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November 29, 2004

MTVのオープニング「The Age of Plastic」

bugglesどういう順番で紹介していくか迷うのですが、まずは私の興味が広く浅いことを露呈しとけば後が楽だろうと…ということで、ミーハー時代でもある80年代からもひとつ出しておこうと悩んだ。80’sといえばMTVという新しい音楽との触れ合い方ができたことが大きい。

それまでは新しい音楽を知るのはFMの洋楽ヒットチャート番組と、好きなDJが紹介する貴重な情報。(渋谷陽一のサウンドストリートで多くのアーチストを知ったよなぁ…)そこにビデオクリップというものが加わったのはMTV(アメリカの音楽専門の有線チャンネル)とそれを模倣した番組。DJ(VJ?)を介さず、ただ延々とクリップを流す(私の住んでる京都のローカル局では毎週金曜深夜に4時間弱の番組があった)音楽にビジュアルという要素が加わった。

その後出てきたアーチスト(ブリティッシュインベンションっていってたと思う)からもいずれ紹介するが、まずはバグルス(BUGGLES)の「The Age of Plastic」(邦題「プラスティックの中の未来」)なぜこれを選んだかというと、アメリカでMTVが誕生した時に一番目に紹介されたのがこのアルバムの中の「ラジオスターの悲劇」という曲。あぁ、これなら知ってるって人も多いと思う。「ビディオ キル ザ レイディオスター」と繰り返す女性コーラスでわかるかな。ビデオがラジオスターを殺したってのは、MTVが「これを見てればラジオはいらんよ」という宣戦布告でもあった。

このバスルス自身は、その1曲以外はほとんど知られてない(苦笑)音としてはキーボードのジェフダウンズのシンセワークとトレヴァー・ホーンのボーカルというシンプルなものがほとんど。それが上手く機能してるのはアレンジの上手さかな。このアルバムの価値はこれ自身というより、ここから大プロデューサー トレヴァー・ホーンが生まれたこと。このアルバムの後に一旦メンバーとして「YES」に合流したあと、プロデューサーとしてYESの最大ヒット「ロンリーハート」をヒットさせ(YESファンとしては功罪あいまっているが)、「ABC」や「フランキー・ゴーズ・ハリウッド」など時代の寵児となるアーチストをヒットさせたりと大活躍。
一方、ジェフダウンズのほうもYESのあと「ASIA」というスーパーヒットグループを結成させ、唯一のオリジナルメンバーとして今も続けている(ヒットチャートにはあがらないが…)

よくもわるくも80’sの陰にはトレヴァー・ホーン。そしてそのルーツがバグルス。
ロック魂から見ると辛い時代だが、いまでも特集される80’sは記憶に残る(というか「あーそんなのあったよなぁ」と思い出せる)時代のキーになるアルバムだ。

(カルト度90% ただし「ラジオスターの悲劇」だけ定番度90%)

*The Age of Plastic - BUGGLES CD

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November 26, 2004

ここらでカルトなものも…「The Boomtown Rats」

定番ものも山ほどあるけど、そればっかりやってるとカルト(マニアック)なものまで回らないので適当に混ぜていきます。

ということで「The Boomtown Rats」これはBEST盤なんですが、ブームタウンラッツがバンド名。実は一番最近買ったCDで、出張先の中古CD屋で偶然見つけたもの。(タワレコやHMVでも見た事がなかった)

ブームタウンラッツは70年代にパンクロックが流行ってきた頃に出てきたシンプルなロックバンドだけど、MTV以前のプロモーションフィルム(ビデオではない 笑)番組で「ライク・クロックワーク」という曲をみて気に入った。LPを買うほどでもなかったんだけど、そのあとにヒットした「哀愁のマンデイ」で曲を聞いてぶっ飛び、LPを買いに行って、そのあとで「ライク・クロックワーク」(収録LPはA Tonic For the Troops)のバンドと同じだと知り、遡ってLPを集めたなぁ。

世間的にはその「哀愁のマンデイ」の一発屋という評価しかないかもしれないけど、80年代の「エイド」(BANDAID)ブームを起こしたのはこのバンドのボブ・ゲルドフで、彼が在籍していたバンドって事で名前だけは知られてたかも知れない。つい最近、「LIVE AID」のDVDも出たとこだしね。(欲しいけどまだ買ってない)

話は戻って、このベスト盤は先の2曲も当然収録されているし、持ってなかったファーストの曲や、シーンから消えていったあとの曲も入っていたり、お得…だけど、やっぱり耳になじんでる2ndから4thアルバム(全部LPで持ってる)の曲がいいなぁ。「哀愁のマンデイ」もいいけど「ラットトラップ」や「サムワンズ・ルッキング」もいいなぁ、ボブの声は上ずってネバッとした歌い方だけど、これが独特でいい。で、演奏はシンプルだしそのギャップが面白い。その後、似たバンドは出てないんじゃないだろうか。

このボブだけど、2回目で紹介したPinkFloydのアルバムを元にした映画「THE WALL」で役者として主演してる。ただ、台詞は一切無し(笑)ま、映画というよりアルバム1枚分(2枚組だけど)の長大なプロモフィルムみたいなもんだしね。(その話題はいつかまた…)

そうそう、DVDが出たことでBANDAIDが今年復活するらしい。
どんな面子になるのやら…
(定番度 10% カルト度 90%)

