDに変わったこともあって、ひたすら昔のアーチストのCDを揃えていた。だから、かなり遅れてから彼らを知った。
90年代も終わろうかというときにBEATLESの「I am the Walrus」をカバーしたものを聞いた。アルバムではなくシングルのカップリングだったのだが、今までBEATLESのカバーで気に入ったものがあまりなかった私が気にいった数少ないものだ。少しハードなところがかっこよかった。
その後、安くなっている旧譜を買って聞くうちに、”わかり易いROCK”としてのoasisが気に入っていった。4枚目以降はリアルタイムで新譜を聞いているのだが…カバー曲は好きだったりするが、オリジナル曲は昔のものを越えられない。
先日、6枚目の新譜が発売された。早速入手したのだが…
シングルカットの3曲目「LYLA」は気に入った。一番OASISらしいし、その粘っこさは安心できる。あとは8曲目の「Part of the Queue」のハードアコースティックくらいだろうか。そのあとの9曲目はギターソロが目立つ(といっても定番のフレーズで”らしすぎる”感覚)がそれ以上には評価できないし、ラスト曲にいたっては「あぁやっぱりな」って感じの大団円で想定内でしかない。
他はどれも地味に感じる。いい意味では”落ち着いた”ということかもしれないが、とげとげしさがない。
彼らのアルバムが出るたびに2ndアルバム「What's The Story Morning Glory? 」とどうしても比較してしまう。不幸なことに傑作すぎたアルバムだけに付きまとわれるし、超えられない壁と化しているのだ。
まぁしかし、何度か聞いてるうちに気に入ってくるのも、彼らがアルバムを出すたびに感じるていることだから、ちょくちょく聞きなおして行こうと思う。
もし、うまく行ってサマソニに見に行けたら…こんな評価は関係無しに盛り上がるんだろうな(>俺)
定番度 70% oasis自体が定番だが、2ndを100としたらこの位か…
Don't Believe The Truth - oasis/mp3
こちらのリンクからプロモビデオが見られます。
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