レ・ミゼラブル 「One Day More」
「レ・ミゼラブル」は、息子らがミュージカルを学んでいるころにDVDで映画版を買っていた
息子らはお気に入りで何度か観ていたようだが、長い作品なので私はなかなか観ることができなかった
また、「25周年記念コンサート」というDVDもでており、そちらも息子らのために購入していた
今回の「ワールドツアースペクタキュラー」も形式としてはこの「25周年記念コンサート」に近い物でした
映画版はストーリーを知るには最適で、当然場面によって時代や演者のいる場所が変わります。服装やメイクも変わるので物語がわかりやすいですね。
特に中盤のクライマックス「One Day More」という名曲では、コンサートだと演者が次々マイクの前に移動して掛け合いをするのですが、一緒にいるのか違う場所にいるのかもわかりづらい
しかし、映画だとそれぞれが歌っている場面がつながれているし、掛け合いもわかりやすく素晴らしい
一方コンサートでは、場面は想像しながらも、歌に集中して複数の演者がそれぞれの場所で同時に歌う迫力が素晴らしい
その「One Day More」はミュージカルの掛け合い曲の至高だと思うので、その曲に絞って解説を
映画では前半のクライマックスとして。それまでの登場人物がそれぞれの心境で歌います
革命(暴動)を明日に控え「明日こそは」と歌うものです
まずは主人公のジャンバルジャンが静かに歌い上げます
逃亡生活を送りながら「明日からは生き直そう」と
次いでマリウス(ジャンバルジャンの娘に恋する青年)が、姿を消したコゼット(ジャンバルジャンの娘)を想い歌い、そこに父と逃亡するコゼットが重なるように想いを歌い上げます
次いでエボニーヌ(マリウスに恋しながら、マリウスとコゼットの間を結ぶ)が届かない恋心と孤独を歌います
そこにマリウスとコゼットが掛け合いのようにフィルインしてくる…まずますエボニーヌの孤独が際立ちます
次いで、革命の準備をする青年アンジョルラスが「明日こそは」と決意を歌うところにマリウスが恋心をとるか友との革命をとるか迷う心を歌います
ここからジャンバルジャンの「One Day More」の一節をはさみながらさらなる登場人物が現れます
ジャベール(ジャンバルジャンを追う軍人)が明日は革命を阻止して学生たちを懲らしめようと歌い
テナルディエ夫妻(コゼットの育ての親、エボニーヌの親、悪徳宿屋)はみんなで勝手に盛り上がってろ、そのすきにおこぼれで一儲けしてやると歌う
そして民衆が声をそろえ明日への決意を歌っているところにマリウスが駆け付け、恋心よりも友との革命を選ぶことを歌い上げます
ジャンバルジャンが高らかに「One Day More」と歌うと、これまでの各登場人物が重なるように自分の思いを歌っていきます
そして全員の声がそろって「明日こそは!」と盛り上がっていく
映画はそれぞれのアップが切り替わるので、誰がどこで歌っているかもよくわかります
この曲が終わると、翌日の各名場面となり、静かに「民衆の歌」が始まります
舞台ですと、つぎつぎ交代しながらマイクの前に進み歌い上げる形です
そして全キャストで歌い上げて第一部の幕となります
うーん、文章にすると伝わりにくいとは思いますが、この曲の動画だけでも観ていただいて、そのあとはぜひ全編を映画か舞台で体験してみてください












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