*The Boomtown Rats - The Boomtown Rats CD

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November 25, 2004

プログレへの入り口「Dark Side of the Moon」

darkside1回目を書いた後、行事参加やその準備・打ち上げなどで早速「毎日更新」が途絶えちゃいました。3日も持ってない…
気を取り直して、今日はPink Floydの「Dark Side of the Moon」邦題の「狂気」のほうが有名か?
タイトルを直訳すれば「月の暗い側」意味するところは「地球から見えない月の裏側」ってことだけど、「人間の表に現れない裏側の部分」ってことで、邦題の「狂気」ってのは上手くつけたと思う。
このブログのタイトル「Another Side of MANU.」はこのアルバムタイトルからイメージしたんだけど、「Dark」にするとイメージが悪いんで「Another Side」にしたってのは余談。

もひとつ余談をすれば、このアルバムは発表されてから15年間、チャートのTOP200に入り続けたというアルバム。が、プログレというカテゴリをつけられたために日本では敬遠されてます。音的には効果音が派手だったり、インスト曲があったりでヒットチャートものを好む人にはとっつきにくいしね。それに歌詞が英語(あたりまえだ)だからね。でもこの歌詞がいいんだまた。

心臓の音に始まり、心臓の音で終わるトータル10曲。それらが効果音でつながり(LPだったのでA面B面の間は途切れるけど)アルバム1枚トータル43分で一つの世界。聞き出したら一気に最後まで聞いちゃうすごいアルバムです。
後半7曲目から最後までは圧倒されます。その音も大好きだけど「All that you~」(あなたの~すべて)が延々と繰り返される歌詞の世界もひきつけられるし、逆にA面最後の曲は女性ボーカルのスキャットだけ(邦題は「虚空のスキャット」)の曲も迫力満点。ライブを見に行ったとき、3人のおねえさま(ソウルシンガーって感じのコーラスグループ)がこの曲を再現していたときは鳥肌もの。

このアルバムとの出会いは、中学1年の頃だったかな。二つ年上の母のいとこがいて、遊びに行ったときにこのLPを聞かせてくれた。そのときはいっしょに聞いたもう一枚の「炎」ってアルバムのほうが気に入ってたんだけど、後日輸入LP屋に行ったときにジャケットが目立つのでこっちを買った。その頃は持ってるアルバムはあまりなかったんで、1枚かったら数日は聞きっぱなし。それこそ飽きずに何度も何度も。

CDになってクリアな音で聞けるようになって、ささいな効果音まで聞けるようになったけど(最近高音質のCDで再発されたから欲しいけど、それを再生するハードを持ってない…残念!)最後の曲の後の心臓音の効果音の後、LPの最後でブチッブチッって繰り返す針の音までふくめて「狂気」っていうイメージが残ってるんだなぁ…
(定番度 60% 但し英米では90%)

*Dark Side of the Moon - Pink Floyd LP/CD 

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November 20, 2004

まずは”LET IT BE”

LetItBeブログというものが話題になったときに、「書きたいことがあったら bbsに書くからいいや」という気持ちでしたが、好きな話題を軽く書いていくのも面白いかなと思いだして数ヶ月…なかなか最初の一歩が踏み出せませんでした。
仕事でPCに向かってるとき、車で移動しているとき、電車で移動してるとき…私はいつも音楽がなっている環境にいます。だったら、その日に聴いた音楽の中から一つ話題にしていくだけで結構出来るんじゃないかなと。
あと、映画も好きだからその辺も混ぜながらね。
MANU.のもう一つの側面…だから、「Another Side of MANU.」ってことで。

で、第1回目だけはこだわりでいこうということでBEATLESの「LET IT BE」
なでこだわるかというと、初めて自分のお金で買った洋楽LP(笑)だから。

もともとは映画少年で、小学校のときからFMの映画音楽特集を録音してた。だから初めて買ったのはマカロニウエスタンのサントラ集だったけどね。で、ある土曜日、学校から帰ってきて新聞のTV欄見たら「ビートルズのレットイットビー」と書いてあった。ビートルズの名前は聞いたことあるし、映画を見る目的でTVの前に座った。もう後半になっていたんだけど、アップルビルの屋上ライブになったらなにか熱いものが心に張り付いた。ロックのライブなんて見たことなかったしね。
次の日だったか、次の週末だったかは忘れたけど、こずかい握り締めてレコード屋へ走って、このLPを手に入れた。もう何回聞いたか知れない。
最初のうちは「I've got a feeling」や「Get Back」がお気に入りで、何度か聞いていくうちに「Let it be」や「The Long and Winnding Road」のようなポールの甘いバラードに惹かれていったなぁ。
今のBEATLESに対する思い入れは大分変わったけど、入り口は間違いなくこのLPだった。
ここから遡るように聞いていったんだよなぁ。

最近「Let it be Nakid」がでたけど、音のよさやポール達が目指していたものなどとは別に、私の思い入れとしての「Let it be」は間違いなくこのオリジナル版なんだよなぁ。
(定番度 100%)

毎回、最後に所有してるかどうかを書きます。今回の場合はLPとCDで持ってるからこうなります。
(読んで興味を持って借りたいと思った人は一声かけてね)
*Let it be - BEATLES LP/CD

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